ゆうこう

90年生/書店員5年目/作詞作曲短歌詩/小説と映画とアートと音楽が好き

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【美術館レビュー】 マティス展

マティス展、行って来ました!!! 正直、マティスのことはなにも知らず画集とか見てもなにがそんなにいいのかな?と思っていた所がありましたが、生で見たら、もう、最高でした。 今日ちゃんと学んだ知識ですが、マティスはフォーヴィスム(野獣派)というジャンルを開拓した人で、“感覚に直接訴える色彩”を生涯通して探求した人みたいでした。 なので、今回は細かい解説など読まずに感覚で鑑賞してたのですがやっぱり色に唸りました。コントラストと配色がどれも絶妙で、ポップなのにディープで、どの作

    • 【映画レビュー】怪物

      「怪物」見てきました。 昨日は休みだったのですが、台風が近づいていて雨風がすごかったです。 「怪物」の公開日じゃなければ間違いなくずっと家にいましたが、映画の中でも台風が来るシーンがあって…ずぶ濡れになりながら無事に帰って来て考えると、昨日見るべき映画だったなと思いました。 さて、感想ですが… やはりカンヌの脚本賞作品の感想をさらっと書くのは難しいです。 見終わって一晩経って、じっくりと考えたこと書きます。(長いです) 最初の自分の感想は、メッセージ自体は非常にシ

      • 【エッセイ】 チバユウスケさんの言葉

        先日、佐久間宣行さんのANN0を聞いていて最後の方でThe Birthdayの「誰かが」という曲が流れてきた。 佐久間さんのラジオはエンタメ制作の深い話を聞けてたのしいだけじゃなく、選曲のセンスのよさに毎回シビれる。 ラジオというのは思いがけない出会いがあるからいい。 ところで なにかに忙殺されていると、自分で何かを選ぶことが難しくなる。 アルゴリズムがすごい。広告がすごい。そのことに自覚的でないと自分が自分であることが難しくなる。 自分は何が好きなんだっけ? c

        • 【詩】 生まれてくる

          空白を前に どんな言葉を書いてもいいのだと ペンを握る 言葉でなくてもいいのだと 言葉で書いてみたりしたあとに 言葉がどこから来るのかを 追いかけてみることにした 伝えたい ことがあるから言葉を探す 書きたいことが 見つからないのは 伝えたい人が 見つからない時 私は 私のために言葉を紡ぐことができない 私のために私を語る必要が あまりないような気がしてきている だとするとこれは どこから生まれてくる 言葉なのでしょう 目を閉じるとそこにあるのは いろいろなあなたの

        【美術館レビュー】 マティス展

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          【短歌50首】 ぼやけていく

          離れてくほど遠ざかる最悪と愛しているのエコーチェンバー これまでの気持ちがしぼみ新しい気持ちと星と夜の拡大 星が動くのではなくて歩いてる夜空には見慣れたオリオン座 空を見て淋しくないと思えたらきっと世界の外側にいる 空っぽの広い夜空をパンパンに満たす返事を待ってる時間 想像をする習慣を止めちゃうときっと一生が片想い うつむいて小石を蹴って追いついて角を曲がってから前を向く いつだって二人は世の中にあって二人きりでは居られなくなる 君がすてきになるたびにくやしく

          【短歌50首】 ぼやけていく

          【詩】青の言葉

          適当な言葉で 愛を語らせて 僕はそうだ 今とても哀しい 詩はいつも 哀しい時にやってくる うれしい時には 言葉はいらない よろこびを言葉に 変えてしまいたくない 言葉は哀しみと共にある 僕が感じている最高を 誰とも分かち合えない時に そうして僕は哀しくなって 初めてペンを握ります 僕の言葉が青いのは つまりはそういう理由なのです 書き出すと あとからあとから感情が 湧いてくるのに追いつけず 殴り書きしたノートには 一つも意味がないようでした だから泣くしかなくなって 滲んだイ

          【詩】青の言葉

          【エッセイ】back numberについて

          back numberのNEWアルバム『ユーモア』めちゃめちゃ聴いてます。 職場にback numberファンの人がいてback number について話すことが増えて、去年くらいから改めてback numberをじっくり聴いていました。 自分はそれなりに音楽ジャンキーなので、好きな音楽って色々あるのですけど、back numberっていうバンドが好きっていう感情については一回ちゃんと向き合った方がいいなと思って文章を書いてます。 なんで、好きか。 考えたのですが、す

          【エッセイ】back numberについて

          【詩】場所を空ける

          今、場所を空ける 言いたいことがあったはずだ 伝えたいことがあったはずだ わかってもらいことがあったはずだ わたしがここにいたから 君は不自由になってしまった わたしの声が出なくなったのは わたしのペンが止まったのは わたしが君を見張っていたからだ わたしは君を知りたかった わたしは君を見つけたかった 君がなにを語っても 頷く覚悟を持っていた さあ、聞かせて さあ、出ておいで そうやって君を萎縮させてしまった わたし“が”知りたいと思っていた わたし“が”見つけたいと思って

          【詩】場所を空ける

          やさしさをつかめますように(歌詞)

          歌声が 歌声が そのままに響きますように この歌が この歌が やさしさをつかめますように いつも 心は 形を変えてしまう 温かい言葉も すぐに冷めてしまう いつも たのしい 気持ちでいられない なんで? どうして? 幼い子どものような気持ち 歌声が 歌声が そのままに響きますように この歌が この歌が やさしさをつかめますように ララララ ルルルル

          やさしさをつかめますように(歌詞)

          やさしさをつかめますように

          やさしさをつかめますように

          やさしさをつかめますように

          【エッセイ】Official髭男dismさんの「Subtitle」について

          Official髭男dismさんの「Subtitle」について何かを書いてみたいと思います。 自分にとって重要なことが歌われているような気がしてて、そのわけを書きながら考えてみたいと思っています。 朧げながら残っている記憶で、ゆずの北川悠仁さんが斉藤和義さんの『歌うたいのバラッド』を聴いた時に「ぜんぶ言われちゃった!」っていう感想を持ったという話をMステかなんかでしてたのを思い出したのですが、 今回の、ヒゲダンさんの『Subtitle』は今の自分にとってまさにそんな感じ

          【エッセイ】Official髭男dismさんの「Subtitle」について

          【詩】もし君が見つけて読んでくれるのならば

          こんな言葉をもし君が 見つけて読んでくれるのならば 僕はあなたに褒められて 好きだと言ってもらいたい だからこれから書くことは あなたに伝えたいことを 僕の言葉で捕まえる までの僕との戦いを 超えていけるということを あなたに見せることだけに 集中をして僕は今 部屋で一人で見つけ出す 次の言葉に手を伸ばす 考えないで手を伸ばす 考えちゃうといなくなる あなたは遠くなっていく 幻の君、消えていく さみしさがまた忍び寄る 食いしばれ! 歯を、食いしばれ! ここで逃げるな悲し

          【詩】もし君が見つけて読んでくれるのならば

          【詩】どうしてる

          ねえ どうしてる? 君に 問いかける 君? 君 君ってもう ずいぶん前から 誰のことだか わからなくなってる 夜がこわいと 思ったことはあまりない さみしさに 飲み込まれてしまう身勝手さや 空白に 馴染んでしまうことの虚しさを 慈しむことが 好きだったから (朝にこの言葉を解釈してはいけない) 夜は 夜だけは そんな自分を 許してくれる 夜を ネットに書くことは まちがっている ネットは いつも 誰かが見ている 見られる 可能性が ある その前提で書く言葉

          【詩】どうしてる

          ある夏の日(歌詞)

          とても暑い日だ 今日は 家中の窓という窓を開けて 風が吹き抜けていく中で部屋にいる 昨日の夜に映画を観て 少しだけ飲みすぎた缶ビールが 朝方の眠りを邪魔して水を飲んで2度を寝した これはある夏の日 なにげのない ただの夏の日 名前のない夏 汗ばんだTシャツを洗って 布団を干したりゴミを捨てたりして 風が吹き抜けるままの 床に雑巾を掛けたりもする 頼んでいた荷物が届いたり 読みかけの本のページを捲ったり アイスコーヒーを作ったり あなたのことを考えたり これはある夏の

          ある夏の日(歌詞)

          ある夏の日

          #音楽 #音楽制作 #作詞 #作曲 #弾き語り #アコギ #オリジナル #夏

          ある夏の日

          ある夏の日

          知りたい(歌詞)

          全然うまく行ってる感じがしないけど とりあえず今日も呼吸を繋いで暮らしてる 最近は蒸し暑い日が続くけど 午後からの雨がそれを冷ましてくれたよ うれしい時はそのままでいいんだよ それを言葉にするとかそういうのはもういいんだよ でもうれしい時はすぐに過ぎてゆくから さみしくなるからその時に歌を書くんだよ 君と話したくて でも話せない日々を超えたよ 昨日、君と話せてよかったよ そしてまた君と話せない時間に色濃く包まれるよ 一人だとさびしくはないのに 君と話すと寂しくなる だか

          知りたい(歌詞)