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2022年上半期 おもしろかった本を紹介

2022年上半期も終わっていよいよ下半期。
つい先日までお正月で寒さに震えていましたが、今は月日の経過の早さに震えてます(笑)。

上半期は様々な本を読みました。

せっかくなので読んで良かった本をビジネス本、小説それぞれで3冊ずつ紹介していきます!!

ビジネス本編

1.進化思考

思考、創造を生物の進化とリンクさせて紹介している本です。

創造とは、言語によって発現した「疑似深化」の能力である。

変異と適応のループを繰り返して生物も創造も進化する。

これらの言葉が進化思考を的確に表わしているのではないかと思います。

もともと生物学のノウハウや体系は思考や創造などに活かせるのではないかと思っていたのでこの考え方はすんなり腹落ちしました。

生物学を学ぶということは生物知識が身につくだけでなく、考え方にも活かすことができます。思考の場合は進化と違ってランダム要素が少ない、などの違いはありますが。

バイオ関係の仕事をしている身としてはぜひ読んでほしい一冊です。

ちなみにこの本の前に読んだ文化の本にも生物学と文化の共通点が書かれており、生物学と様々な分野のリンクをまとめたnoteを書こうと思っていますが全く書いてないのは内緒ですよ(笑)。


2.ハーバードの美意識を磨く授業

なぜこれからの世界において美意識が重要なのか。

美意識の大切さを論じ、美意識について明確に解説してくれている一冊です。

美意識というと例えば綺麗にシンプルにまとめるといったことが思い老い浮かびます。これも美意識ですが、この本の中では「各個人の感性」も美意識として解説されています。

これからはAIによって仕事が奪われていくといわれてます。
しかしながら人の美意識にはまだAIが追い付いてないです。

美意識があるからこそAIではなかなか作り出せないものを作り出すことができるとともに長く存続できる企業やブランドが生まれてきました。

長く続く企業やブランドは美意識があるからこそ存続しているといっても過言ではないのかもしれません。

美意識はビジネスだけではなく、日常にも活きるのでぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

3.教養としての茶道

どうでもいいと思いますが、僕は抹茶が苦手です(笑)。

そんな僕に茶道の魅力を伝えてくれた一冊です。

知らなかっただけで茶道の奥深さや魅力を伝えてくれました。またなんとなく茶道は敷居が高いかな、と感じていましたがその敷居の高さも取り払ってくれました。

知らないのはもったない。日本人として生まれたからには一度茶道を体験してみるのもいいかもしれません。

グローバル社会で外国の方と話すことも仕事をすることも多く、外国の文化に触れる機会も多いからこそ古き良き日本の文化を学び、日本人の心を味わうべきなのかもしれませんね。

ちなみに僕はまだ茶道を体験していないのでいい加減体験せねば(笑)。

小説編

1.同志少女よ 敵を撃て

もはや説明不要かもしれないぐらい有名な一冊。

戦争がいかに人の夢や心を壊していくのかがありありとわかる一冊です。

読後の感じ方は人それぞれ。
戦争の悲惨さを感じるのか、戦争の中で生きていく主人公の強さに感銘を受けるのか。
読んだ後には複雑な感情が残ります。

とても言葉には表せませんが、少なくとも戦争は良くないというのは共通しているかなと思います。

このご時世だからこそ読んで欲しい一冊です。

2.ロング・グッドバイ

ハードボイルドミステリとして有名な作家チャンドラーの一冊。
様々なミステリで名前があがっており、読みたいなとずっと思っていてようやく読みました。

表現や主人公のフィリップ・マーロウの言い回しなどが古き良き文学を感じさせます。

というか、マーロウがかっこいい!!
常に余裕のある大人の魅力が全面にあふれています。余裕のない場面も余裕をみせて乗り越えていくマーロウ。それでいて人間臭い一面もしっかりとある。

個人的には途中からスイスイ読んでしまいました。600ページ近くもあるのにスイスイ読めるのは名文学の証拠なのかもしれません。

ちなみに仕事帰りに読んだりしたせいか疲れで登場人物を勘違いして読み進めていたのは内緒ですよ(笑)

最後にはちょっとした驚きもあります。

3.密室黄金時代の殺人

最後は少し趣向を変えて。

内容的にはそれぞれ登場人物のキャラがたち、おもしろおかしく読めるいわゆるキャラミスやライトミステリと呼ばれる分野の一冊だと思います。

しかし何がすごいかってこの本の中で出てくる6つの殺人事件。その全てが密室殺人です。

複数事件があってそのうちの一つが密室殺人というのはよくありますが全てが密室なのは珍しい。そして全てトリックが異なる。

よく密室だけでここまで多くのトリックを思いついたなと感心しながら読み進めてしまいました。

しかも短編集で舞台が異なるのかよ思いきや、長編ですべて同じ舞台。
そこも驚かされましたね。

気軽に読めるのでぜひ読んでみてください。

最後に

本当はもっと紹介した本がたくさんあります。ビジネス本も小説も良い本たちに巡り合ってきました。
書いてないだけでたくさん巡り合ってきたのでせっかくだから終わりに箇条書き的な感じでリンクを貼り付けていきます。

下半期も変わらずいろいろな本を読み続けていると思うので、また半年後ぐらに下半期の良かった本たちをまとめます!!
むしろ年間でよかった本になるかもしれません(笑)




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