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双極性障害の患者さんが精神科を受診したときに確認すべきポイント4つ

こんにちは、ゆうたです。

本記事では、双極性障害の患者さんが精神科を受診するときにチェックすべきポイントを解説します。

精神科を受診することは双極性障害をお持ちの患者さんにとって最も大切なことのひとつ。受診のポイントを理解することで症状の緩和につながりますので、ぜひ参考にしてください。

薬との相性を主治医に伝える

薬とあなたの相性の良し悪しをチェックすることはメンタル疾患の治療を進めていくうえで最も大切です。薬を適宜替えながら、主治医はあなたに合う薬を探してくれます。

あなた自身が薬との相性をモニタリングし記録しておくと、主治医は薬があなたに合っているかを判断しやすくなります。あなたに合った薬を見つけるのがメンタル疾患の寛解に向けた第一歩。

薬の相性をモニタリングする方法として、日記や睡眠記録を書くことが挙げられます。書くべき項目としては、

・飲んだ薬の量、種類、時間
・睡眠時間(入眠時間、睡眠時間、起床時間)
・1日を通した体調の変化
・今日できたこと、(やりたかったけど)できなかったこと

を満たすようにしましょう。主治医に見せることで正確な情報を伝えることができます。

日記はたくさん書く必要はありません。数行で十分です。

その日にあったことは数日すると忘れてしまうもの。主治医に適切に情報を伝えるためにも日記は毎日つけておくとよいでしょう。

そのときに抱えている問題点を的確に伝える

「あなたが今一番しんどいことはなんですか?」
「あなたが今一番解決したいことは?」

これを伝えられるようになると精神科の治療は驚くほど早く進みます。例えば、僕が長い間抱えていた課題は「睡眠障害」。

この問題を解決するために睡眠データと薬の知識をつけ、論理的に考えて主治医に相談した結果、たった2週間で解決しました。それまで長い間使っていた薬が自分に合っていなかったのです。

このように、自分が今一番解決したい問題点を主治医に伝えることにより、自分に合う治療が見つかる確率をグッと上げることができます。

「なんとなくしんどい」
「なんか鬱っぽい」

という抽象的な表現を避け、できるだけ具体的な報告ができるようになれば、精神科の治療はあなたにとって良い方向に進んでいきます。ぜひ試してみてください。

睡眠記録や毎日の体調を記録して主治医に見せる

双極性障害の患者にとって「睡眠」は健康状態を見るのに重要なデータ。睡眠のリズムが乱れている時はだいたい躁状態か鬱状態のことが多いです。

そのため、お医者さんは睡眠記録を見ることによってあなたの体調を知ることができるのです。睡眠記録は双極性障害の治療にとって重要な指標となりますので、必ずつけるようにしましょう。

僕は以下の睡眠日誌を使っています。


隠し事をしない

主治医に隠し事をしないことも大切です。

・(主治医には言ってないけど)お酒と睡眠薬を同時に飲んでいる
・主治医に禁止されたことを報告なく続けてしまっている

などがあると、有効な治療方法が効きにくいことがあります。

主治医も「自分のアドバイスがなぜこの患者さんには効かないんだろう?」となってしまい、適切な治療を続けることができなくなってしまいます。

主治医に隠し事をすること=治療が進まない、もしくはどんどん症状が悪化する可能性が高くなりますので、絶対に主治医に隠し事はしないようにしましょう。

現在、主治医に隠し事をしている方は、「怒らないで聞いてほしいのですが、実は……」のようなクッション言葉を言ったうえで正直に伝えることが大切です。主治医も正直に伝えられることを望んでいますし、有効な治療を見極めていくうえで極めて重要なことです。

まとめ

本記事では、双極性障害の患者さんが精神科を受診したときに確認すべきポイントを4つ紹介しました。

どれも双極性障害やその他のメンタル疾患を治療するために重要なことです。1つでも取り入れられそうなことがありましたらぜひ普段の診察に向けて取り組んでみてください。

……と言われても、これらの内容を一人できちんとできるようになるにはたくさんの経験やトライアンドエラーを繰り返さないといけません。かなり難しいことです。

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