見出し画像

№512 中小企業が存続危機

こんにちは。白石です。
今日は中小企業の現状についてです。

ここ最近はコストプッシュ型のインフレが続いていますね。世界情勢が日々変化する中、原油価格が不安定になり、あらゆる物の値段が上がり続けています。また、生活インフラである電気・ガス料金も同様です。

昨日、ある方と話していたら建築費なんて10年前の1.5倍ぐらいになっているみたいなことを言ってました。うまく価格転嫁できれば利益を確保することは可能でしょうが、そううまくはいかないのが現実です。

それらに加えて、「人」の問題があります。人手の確保、従業員の賃金アップなど、あらゆる面で厳しい経営環境なのは間違いありません。

そんな中、経営者の高齢化が最後の追い討ちをかけているようです。

日本経済は、国内にある企業約421万社のうち、99.7%を占める中小企業に支えられています。その中小企業の経営者の大半が60歳代半ば、あと数年経つと平均が70歳を超えるようです。

そうなれば、後継者が必要となってきます。しかし、中小企業の後継者不在割合は約65%で推移しており、半分以上の企業が後継者不在となっています。

問題解決の選択肢としては、
・後継者を育てる、見つける
・廃業する
・会社を売却する

主にこの3つに分けられると思いますので、これからの5~10年は中小企業の承継という激変の波がくるということです。

一方でチャンスと捉えることもできると思うんです。問題があるところにビジネスは隠れていますから、その問題を解決できることができれば、それはそのままビジネスとなります。

昭和の高度経済成長期から平成のデジタル革命、そして令和へと紡いできた「人」「資産」「知的資産」を次の時代へ引き継いでいくことは大切な取り組みだと思います。

そういったことも全ては「縁」であり、常に人に逢うこと情報収集は欠かせませんね。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?