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生きているものは全て食べ物

生きているものは全て食べ物


現代の人の常識からすればとんでもないことを言いますが

「生きている動植物は全て食べ物」ということです。

つまり目につくものは全部食べ物です(人も)

目につくものが全部食べ物ということは

目につくものは全部自分の命になるということです。

なので

動物や植物は自分の命を守る手段として牙や爪、生物毒を持っています。


「お花畑な動物愛護」を言っている人からすれば

私の言っていることはとんでもないことですが

先住民と言われる人や大昔の日本では当たり前のことです。

それがいつの間にか

「この動物は食べてもいい」

「この動物は食べるのはかわいそうだ」

「動物を食べるのはかわいそうだ」

「植物ならかわいそうでない」

など人間の都合で区別され

それが「かわいそう」という基準から

「常識」を作り「良い」「悪い」であーでもない。こーでもない。

と水掛け論をしています。

人間ってオトナってやっぱりバカだなって思います。


「なぜ生き物をたべるのでしょうか?」

「なぜ生き物の命が必要なのでしょうか?」

私の問いはここなのです。

そして

「命を無駄にしていないか?」

「命に対しての敬意はあるのか?」

「命というものに差があってはならない」

ということを「子どもに伝えたい命の授業」で問いています。

だから子どもに伝えたいと思っています。

オトナは「常識」「観念」「正しさ」といったような

「思考の束縛」があるので考えることができませんから

子どもたちが学んでほしいと思うのです。

それほどまでにオトナは「思考停止」になっています。


生き物は全て誰かの命になります。

それは「食糧「として、時には「思考」として、時には「生き方」として

伝えていきたいと私は思います。


【大森裕介】

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