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音楽を聴きながら作業や勉強することは効率を上げることに繋がるのか?という研究について

<概要>

 音楽を聴いて勉強や仕事をすることで、効率が上がるという研究もあれば、効率が逆に下がるという研究もある。そのため、音楽を聴きながら仕事をして、効率が上がったどうか自分で確かめてみた方がいい

①前書き

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皆さんは、仕事をする時に音楽を聴いて仕事をしたことがあると思います。

音楽を聴いてて、音楽が気になって集中できない人や逆に音楽を聴いた方がノリノリで勉強や作業がはかどる人もいます。

ここで、皆さんがふと思うのは、音楽って作業効率を上げるものなのか?と言う疑問が上がると思います。

今回は、そんな音楽を聴くと、作業効率が上がるのか?それとも下がるのかについての研究を紹介したいと思います。

②音楽を聴くと作業効率が上がるという研究

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そもそも、音楽を聴くと作業や勉強がはかどるという研究結果は、1993年でフランスのアルフレッド・トマティスと言う人が発表した研究が最初です。

この研究は、モーツァルトのピアノソナタの第一楽章を聴いた場合、何も音楽を聞かせなかった学生よりも、テストの得点が上がったという研究があります。これを俗にモーツァルト効果と呼びます。

また、比較的の研究で、2017年にドイツのウルム大学で発表された16歳から50歳の86人を対象とした研究では、「Auf uns」と「Nur ein Wort」と言うポジティブな曲を聴きながら勉強した場合と、聞かずに勉強した場合で、勉強の効率を比較した際に、元々勉強する人の記憶力や作業のスピードが多い人ほど、音楽を聴いた方が勉強の効率が上がるといったことが分かりました。

つまり、音楽を聴いた方が、仕事や勉強の効率が上がる人も科学に確かにいるのです。

③逆に音楽を聴くと作業効率が下がるという研究

じゃあ、仕事や勉強をする時に、音楽を聴いた方が仕事や勉強がはかどると思いますが、実は一概には言えません。

なぜなら、音楽を聴くと、音楽を聴くと勉強や作業の効率が上がるという研究もありますが、実は下がるという研究もあります。

1989年の研究では、フランスで行われた研究でBGMに音楽、特にボーカルのある曲を流すと作業ミスが増えたという研究結果があります。その理由として、音楽を流すことによって、作業を行うための集中力が妨げられ、ミスしやすくなるらしいです。

また、2012年にオーストラリアのマッコーリー大学から発表された研究では、25人の男女に文章を4分間の間に読んでもらい、6つの問題を3分で解くという実験をしました。この時、テンポの速い音楽を聞かせた場合と何も聞かせなかった場合で、回答率にどれだけの差が出たのかを調査した結果、やはりテンポの速い音楽を聴いてもらった場合、回答率が何も聞いていない場合に比べて、下がったという研究結果があります。

つまり、音楽を聴いたことで、作業の成績が下がるという結果もあるので、一概に音楽が勉強や仕事の効率を上げてくれるわけではないのです。

④最後に

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音楽が人間にどのような影響を与えるのかは、まだまだ研究段階で、明確なことはまだ分かっていませんが、人によっては音楽を聴くことで作業のスピードも上がっていい人もいますが、音楽に気を取られ過ぎて、作業ミスをすることがあります。

なので、実際に音楽を聴きながら、作業してみて、作業効率が上がったのか、下がったのかは自分で確かめた方がいいかもしれませんね。

ちなみに、私は今、記事を書いている時に作業用BGMを聴きながら作業をしているのですが、確かに作業が苦痛だと感じないのですが、あとから見ると誤字脱字が多いことに気づくので、あまり音楽を聴かない方がいいのかもしれないと思っています。

とはいっても、音楽を聴きながら作業をするのは楽しいので多分辞めませんが…。

ですが、皆さんも真剣に何かを確実に覚えたいのであれば、音楽を聴かない方がいいかもしれませんね。皆さんも、色々と自分がどんな人間かを知るために色々と試してみてください。

以上が、音楽を聴きながら作業や勉強することは効率を上げることに繋がるのか?という研究についてでした。

⇩参考文献

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