人は簡単に死んでしまうわけではない。
人は簡単に死んでしまうわけではない。
現在の病気と言われるもののほとんどは「退化病」と呼ばれ
文明化した社会環境から発生しそう簡単に死なない。
という特徴があります。
思えば、私は子どもの頃から砂糖入りのお菓子やジュースを大量に摂取し
カップラーメンが大好物で
カリカリに焼いたハムやベーコンの目玉焼きをご飯にかけるのが朝のご馳走で
夏になればアイスもよく食べました。
ご飯をたくさん食べること
牛乳をたくさん飲むことを課題のように毎日を過ごし
結果的に小学生の時から便秘と下痢、花粉症を発症し、
毎年冬になると風邪で寝込み、虫歯で歯医者にも通いました。
そういえば、頬に苔が生えたこともありました。
お金を稼ぐようになってからはタバコを吸い、大酒を飲み、
何かあればすぐに医者でクスリをもらい
腰が痛いことはしょっちゅうで
甘い物の摂取量は増大し、歯も3本なくなり
奥歯は治療のあとだらけです。
でも
これだけの生活を送っていてもいますぐ死ぬような大病にはなりませんでした。
今考えれば
これだけ症状が出ていながら何一つ自分の生活習慣や嗜好を変えることなく
それが「正しい」と思っていました。
だって
「今すぐ死ぬことはない」
「まだまだ若いから」
「何かあれば医者がなんとかしてくれる」
と思っていたからです。
「退化病」と呼ばれる症状の最も怖いのは今すぐに死ぬわけではない。
ということで心の隙間ができることです。
だから
身体がボロボロになり取り返しのつかないところまでになっても気づけず終わっていきます。
気づいていたら死んでしまっている。と言いましょうか。
今すぐ死ぬわけではないからこそ
今すぐに死なない症状が出たら
自分の生活や習慣、常識を疑うことが必要です。
そうでなければ気付いていたときにはもう遅い。
ということになりかねないほど
人のココロは甘々になっています。
自分で自分の症状を治すくらいの気概を持つ人はほとんどいませんし
そう教わってもいません。
どんな末期の病気でも生き返る人は発想の転換ができます。
それは「今すぐに死なないからいいや」という発想から変えることです。
それができたときに
病気に怖がることなく自分らしく生きることができる
と思います。
【大森裕介】
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