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茨城県出身。ギリギリ平成生まれ。大学時代は京都で過ごし、就職して東京へ。普段は港区で、…

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茨城県出身。ギリギリ平成生まれ。大学時代は京都で過ごし、就職して東京へ。普段は港区で、広告を作る仕事をしています。たまに旅に出たり、出なかったり。本を読んだり、音楽を聞いたり、映画をみたり、アニメを見たり。

マガジン

  • フィンランド紀行

    フィンランドを旅行したときに見たもの、思ったこと、考えたことをまとめています。全十二話。

  • 八重山諸島航海記

    八重山諸島を旅行したときに見たもの、思ったこと、考えたことをまとめています。全七話。

最近の記事

カンヌ即日記⑤雑でごめんなさい

スクリーニングで見ていて、心が動いたものリスト、パート2。 Unilever - Vaseline「TRANSITION BODY LOTION」 「トランスジェンダーならではの肌悩み」という着眼点が本当に素晴らしいと思いました。自分がそうでなくとも、確かにそういうことあるんだろうな、と分かる切実さがある。開発に費やしたのは約2年。しかも、そこにはもちろん当事者であるトランスジェンダーのみんなが関わっている。授賞式の際、壇上には、おそらくトランスジェンダーであろう人も登壇し

    • カンヌ即日記④雑でごめんなさい

      Inside the Jury Room を見ていて、なるほどと思ったものリスト。 俳優のマイケル・セラを起用した、CeraVeのキャンペーン。ただのダジャレだし、日本でも全然ありそう。ただ、スーパーボールのCM枠で、これやりましょうっていう提案はすごいなぁ。ちなみに、CeraVeの「Cera」は、セラミド(ceramides)の「Cera」らしいです。 いわゆる "あいのりキャンペーン" なのだが、プロモコードのアイデアがすばらしすぎる。このケースムービーは全体像をつか

      • カンヌ即日記③雑でごめんなさい

        スクリーニングで見ていて、心が動いたものリスト、パート1。 WIF「The End Credit」 似たようなアイデアはどこかであったような気もするが、シンプルな問題提起。もうちょっとユーモアがあると尚良かった気がする。 Dramamine「The Last Barf Bag」 マジでバカバカしくて好き。ゲ◯とかエ◯とか世界中みんな大好きだよね。ユーモア100% The Blaze「MADLY」 楽曲名が「MADLY」で、作品名は「The Poem」になっていた気がしま

        • カンヌ即日記②雑でごめんなさい

          お送りする内容 Session: How to change 1.3 billion lives, in 12 mins. Speaker: Dylan Alcott Paralympian Lead sentence: This 15x Grand Slam champion's sporting achievements have put him in the global spotlight. But, 1.3 billion people in his com

        カンヌ即日記⑤雑でごめんなさい

        マガジン

        • フィンランド紀行
          12本
        • 八重山諸島航海記
          7本

        記事

          カンヌ即日記①雑でごめんなさい

          お送りする内容 Session: Accenture Song | Song Simplifies… Creativity as the Great Connector Speaker: Nick Law Creative Chairperson at Accenture Song Lead sentence: When did our industry relegate creativity to output? Instead of it being the las

          カンヌ即日記①雑でごめんなさい

          Kyoto Creative Assemblage 体験記 (Part3)

          KCA体験記、Part3 になります。KCAって何ですの?というかたは、まずこちらを読んでいただければ幸いです。 以下、この note は、そのPart3 にあたります。ちなみに、Part2 はこちらから。 Part3 : 特徴Part1 では「社会をよく見て、表現する」というテーマのもと、京都大学で学びました。続くPart2 では、舞台を京都工芸繊維大学に移し、「ありうる未来の生態系を思索する」ことにトライしました。 そして最後のPart3 では、プログラムの主幹は「

          Kyoto Creative Assemblage 体験記 (Part3)

          Kyoto Creative Assemblage 体験記 (Part2)

          KCA体験記、Part2 になります。KCAって何ですの?というかたは、まずこちらを読んでいただければ幸いです。 以下、この note は、その続きにあたります。 Part2 : 特徴さて、Part1 では「社会をよく見て、表現する」というテーマのもと、京都大学で学びました。具体的には、「歴史をつくるイノベーションとは何か?」という問いをきっかけに、〈社会をよく見て、時代を表現するデザイン方法論〉が呈示され、その実践までを行いました。 Part2 では、舞台を京都工芸繊

          Kyoto Creative Assemblage 体験記 (Part2)

          Kyoto Creative Assemblage 体験記 (Part1)

          KCAとは何か?Kyoto Creative Assemblage(以下KCA)とは何か。ウェブサイトの Program には、次のようにあります。 ぼくがKCAを見つけたのは、Twitter で偶然知り合いがシェアしていたから。元々京都大学で学んでいたこともあり、そしてタイミング的にも、経営レイヤーの方々と直接話をする機会が増えてきたこともあり、現場の仕事は楽しいし充実感もそれなりにあるけど、もっと別の視点から、角度から、いま自分が取り組んでいること=広告クリエイティブを

          Kyoto Creative Assemblage 体験記 (Part1)

          おーりとーり!八重山諸島航海記(七)

          せっかく西表島まで来たのだから、ザ・自然という自然に触れてみたかった。普段は人工的な通称「都会のオアシス」をたまに目にするくらいだから、とにかく人間がかなわないような、大きな自然に包まれたかったのです。というわけで、西表島2日目は「空風」さんのガイドで、ピナイサーラの滝を目指します。 ピナイサーラは、ピナイ=顎髭、サーラ=下がったもの、を意味していて、滝が流れ落ちる様子が、白い顎髭が垂れ下がっている様子に見えるそうな。で、目的地はその滝の上。そこまで行くのに「空風」さんにつ

          おーりとーり!八重山諸島航海記(七)

          おーりとーり!八重山諸島航海記(六)

          年賀状を30枚くらい書いていたら手が痛くなった。ふいに受験勉強を思い出した。中高生の頃は、何かを覚えなければならないとなると、とにかくひたすら書いていた。書くことが即ち、覚えることに等しかった。少なくとも僕の場合は。いつのまにか必至に書くことがなくなったなぁ。大人になって、覚えておくべきことは多くなったはずなのに…。と思ったけど、実は気のせいか。覚えておくべきことは少なくなったのかもしれない。むしろ都合よく忘れる能力の方が、大人には必要なんでしょうかね。 何を言ってるん

          おーりとーり!八重山諸島航海記(六)

          おーりとーり!八重山諸島航海記(五)

          高校生までは茨城県にいたから、海といえば大洗だった。ガルパンの舞台ですね(遅ればせながら最近ぜんぶ見たから言いたいだけ)。ただ、海で泳ぐというのにはどうにも抵抗がありました。やっぱり、ちょっと汚いんですよね。それが嫌だった。海で泳ぐくらいなら、プールで泳いだほうがいいんじゃないかって思っていました。そこ比べるところかっていうのはありますが。 その感覚というか、思い込みというかを、ずっと引きずっていたけれど、卒業旅行で行ったプーケットで初めてダイビングをやってみて、海で泳ぐっ

          おーりとーり!八重山諸島航海記(五)

          おーりとーり!八重山諸島航海記(四)

          島時間に体を完全に慣れさせるには、島に旅行で来ちゃダメですね。半年くらいここにいるぞって決めて行かないとダメ。旅行で来るだけだと、結局「あと何日でこの島生活が終わる…」って思っちゃって、つまり、時間の基準がベースの生活=都市生活のまま変わってないわけだ。あーもったいない。もっと休みたいわ。政府は「働き方改革」よりも、「休み方改革」を進めたほうがいいんじゃないかマジで。全部会社のせいにしないで、さ。 で、翌日の朝は寝坊した。半目のままダイニングのほうに向かうと、すでに朝ごはん

          おーりとーり!八重山諸島航海記(四)

          おーりとーり!八重山諸島航海記(三)

          沖縄本島には、都合3回、行ったことがある。それは学生時代の先輩との旅行だったり、出張だったり、同期の結婚式だったりするのだが、本島に限っていえば、沖縄も都会である。もう少し丁寧にいうと、よく資本主義化されている。もちろん、海は驚くほど綺麗だし、東京では見られない植物が生えているし、カラフルな魚が売っている市場もあって、「あぁ、沖縄だなぁ」と思うことしばしばなのだが、八重山諸島、特に竹富島と比べてみてしまうと、認識がちょっと変わる。竹富島のほうが、圧倒的に沖縄なのです。 それ

          おーりとーり!八重山諸島航海記(三)

          おーりとーり!八重山諸島航海記(二)

          10月の石垣島はかなり過ごしやすい。気温が25度から28度くらいの間。湿度が低くて、ちょっと風がある。天気はいいが、日差しが強すぎるということはない。Tシャツ短パンで過ごせて、海にも入れる。朝晩が肌寒いので、薄手の上着は必要だが、歩いていると少し汗ばむくらいだ。ビールも美味しい。空港に降り立つと、亜熱帯地方独特の、なんとも言えない匂いがする。タイやベトナム、ハワイを思い出した。 空港に着いたのが、朝9時すぎ。早速、予約していたレンタカーを借りる。レンタカー屋さんは目と鼻の先

          おーりとーり!八重山諸島航海記(二)

          おーりとーり!八重山諸島航海記(一)

          僕と相方の間では、なんとなくのルールが決まっていて、年度に1回、1週間くらいかけて旅行をしています。1度目は北海道。2015年秋に、美瑛から旭川、小樽、札幌と、レンタカーで旅しました。2度目はフィンランド。2017年初に、レヴィ、ロヴァニエミ、タンペレ、ヘルシンキを回りました。そして3度目となる今回の旅行先は、沖縄のさらに西方、八重山諸島です。 なぜ八重山諸島なのか?さぁて、どうしてでしょうか。自分たちでもあまり、よくわかっていません(少なくとも僕は)。北海道やフィンランド

          おーりとーり!八重山諸島航海記(一)

          モイモイ!フィンランド紀行(十二)

          いよいよフィンランド最終日。長かった旅行も、今日でおしまい。そしてこの紀行文も、やっとこれでおしまい。旅行の最終日って、いろんな感情が渦巻いていて好きだ。名残惜しい感じと、家に帰りたい感じと、仕事漬けの生活に戻る不安と、それとは真逆の安心感がぜんぶ一気に押し寄せてくる。あー、何だろう。また海外行きたくなってきたな。 火。この写真はオーロラを待機中に撮ったもの。文脈は無視。 その日は翌朝から行動。いつもよりちょっと早めに起きて、ホテルを出た。まず目指すは "木の教会" こと

          モイモイ!フィンランド紀行(十二)