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鉄分との向き合い方

人間の体内にはどのくらいの量の血が流れているのだろうか。

人間は体内の鉄分が不足すると、
貧血になる。

「貧血」「鉄分」
わたしの人生の永遠の課題と言ってもいい。

重度ではないものの、常に低血圧で貧血気味。
女性に多いと思うのだが、この体質を持つものは常に鉄を意識した生活を送らなければならない。

鉄は人体に必要なミネラルの一種で、成人の体内に約3gから5gが存在します。
そのうち70%は、赤血球のヘモグロビンや筋肉中のミオグロビンに存在します。
残りの30%は、肝臓や骨髄、筋肉などに貯蔵鉄としてストックされています。

e-ヘルスネットより


採血のときは少しだけ緊張感がある。
注射が苦手(びびり😂、針を直視できません。怖いもん無理。)なのもあるが
採血で気分が悪くなる確率は50%くらいだ。
採血後はベッドで寝かせてもらったり、一旦どこかで休憩してからではないと動き出せないことがある。
毎回、一か八かの気持ちで挑む。

(仕事の中抜けで健康診断に向かった時は、この休憩時間の発生により他の人より少しだけ帰りが遅くなるので、ラッキータイムでもあった。笑)


妊娠中は鉄材の薬を処方された。

生理中は鉄分のサプリメントを必ず飲む。

献血をしたら「薄いので使えません」と言われる。

出産の直後も貧血で一瞬倒れた。


貧血アンド低血圧なため、朝ごはんはとても重要だ。
しばらく何も食べていない“胃がからっぽ状態”のまま活動しているとふらふらして倒れる、という経験が何度かある。


20歳くらいの頃。当時の彼氏の家にお泊まりした翌朝、〇〇駅までごはん食べに行こう!と寝起きに電車に乗った日があった。もちろん胃はからっぽ状態のままである。

きっと寝不足や、お酒や、何かしら他の原因もあったのだろう。
20分ほどで目的地へ到着するはずの電車の中で、どんどん気分が悪くなるのを感じた。
嫌な汗をかいていた。決して暑くはない季節だったのに。

次第に目の前の景色がモノクロになった。
わたしの世界から色が消える。
これはやばい、、危険なやつやん、、と認識しつつも、混んでいた車内で手すりにつかまり
あと少し。。と言い聞かせてひたすら我慢していた。
こんなところで我慢強さを発揮しなくても、、と思うが混雑している車内で座り込むことは憚られ、声を出すことも出来ず、彼氏に頼ることができなかった若かりし頃。

地獄の20分を耐えてようやく到着した駅。
ホームに降り立った瞬間、わたしは倒れたらしい。


目が覚めると、無機質な壁とチカチカする蛍光灯。
駅の医務室だった。
電車を降りてからの記憶がない。
ベットの横には、「気づかなくてごめん」と心配しすぎて医務室の壁くらい顔面蒼白になった彼氏がいた。
いや、なんかごめんね。
突然目の前で倒れたらびっくりするよな。貧血ぽい、ってちゃんと言えば良かったのにね。


電車内での貧血は何度か経験がある。
わたしの中でのお決まりパターンがあるため、貧血状態に突入すると、うーわー、きたきたきたー、と身構える。
世界がモノクロになりそうなギリギリ一歩手前でふらつきながら途中下車をして
よたよたしながらホームのベンチで水を飲み、呼吸を整えて休憩をする。しばらくしたら落ち着くので大丈夫。

乗車中の貧血は、下車出来るまでの車内の時間がとてもとても長く感じる。
一駅ってこんなに時間かかったかな。
何度も何度も、回り続ける時計の針を確認する。
もちろん進んでいるのだけれど、いつもよりゆっくりに思えて仕方がない。一分がとてつもなく長い。
早く早く。
もう頭の中は次の駅のことでいっぱい。わたしの視界から色が消える前に、早く。


たいていは朝ごはんを食べていなかったり、ダイエットをしていたときだ。
ちゃんと食べていた日もあるが、それはきっと他にも体調が良くない部分があったのだろう。


カフェインも取りすぎると体内の鉄分に影響が出るらしく
産後は大好きなコーヒーはほどほどにしている。
ブラックはやめてカフェラテにし、家では1日3杯までと決めている。
外食などのお店のコーヒーは2杯まで。生理中は1杯まで。
それも多いかもしれないけど。ミルク多めに免じて許して。


低血圧もあるためか熱い温泉も得意ではない。
熱い温泉から出ると急激に体内の血が巡るためか、フラフラするのだ。
それこそ貧血のときのように、モノクロの世界に突入しそうになる。
水分補給はしっかり。熱すぎるお湯は禁止。

同じ理由で、流行りのサウナは少し怖い。
逆に大丈夫だったりするんかな。
岩盤浴は大好きだけれど、サウナの方が室温(湿度?)が高かったような。
熱波をヴァッッサー!と浴びてみたい気もするけれど。整ってみたい憧れはめちゃくちゃあるけれども。


母も貧血気味の体質なので、遺伝なのだと思う。
ありがたいことに他は健康体であまり大きな病気をしてこなかったのだが、
「血」「鉄分」はわたしの永遠のテーマだ。


それにも関わらず、わたしはずっと納豆とレバーが苦手であった。
今まではひじきとほうれん草で乗り切っていた(乗り切れていないけどな)のだが
そろそろもう苦手とか言っていられないよなーと、うっすーく焦っていたところ。

そうしたら先月、突然に納豆を克服した。
まさかの出来事でそれ以来、多少寝不足やとしてもすこぶる調子が良い。
納豆最強説。いや、ただの思いこみかもしれないけど、今は調子に乗らせてほしい。

鉄分と向き合うための武器が一つ増えたいま、このまま乗り切れるかどうか密かに実験している。


突然の納豆克服話はこちら↓


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