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№469 リーダーシップを理解していく③

こんにちは。白石です。

リーダーシップを理解していく②では、リーダーは創造と変革を扱うとかきました。その創造という観点で分かりやすい例が、「コロンブスの卵」です。

クリストファー・コロンブスは新大陸を発見して帰還後、スポンサーであったスペイン女王イザベル一世の晩餐会に招かれました。

盛大に祝福をされる中で、妬みからある席で難癖をつけられました。

「あなたがやったことは大したことではない。ただ西へ西へと船を走らせ、新しい土地を見つけただけではないか」と。

そう言われると、コロンブスは食卓にあった卵を差し出して、「立てて見せてくれないか」と難癖をつけてきたものに言いました。

難癖をつけてきた客は「よし」と応じましたが、楕円形の卵をテーブルの上に立てることはできませんでした。他の客達も次々にチャレンジしたものの、卵はやはり立ちません。

コロンブスは黙って卵の底を割り、テーブルに立てて見せました。

それにあっけをとられた客達は、「それなら、だれにだってできるじゃないか」と憤慨していると、コロンブスは言い返しました。

「私が新大陸発見でやったことはこれと同じだ。誰かが成功してしまえば、それはあまりに簡単に見える。しかし、それが誰かによって成し遂げられるまでは、他の誰もそれができるとは思わない」

創造とは、誰かが達成した後には当たり前に見えるが、その前には到底不可能と思えること。

・スターバックスコーヒーが日本に上陸した時、成功すると考えた人がどれほどいましたか?喫茶店文化が根づいている日本では難しいと思った人は多かったのではないでしょうか?

・フィットネス業界では、エニタイムフィットネスがアメリカから上陸した10数年前・・・3種の神器(ジム・スタジオ・プール)とお風呂が日本には必要だ。24時間で人がいない時間がある場所に日本人は危険で行かない。あの業態は日本では流行らないと難癖をつけていた人は多かったのではないでしょうか?それが今では当たり前ですよね。

リーダーシップとは・・・結果論に捉われてしまいがちですが、そういうことではないのです。もしかすると誰もが発揮できる可能性があります。



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