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わたしの本棚

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3度の飯より本を読みたい、本はわたしをどこまでも連れて行ってくれる魔法。わたしの本棚のきろくです
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#川上未映子

2月の読書 | 本という娯楽へ逃げ続ける

2月の読書 | 本という娯楽へ逃げ続ける

下書きしたままでいつの間にか3月も終わりかけ。最近はいろいろと考えることが多い。そんな日々には小説を読みます。違う世界へ連れて行ってくれるから、最高の気分転換になる。2月はたっぷり時間をかけて、単行本全601ページの川上未映子さんの長編を読みました📚

黄色い家/川上未映子

歪んだ生活。善と悪の狭間で幼い彼女たちに何を判断することができたのだろう。いや、あれは悪だったのだろうか。さまざまな問い

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1月の読書 | 「今」で繋がることの大切さ

1月の読書 | 「今」で繋がることの大切さ

断片的なものの社会学/岸政彦

「誰にも隠されていないが、誰の目にも触れない」読み始めてすぐにやってきたこのワードにハっと心が動いた。あぁこれはわたしが日々の中で大事にしていることのひとつ。この景色も、この気持ちも、この匂いも、色も、肌触りも、今、わたしや一緒に味わったひとだけの秘密なのだと感じるとき、贅沢な時間が流れる。誰にも自慢しなくても、知られなくても、生きてるって感じる。ときに「私を見て」

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