革命記念日とおっさんの汗。|キューバ56日ひとり旅 #8
7月26日は革命記念日。
1953年のこの日、27歳のフィデル・カストロ率いる若者たち百数十名が、モンカダ兵営を襲撃した。この兵営には当時、バティスタ政権の兵2,000名がいた。バティスタは、アメリカ資本を背景に私腹を肥やし、キューバ国民を貧困に追いやっていた独裁者である。
襲撃は失敗に終わり、逮捕後の拷問や虐殺を含め、反乱軍の若者は半数が亡くなった。カストロ自身も逮捕されたが、弁護士としての一面を持っていた彼は、その後の弁論で世論を味方につけて釈放される。このときの弁論