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親に恵まれなかったら？して良かったこと・しない方が良いこと

ユウミンカフェ

はじめに



親に恵まれなかった人は、世間一般的な人生よりも、我慢や努力を強いられることになります。

ゲームを嗜む方に分かりやすく書くと、
「人生」というゲームを、ハードモードで初見プレイすることになります。

本来であれば親に教えてもらえることを教えてもらえず、
年を重ねれば重ねるほど、「こんな当たり前のこと何で知らないの？」と怒られる経験をしたり、
周りの子に置いていかれるような感覚を覚えたり、
悔しい思いをしたり…
親に恵まれなかった者にしか言語化できない感情が生まれるはずです。

今回の記事では自身の経験から、親に恵まれなかった時にやって良かったこと・しない方が良かったことをまとめました。
なぜこの記事を書こうと思ったかというと、
「分かっていたら（知っていたら）もっと上手く立ち回れたかもしれないのに…」と思うことが多々あったためです。

私は現在30代前半ですが、

対象
・親に恵まれなかった（虐待レベル）の方
・未成年（学生）の方

このあたりの層に届いたら嬉しいなと思っています。

して良かったこと

勉強


以前ツイッターでもつぶやきましたが、
「親に恵まれなかった者が人生を逆転できる唯一の手段が勉強」だと本気で思っています。


仕事の知識を増やすには暗記力が必要
資格を取得すれば就職・転職にも有利

ただ、親に恵まれなかった人は親からストレスを受けていることがほとんどで、
それが何を意味するかというと、ストレスで脳内の海馬が傷付き、記憶力に支障が出る可能性があるということです。
「親に恵まれなかった者が人生を逆転できる唯一の手段が勉強」であるにも関わらず、「勉強するシステム（環境）に妨害が入る」。
冒頭にも書いた通り、ハードモード。

交通時間は黙って勉強、隙間時間を見つけて勉強、とにかく勉強…
この記事にも書きましたが、
「大人はみんな若い頃勉強しておけば良かった！というけれど、実際に勉強していたら、大人になった時にどう思うんだろう？」


この答えは…
「親に恵まれなかった者が人生を逆転できる唯一の手段が勉強」
も理由のひとつです。

どんな勉強がオススメ？


自分の興味のある分野に関すること
私の例
フェイクスイーツ、（販売をしているので）マーケティング
脳科学や株式投資の本など

語学（英語など）
英語はある程度話せると接客にも使えるので、オススメです。
最近「なるほど…」と思ったことは、
「戦争の渦中にある国で他国（英語圏）に逃げる場合は英語が必須。命に関わる」ということ。
日本に長く住んでいるのでこれは驚いた用途でした。

苦学生の勉強法とは？

【貧困】勉強好きの考える勉強の仕方
お金で苦労しているのにどうやって勉強するの？という方も多いでしょう。

寝る前に声に出して読む

暗記物は睡眠を通して脳に定着するので、寝る前に声に出して読む
特に「世界史」はカタカナが多いので、効果抜群でした。（テストで頭の中にあるカタカナそのままで書ける・対して日本史は漢字もセットで覚えなければならないため）

注意事項としてはベットでそれを行わないこと
脳が「ベット=勉強する場所」と認識して眠りの妨げになる。

「声に出して読む」こと、最初に知ったのは高校生で、学校で一番頭が良かった男子と同じ塾だった時に
「どうやって勉強してるの？」と聞いたら
「とにかく声に出して読む。」と教えてくれたことです。

大人になって脳科学の本を読み、声に出して読むことは脳の運動番地が活性化して黙読よりも効果があると科学的に証明されていることを
知りますが、当時はよく分からないままその勉強法をしていました。

ちなみに彼曰く、「慣れるとテスト前日に一回読めば覚えられるよ」とのこと。すごい。

何度も書く
上記を実践して音で覚えたら、次は手で覚える。

図書館・図書室を活用する
図書館・図書室は苦学生の味方です。私の住んでいるところの近くにある図書館に置いてある本は
最新のものはないですが、
無料で静かに勉強できるスペースの、何とありがたいこと。

カフェで飲み物を買って勉強…なんて憧れた時期もありましたが、
図書館・図書室も充分素敵です。

ブックオフを活用する
ブックオフオンラインと値段を比較してから購入する
オンラインの方が圧倒的に安い場合が多いので、店頭で気になった本はオンラインで値段を確認してから
購入する。ちなみに、店舗受取だと送料無料なので、

店頭で確認→オンラインで値段確認→オンラインの方が安ければ注文→店舗受取

という流れになります。親やお金に恵まれた人には
「手に入るのが最長10日後とかｗ駄目だな～本は読みたいと思ったタイミングが一番吸収率が良いんだよｗ」と言われるかもしれませんが、
苦学生はそんな悠長なことを言っているお金の余裕はありません。
勉強したい本を安く手に入れるための創意工夫の一環です。

29日の300円オフクーポン

アプリで配信される可能性があります。
ただしオンラインで注文した商品には使えないので、
「店頭での価格-300円」ＶＳ「オンラインの価格」で決めます。

貯金・お金の管理

毒親育ちの場合、お金で苦労しているケースがかなり多いです。
お金の管理は最重要課題。
私も母にアルバイト代を奪われそうな時がありましたが、何とか死守しました。

なぜ貯金・お金の管理が最重要課題？

親から逃げる（=毒親サバイバーになる）時にどうしても必要になるため
私は親から逃げるようにそのまま結婚に至りましたが、単身だったとしたら、住居の賃料・引っ越しに伴う費用で貯金が必要なため。

（人によっては親に盗まれたり勝手に使い込まれたり、レシートを見せろと言われて残高チェックされたりするので、この点でもやはり人生ハードモード。）

また、引越しの際に騙されないように両学長の動画で知識をつけておくことがオススメです。

私が若かった頃の明細を見たら、見事にぼったくられていました。
虐待から逃げて家を探したらそこでぼったくられていた…なんて悲しい話ですが、若くて無知の弱い者を狙う悪い大人は、自分が考えていたよりたくさん居ます。

私の経験ですがこんなこともありました。

騙されないように知識をつけていきたいところです。
もっと早く知っていたら…と悔やまれますが、私は実家にいたころインターネット環境がなかったので、情報収集不足でした。

様々な場所に相談


学校の先生、保健室の先生、市役所の相談窓口、地域の相談員、警察など
人によって「かなり」当たり外れがあるので、一回でめげない。

私も、自分の力ではどうにもならなかったので勇気を出して母→妹への暴力の件を警察に相談したことがあったのですが、警察の男性から
「アンタお姉ちゃんでしょ！？しっかりしなさいよ！！」と怒鳴られたことがあります。
当時は自殺しようかな…と思うくらいショックでした。
「警察でダメならどこに相談したら良いの？」「大人の男性に怒鳴られて怖い…」と。
何度心折れそうになったか分かりません。

相談しておくことのメリット



・対応してくれることがある
・周りに「説明」できる。
「市役所に相談済なんだけど…」と。これは「あ、そういうレベルなのね…」と納得してもらえたのでかなり良かったです。

何度も相談してようやく市役所が動いてくれました。


やっておけば良かったこと

録音


これは「やっておけば良かったこと」。
物質的な証拠は自力で集めたのですが、発言系を残しておけばよかったと後悔しています。

ただ、ツイッターで相互の方は録画録音できないようにスマホを取り上げられてから暴力を振るわれたりしているので、難しい。

しかし、こういうレベルになると市役所や然るべき機関が動く案件なので
その前後関係も含めて相談すると良いかもしれません。
その際に絶対に伝えたほうが良いのは
「相談したことがバレたら何をされるか分からない」。正直に伝えてOKです。

しない方が良かったこと

睡眠時間を短縮する


早死にするのでやめましょう。

毎日栄養ドリンク・倦怠感を除去する薬を飲む

母の再婚相手が教材費を一切払ってくれない人だったので、勉強とアルバイトの両立に苦労をしていました。

大学生の頃は、ほぼ毎日栄養ドリンクや倦怠感を除去する薬を飲んでいました。
大人になった今考えれば、毎日のように栄養ドリンクを飲んでも

「元気が出ない…なんで…」

という状態は明らかに不調のサインでしたが、それを指摘してくれる大人は周りにいないどころか、
母が「気合と根性で何とかしろ！休むのは甘え！全ては自己管理！」「暗い顔してるとウザい腹立つ」というタイプだったので、自分で努力せざるを得ない状況でした。
結果、25歳で開腹手術。

自身の経験から、毎日栄養ドリンク・倦怠感を除去する薬を飲むのはオススメしません。

倦怠感を除去する薬とは？
薬局に売っている「エスタロンモカ」というお薬です。


危ない薬ではないです。
本来は仕事で長距離運転をする方が「今日は眠いぞ、マズい」という時に飲むものです。事故を起こさないためのものですね。
こちらは一時的に飲むのは良いですが、常飲は良くないです。
常飲は良くないこと、若かったので気が付かなかったです。


過度な節約


「やらざるを得ない」状況だったのですが、結果として大人になってから「心が死ぬ」要因となりました。


「死にたい」と思ったら


その気持ち自体は否定しない


経験者だからこそ書きますが、死にたいと思っても良いのですよ。それ相応のことをされているのだから。私も小学生の頃から死にたいと思っていました。
過去形で書けるくらいには心が治ってきたんだな、という実感がありますが、経験者だからこそ、その気持ちは否定できません。

誰かに話す

「カタルシス効果」によるものです。話せる相手がいるのであれば、話す。
ただ、友達に話せば話すほど引かれてしまう・縁を切られてしまうのも分かるので、市役所などの相談窓口で話すのが一番傷つかないのかな…なんて大人になった今では考えます。
彼らは「仕事」なので、しっかり聞いてくれます。

思いきり泣く


泣くとストレス物質が涙となって流れるため、
「泣けるなら」、泣くのがオススメです。


病みアカウントを作る


上記の通り、友達に話せば話すほど引かれてしまって縁を切られたことが多々あったので、
ツイッターで病みアカウントを作ることがオススメです。
普通のアカウントだと
「メンヘラ乙」「重い」「自演」と言われてしまう内容が
病みアカウントなら酷ければ酷いほどバズってしまう。
私は作品の方はバズったことはありませんが、
病みアカウントでツイートしていた時はよくプチバズしていました。
同じような境遇の方から共感されたり、リアルではもらえない労りの言葉をいただくこともありました。ありがたかったです。嬉しくて泣いたことも。

嫌なことをされた記録を書く


ノートに書くのもオススメです。
◯月×日（曜日）何時ごろ？
◯◯と言われた（された）
周りに誰がいた？
どこ？どんな状況？
細かく書いておくと、相談する際に相手に伝えやすいです。
また、（はじめの方に書いたように）親からのストレスによって脳内の海馬が傷つき「あれ…されたことを思い出せない…何で…？」となることも防げます。

試しに遺書を書いてみる


親に破られる可能性もありますが、
・いざという時
・なぜ死にたいのか理由を知ることが出来る
ために書いておくことをオススメします。
思い切って書くと意外とスッキリした気持ちになります（恐らく、カタルシス効果）
書き終わったら、自分しか分からないところに隠したり（親に殺された時に証拠として警察に見つかるかもしれません）、思いのほかスッキリしたら粉々にして捨てても。


「死にたい」は「死ぬほど変わりたい」と同じ意味


どこかで見かけてからずっと大好きな言葉なのですが、「死にたい」は「死ぬほど変わりたい」と同じ意味らしいです。
これを見た瞬間、「たしかに死にほど変わったらいいなとは思ってるなぁ…」と考えが柔らかくなりました。今でも大切な言葉です。


「親なんか関係ないよ」と言う人もいるけれど…

成長に、未成年時の環境の影響は大きい

例えば、12歳の天才ドラマーであるよよかさん、7歳でITパスポートの資格を取得した方、
小学生投資家、14歳でプロ入りした将棋界の藤井聡太さん…若くして成功している方は、
幼い頃に子どもの才能を見出し、それを充分に伸ばせる親がいたのも成功の要因の一つであることは間違いないでしょう。

これが、「次にいつご飯を食べられるかわからない…」という状態の子どもであれば、
栄養学、健康科学、脳科学、心理学…様々な側面で「（彼・彼女らと同じように才能を伸ばすことは）不可能だ」といえるような科学的な証拠が出そろうでしょう。

親に恵まれた人の言う「親なんて関係ないよ」は無視して構いません。
（経験談から、こういう話題が出るのは主に学生時代なので）もしそう言う人がもしいたら、
「じゃあ、学費は自分で払ってるんだね？」や「施設にいる子どもたちの前でも同じように言えるんだね？」とでも言ってしまえば、黙るはずです。
（性格の悪い言い方になってしまうかもしれませんが、ハッキリ言わないと永遠と言われる上に、親不孝者！と罵倒されてしまうことが多々あるので、最初に言ってしまった方が楽でした。もちろん、陰口はたくさん言われます）

安全地帯からは何とでも言えるので、そんな風に咎めてくる人とは、縁を切っても問題ありません。
正直なところ、どう頑張っても理解しあえない場合が多いので、お互い嫌な気持ちになる前に離れてしまった方が、お互い楽です。

「お金持ちの同級生」から逃げた方が楽

「お金持ちの同級生（親に恵まれている）」から逃げた方が楽。
なぜなら、バカにされることが多いからです。（相手は無意識）

大学生の頃、私のネイルをしていない爪（清潔にはしている）を見て
「ネイルちゃんとしてないと貧乏くさいっていうか～（笑）」
と言ってきた同級生（両親とも公務員で裕福らしい・本人談）や、

服が古着で似たものしか着ない（着れない）私を上から下まで見たあと鼻で笑った、オシャレな同級生がいました。

「大学生になってもいまだに自由に生きられない自分」に直面するだけでなく、その状況を笑われてしまうことが悲しかったです。

大学生ともなると周りと金銭感覚がかなりずれてきます。
「たかがその程度の金額ケチらずに良くない？ｗ」と言われて辛くなる前に逃げることがオススメです。
金銭感覚が同じくらいの人とつるむ方が摩擦が少なく、心理的に平穏に過ごせます。

自分のことを雑に扱う人から離れる


毒親育ちあるあるかもしれませんが、自分のことを雑に扱おうとする人を引き寄せがち

馬鹿にされると嫌な気持ちになるので、そういう人からは離れましょう。


以下の記事も関連があります。


努力せざるを得ない状況だけど…


しかし、親に恵まれなかった人は
「努力せざるを得ない」状況な人がほとんど。「どうしたら正解だったんだろう…」というところもあります。
ただ、現代は法律も変わってきていて、親に恵まれなかった人も将来に希望が持てる時代になってきました（もちろん弁護士対応が必要なこともありますが）。
私自身、「今の時代なら私は私の人生を諦めなくても良いのかもしれない」と小さな希望の光を見ています。

今回の記事で伝えたいことはこれです。
「20年前ならともかく、今の時代なら色々なことを解決できる可能性が大きくなってきた」。
これから、もっと良くなっていくのでは？と私自身、期待をしています。

どうしても我慢や努力を強いられる環境ではあれども、どうか、命を、夢を、諦めないでほしいです。辛かったら泣いても構わない。
雑草のように大勢に踏みつけられても生きてほしいです。
周りが憎くて憎くて仕方なくても報復せず、自分の夢や明るい未来（自分に明るい未来なんてないでしょ！ときっと思うだろうけど…）だけを見て

「こんなに頑張ってるんだから、人生で少しくらい良い目に遭っても良くない？」
と考えるなら
努力（をした者のみ）のその先に「良い目」はきっとあります。

繰り返しますが、親と子の法的・状況的なものは昔と比べ劇的に良くなっています。

リセットボタンを押さなくても、試しに一通りゲームをプレイしてみませんか


2022年5月5日 フェイクスイーツクリエイター ユウミンカフェ

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