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唯麗 ユウリ
2024年6月24日 14:56
ニーチェやユング、錬金術師は、この現実とは別に、第二の現実(第二の客観的世界)や高次の現実を見ていました。しかし、彼らは空想の世界に生きていたのではなく、しっかりと現実の世界に生きていました。けれども、もう一つの現実の世界にも生きていました。彼らは二重の現実を生きていたのです。問題なのは、「リアリティとは何か」ということです。認知科学の世界では、物理的世界だけでなく、臨場感のある世界もリアリテ
2024年3月29日 23:44
1.公理世界の中にあなたが生まれたのではなく、あなたの意識から世界が生まれたのです。この世界はあなたの意識の中にある幻想の世界です。これはハイデガーの被投性や世界内存在とは真逆の発想です。───────────この世界はあなたの意識の中にあるので、世界全体がホームであり、アウェイは存在しません。───────────あなたが偶然にこの世界に生まれ落ちたのではなく、むしろこの世界
2024年4月15日 09:12
理想の世界を想像し、イメージの中で創造してください。そして、その世界に住むことを想像してください。───────────この世界自体が幻想です。そのため、理想の世界を想像し、その世界に住むことを空想することは、別の幻想の世界に移るようなものです。自分で作り上げたメタバースに入るようなものです。───────────空想の世界に住むことは現実逃避ではありません。現実自体が幻想であり、
2024年4月14日 16:12
孤独を愛し、自己充足している人は、人生で苦悩することが少ないでしょう。一方、依存的な人や他者の目を気にする人は、人生で苦悩することが多いでしょう。───────────孤独は苦痛であり、寂しいと感じる人は、孤独の真の価値に気づいていないのです。───────────ツァラトゥストラは孤独でしたが、彼には鷲と蛇が一緒にいました。もののけ姫のサンも人間とは関わっていませんでしたが、山犬
2024年4月28日 11:34
ブッダは6年間苦行しました(苦行6年)。達磨大師は壁に向かって9年間座り続けました(面壁9年)。そしてツァラトゥストラは10年間、山に籠もりました。内的変化にはそれだけ時間がかかるのです。ですから、焦る必要はありません。ツァラトゥストラは10年間山に籠っていましたが、飽きることなく、自らの知恵を愛し、孤独を楽しんでいました。孤独の中でも魂は充実していました。ツァラトゥストラのように、孤独でも行
2024年6月1日 15:25
ニーチェの『ツァラトゥストラ』は孤独な者や孤独を愛する者の教典です。孤独は不幸ではなく、むしろ自ら進んで選ぶほど価値のあるものです。『ツァラトゥストラ』を読むことで、孤独の価値に目覚めます。『荘子』に登場する「神人」も孤独の世界で遊んでいました。あなたも、ニーチェや荘子のように、神聖な孤独の世界に入り、優雅に暮らすことで、超人や神人のような美しい存在に生まれ変わるでしょう。──────