マガジンのカバー画像

ふとした時に読み返したくなる記事

44
運営しているクリエイター

#蹴球症候群

「サッカーのコンセプトメイクについて多分誰も気が付いていないこと」(全文公開)

「サッカーのコンセプトメイクについて多分誰も気が付いていないこと」(全文公開)

いったい私は何をしているのか、が定義できないと自分でも仕事がしづらいし、協力して他者と働くことも難しいということに気付いてはいるし、たぶん、どうやら今までに誰もやったことのないことをしようとしている、あるいは何かを再定義しようとしているっぽいので、自分でつくんないといけません。

そもそも私はサッカー監督になるための勉強をしてきて、そしてそのためにサッカーというものを学んできたわけですが、ただその

もっとみる
『言語化』と『言葉化』の違いとは——。人生を変えた唯一の本

『言語化』と『言葉化』の違いとは——。人生を変えた唯一の本

言語化。よくスポーツ業界でも聞かれるようになった言葉である。それを聞くたびに何かしらの違和感を感じていたので、今回は「言語化とは何か?」というテーマで思考を進めていくことで、その違和感を取り除きたい。

言語化の言語化である。壮大な殴り書き(になる予定)。

・・・

なにかの「言葉(ワード)」が独り歩きして、本来の意味よりもいくらか浅く、安く、薄い姿になってしまうことは、人間界ではよく起こること

もっとみる
英語とスペイン語を同時に習得した学習法|自分を描写する学習法

英語とスペイン語を同時に習得した学習法|自分を描写する学習法

最近、ある雑誌の連載が決まって、自分の「学習法」と向き合わなければならない機会がありました。僕は特別学歴が良いわけでもないので、何を偉そうに、と自分でも思うのですが、確かに何かを「学習」することは好きです。中学を卒業するまで勉強をした経験がほとんどなく、成績表も5段階評価の1と2ばかりでした。高校生になって、赤点をとると部活が出来なくなるからという理由で初めて勉強というものを覚え、なんだそこそこや

もっとみる
「生きる(お金を稼ぐ、税金を払う、社会のピースになる)」ことへのリアリティと幸福

「生きる(お金を稼ぐ、税金を払う、社会のピースになる)」ことへのリアリティと幸福

成長した、伸びた、上手くなった、器用になった、できるようになった、向上した……などの「実感」は、幸福に生きるために欠かせない要素なのかもしれません。なんの目的もなしにただ生きているような人でも、「仕事」や「趣味」あるいはその他の「ライフワーク」に情熱(という言葉が適切かどうかは分かりませんが)をもっていないような人でも、その生活を「保つ」=「生きていく」ためには例外なく成長や工夫が必要(それが分か

もっとみる
「止まる」こととは——。はたから見ると「動いている」ように見える時

「止まる」こととは——。はたから見ると「動いている」ように見える時

画家が筆をとめて、描いていた絵を少し離れて見ている時。料理人が出汁を口に含んで味をみている瞬間。会話の中でピッタリくる言葉を探して、話すのを止めている時。『自分をいかして生きる』西村佳哲より

「動く」ために必要なのは「止まる」こと。逆説的だけど。ほとんどのことに共通して、動くことより、「止まる」ことの方が難しいと思っている。難しいことには、価値がある。

30歳を手前に、最近はよく「止まる」こと

もっとみる