【倫理の指導案】中国思想 道家(老子・荘子)×「強く生きろよ」ってなんだよ
無意識のうちに意識しちゃう、上とか下。
強いとか弱いとか誰が決めてんだ。
強いやつが偉いのか?
誰からみた時の、何基準の、強いなんだよ。
弱くたって、いいじゃないか。
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\導入/
日常でもよく飛び交いがちな言葉を導入に持ってきました。というのもきっかけは私が実際に言われたことです(笑)。まずは生徒に人生相談をするかのように問いかけましょう。
強いとは何か考える上で、考えざるを得ないのが、対になる「弱さ」について。目標はそこにしています。へんなプライドやこだわりを捨て、いろんな世界を見やすくしたい。
\展開(老子)/
授業冒頭の質問を掘り下げます。人物像と照らし合わせて、より具体的に考えさせます。冒頭では個人だったので、ここでは複数人で考えさせましょう。
そして「定義した強さ」と、「生徒のなりたい大人像」を比較していきます。「あれ?理想なのに、強さとかけ離れているぞ」と乖離が起こっているグループがあれば最高です。
老子の思想につなげます。老子は水を理想とします。万物に逆らうことなく、最も低いところを流れます。そして時に岩をも砕く強さを持つ。そんな水のような弱い生き方。人でいう赤ちゃんのような自然な姿です。
前半戦〆の1スライドはこちらです。老子の名言「上善は水の如し〜」の現代語訳です。一言と合わせて〆ましょう。
\展開(荘子)/
議論をそもそも強いとか弱いとかあるの?の方向性へ運んでいきます。クラスの中にある潜在意識に踏み込みましょう。
私個人的な話になりますが、高校生の時には思っていました。いじめられていましたし、学校も嫌いでした。この思想に、当時出会いたかった。
ここからは、荘子思想を生徒に伝授していきます。本当に救われる人が一人でもいれば、という想いです。
逍遙遊(しょうようゆう)の境地に至る方法も示されています。が、すご〜く想像しにくいです。それ以上に「胡蝶の夢」で分別がなくなるイメージをさせましょう。
\まとめ/
最初のスライドで共有した疑問を再度考え直します。伏線回収を綺麗にしていきましょう。2人の思想を用いて考えることで理解できているか確認もしましょう。
あわせてこちらの記事もご覧ください。
中国思想のセットです。
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