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「家族サービス素敵ですね」という呪文にモヤっとしたんだが

こんにちは。佐々木 優斗です。

先日、家族旅行に行ってきたことをSNSに投稿したら、何人かの方から、こんなコメントをもらいました。

「家族サービス素敵ですね」

え?なんだろう・・・

「家族サービス?」という言葉に“モヤっと”した。

コメントをくれた方々に悪意がないことは、と〜〜っても、わかる。(素敵な方だから)

ただ、僕が、個人的に「家族サービス」という言葉にモヤっとしただけ。

んん〜〜・・・なんで僕は「家族サービス」という言葉にモヤッとしたんだろう?

そんなことを考えたときの話。

「家族サービス」という言葉にモヤッとするのはなぜだろう?

僕は、家族を愛している。

それはそれは、とてつもなく愛している。

「愛している」と、言い聞かせているわけではない。

心の底から愛している。

(その前提を知った上で、ここから先の話を聞いてほしい)

そもそも「家族サービス」とは、どんな意味なんだろう?と思い、ネットで調べてみた結果は、以下の通りだった。

俗に、家族のために尽くすこと。 ふだんは仕事で忙しい人が、休日に家族と一緒に食事に出たり遊びに行ったりなどして、くつろいで過ごすこと。

goo辞書

たしかに。自分で事業をしている僕は、たぶん「仕事で忙しい人」の方に分類されるのかも?しれない。

(好きなことを仕事にしてるから、忙しさは感じてないんだけど)

特に、会社員を脱サラして、独立したばかりの頃は、プライベート時間と仕事時間の境界線を引けずに、「忙しい」が口癖だった頃があった。

でも、脱サラから6年経ち、事業も安定してきた今は、「忙しい」だなんて言葉は全く使わなくなった。

家族と過ごす時間を、しっかりと確保できる自分になれたからだ。

だから、「穏やか」とか「豊か」とか「幸せ」という言葉を乱用することが増えた気がする。

僕にとって「家族と過ごす時間」というのは、「無理して作り出すもの」ではなくて、「優先的に確保したいもの」なんだよなぁ。

むしろ、好きなことを仕事にして、好き勝手やらせてもらえている分。

どちらかというと、僕の方が普段から「家族サービス」を受けている気さえしている。笑

(ほんとに、妻と、息子たちには感謝しかない)

しかし、どうやら“愛してやまない家族たち”と一緒に、”旅行”に行くと「家族サービス素敵ですね」と言われる”仕組み”が、この社会には存在しているらしい。

だって、愛してやまないパートナー(彼氏・彼女)と一緒に旅行に行ったことをSNSに投稿しても、

「パートナーサービス素敵ですね」とは、言われないはずだもん。

他にも、愛してやまないペットと一緒に旅行に行ったことをSNSに投稿したとしても、

「ペットサービス素敵ですね」とは、言われないはず。

あれ?ということは、もしかしたら。。

「旅行」の対象が「家族」になり、発信者である僕自身が「父親」というポジションであるときにだけ、発動する呪文のようなものが、

「家族サービス素敵ですね」

なんじゃないか!?

え。うわぁ〜・・・ちょっと、これはすごい発見をしてしまったかもしれないぞ。。

どうやら、この世界では、特別な条件が折り重なったときにだけ、「家族サービス素敵ですね」の呪文を聞くことができるようだ!!

ということは、僕は「家族サービス素敵ですね」という呪文を聞いて、”モヤッと”したということは、実はものすごく貴重な体験ができた。ということなんじゃないだろうか??

だって、もしも僕が、結婚をしていなかった聞けなかったはずだし。

それに、もしも僕が、父親というポジションを取れていなかったら聞けなかった呪文だということになる!!

・・・なんと。

そう考えてみると、当初は「モヤッと」したあの呪文を聞けたことは、とっても「貴重で価値ある体験」だったことになるじゃないか!!

つまり、あの「モヤッと」という「感情」も、この「記事」も、僕が「父親」というポジションにつき「旅行」というアクションを起こさなかれば、得ることができなかった。というわけだよな。

いやいや、すごいな、、世の中って。笑

おそらく。世の中には、こうした「特別な条件」が揃わないと発動しない「呪文」が無数に存在しているんだろう・・・

人生は一度きり。

よし、それなら僕がこの人生で「佐々木優斗」をやれているからこそ、体感できる「呪文」を喜んで浴びてみようじゃないか!!

そんな風に思ったら、「モヤッと」が→「ワクワク」に変わりました。笑

あなたは普段。「わたし」という役割で、どんな「呪文」を浴びることができていますか?

僕は、あなたにはなれないから、ちょっと羨ましい。

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