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茨城県出身。ギリギリ平成生まれ。大学時代は京都で過ごし、就職して東京へ。普段は港区で、…

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茨城県出身。ギリギリ平成生まれ。大学時代は京都で過ごし、就職して東京へ。普段は港区で、広告を作る仕事をしています。たまに旅に出たり、出なかったり。本を読んだり、音楽を聞いたり、映画をみたり、アニメを見たり。

マガジン

  • フィンランド紀行

    フィンランドを旅行したときに見たもの、思ったこと、考えたことをまとめています。全十二話。

  • 八重山諸島航海記

    八重山諸島を旅行したときに見たもの、思ったこと、考えたことをまとめています。全七話。

最近の記事

Kyoto Creative Assemblage 体験記 (Part3)

KCA体験記、Part3 になります。KCAって何ですの?というかたは、まずこちらを読んでいただければ幸いです。 以下、この note は、そのPart3 にあたります。ちなみに、Part2 はこちらから。 Part3 : 特徴Part1 では「社会をよく見て、表現する」というテーマのもと、京都大学で学びました。続くPart2 では、舞台を京都工芸繊維大学に移し、「ありうる未来の生態系を思索する」ことにトライしました。 そして最後のPart3 では、プログラムの主幹は「

    • Kyoto Creative Assemblage 体験記 (Part2)

      KCA体験記、Part2 になります。KCAって何ですの?というかたは、まずこちらを読んでいただければ幸いです。 以下、この note は、その続きにあたります。 Part2 : 特徴さて、Part1 では「社会をよく見て、表現する」というテーマのもと、京都大学で学びました。具体的には、「歴史をつくるイノベーションとは何か?」という問いをきっかけに、〈社会をよく見て、時代を表現するデザイン方法論〉が呈示され、その実践までを行いました。 Part2 では、舞台を京都工芸繊

      • Kyoto Creative Assemblage 体験記 (Part1)

        KCAとは何か?Kyoto Creative Assemblage(以下KCA)とは何か。ウェブサイトの Program には、次のようにあります。 ぼくがKCAを見つけたのは、Twitter で偶然知り合いがシェアしていたから。元々京都大学で学んでいたこともあり、そしてタイミング的にも、経営レイヤーの方々と直接話をする機会が増えてきたこともあり、現場の仕事は楽しいし充実感もそれなりにあるけど、もっと別の視点から、角度から、いま自分が取り組んでいること=広告クリエイティブを

        • おーりとーり!八重山諸島航海記(七)

          せっかく西表島まで来たのだから、ザ・自然という自然に触れてみたかった。普段は人工的な通称「都会のオアシス」をたまに目にするくらいだから、とにかく人間がかなわないような、大きな自然に包まれたかったのです。というわけで、西表島2日目は「空風」さんのガイドで、ピナイサーラの滝を目指します。 ピナイサーラは、ピナイ=顎髭、サーラ=下がったもの、を意味していて、滝が流れ落ちる様子が、白い顎髭が垂れ下がっている様子に見えるそうな。で、目的地はその滝の上。そこまで行くのに「空風」さんにつ

        Kyoto Creative Assemblage 体験記 (Part3)

        • Kyoto Creative Assemblage 体験記 (Part2)

        • Kyoto Creative Assemblage 体験記 (Part1)

        • おーりとーり!八重山諸島航海記(七)

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        • フィンランド紀行
          12本
        • 八重山諸島航海記
          7本

        記事

          おーりとーり!八重山諸島航海記(六)

          年賀状を30枚くらい書いていたら手が痛くなった。ふいに受験勉強を思い出した。中高生の頃は、何かを覚えなければならないとなると、とにかくひたすら書いていた。書くことが即ち、覚えることに等しかった。少なくとも僕の場合は。いつのまにか必至に書くことがなくなったなぁ。大人になって、覚えておくべきことは多くなったはずなのに…。と思ったけど、実は気のせいか。覚えておくべきことは少なくなったのかもしれない。むしろ都合よく忘れる能力の方が、大人には必要なんでしょうかね。 何を言ってるん

          おーりとーり!八重山諸島航海記(六)

          おーりとーり!八重山諸島航海記(五)

          高校生までは茨城県にいたから、海といえば大洗だった。ガルパンの舞台ですね(遅ればせながら最近ぜんぶ見たから言いたいだけ)。ただ、海で泳ぐというのにはどうにも抵抗がありました。やっぱり、ちょっと汚いんですよね。それが嫌だった。海で泳ぐくらいなら、プールで泳いだほうがいいんじゃないかって思っていました。そこ比べるところかっていうのはありますが。 その感覚というか、思い込みというかを、ずっと引きずっていたけれど、卒業旅行で行ったプーケットで初めてダイビングをやってみて、海で泳ぐっ

          おーりとーり!八重山諸島航海記(五)

          おーりとーり!八重山諸島航海記(四)

          島時間に体を完全に慣れさせるには、島に旅行で来ちゃダメですね。半年くらいここにいるぞって決めて行かないとダメ。旅行で来るだけだと、結局「あと何日でこの島生活が終わる…」って思っちゃって、つまり、時間の基準がベースの生活=都市生活のまま変わってないわけだ。あーもったいない。もっと休みたいわ。政府は「働き方改革」よりも、「休み方改革」を進めたほうがいいんじゃないかマジで。全部会社のせいにしないで、さ。 で、翌日の朝は寝坊した。半目のままダイニングのほうに向かうと、すでに朝ごはん

          おーりとーり!八重山諸島航海記(四)

          おーりとーり!八重山諸島航海記(三)

          沖縄本島には、都合3回、行ったことがある。それは学生時代の先輩との旅行だったり、出張だったり、同期の結婚式だったりするのだが、本島に限っていえば、沖縄も都会である。もう少し丁寧にいうと、よく資本主義化されている。もちろん、海は驚くほど綺麗だし、東京では見られない植物が生えているし、カラフルな魚が売っている市場もあって、「あぁ、沖縄だなぁ」と思うことしばしばなのだが、八重山諸島、特に竹富島と比べてみてしまうと、認識がちょっと変わる。竹富島のほうが、圧倒的に沖縄なのです。 それ

          おーりとーり!八重山諸島航海記(三)

          おーりとーり!八重山諸島航海記(二)

          10月の石垣島はかなり過ごしやすい。気温が25度から28度くらいの間。湿度が低くて、ちょっと風がある。天気はいいが、日差しが強すぎるということはない。Tシャツ短パンで過ごせて、海にも入れる。朝晩が肌寒いので、薄手の上着は必要だが、歩いていると少し汗ばむくらいだ。ビールも美味しい。空港に降り立つと、亜熱帯地方独特の、なんとも言えない匂いがする。タイやベトナム、ハワイを思い出した。 空港に着いたのが、朝9時すぎ。早速、予約していたレンタカーを借りる。レンタカー屋さんは目と鼻の先

          おーりとーり!八重山諸島航海記(二)

          おーりとーり!八重山諸島航海記(一)

          僕と相方の間では、なんとなくのルールが決まっていて、年度に1回、1週間くらいかけて旅行をしています。1度目は北海道。2015年秋に、美瑛から旭川、小樽、札幌と、レンタカーで旅しました。2度目はフィンランド。2017年初に、レヴィ、ロヴァニエミ、タンペレ、ヘルシンキを回りました。そして3度目となる今回の旅行先は、沖縄のさらに西方、八重山諸島です。 なぜ八重山諸島なのか?さぁて、どうしてでしょうか。自分たちでもあまり、よくわかっていません(少なくとも僕は)。北海道やフィンランド

          おーりとーり!八重山諸島航海記(一)

          モイモイ!フィンランド紀行(十二)

          いよいよフィンランド最終日。長かった旅行も、今日でおしまい。そしてこの紀行文も、やっとこれでおしまい。旅行の最終日って、いろんな感情が渦巻いていて好きだ。名残惜しい感じと、家に帰りたい感じと、仕事漬けの生活に戻る不安と、それとは真逆の安心感がぜんぶ一気に押し寄せてくる。あー、何だろう。また海外行きたくなってきたな。 火。この写真はオーロラを待機中に撮ったもの。文脈は無視。 その日は翌朝から行動。いつもよりちょっと早めに起きて、ホテルを出た。まず目指すは "木の教会" こと

          モイモイ!フィンランド紀行(十二)

          モイモイ!フィンランド紀行(十一)

          フィンランドから帰国してから、もう半年以上も経っている。時間って本当に早い。誰だったか、「1年が早いなぁって思ったら、それは大人になったってことだ」って言っていた気がする。それでいうと、もう僕は立派な大人なはずなんだけれど、正直よくわからない。最近、『ボクたちは大人になれなかった』という本を読んだ。そこそこエモい。まぁ結局のところ、みんな大人と子どもの間を行ったり来たりするんだろうな。ってかすごいフツーなまとめだな。急にどうした。 確か3月くらいだったと思うけど、ベトナムに

          モイモイ!フィンランド紀行(十一)

          モイモイ!フィンランド紀行(十)

          いつのまにか、前の投稿からかなりの月日が流れてしまいました。文章を書くのは好きだし、そこそこ書ける方なんじゃないかなぁという自負はあるのだけれど、スイッチが入らないと全く書く気が起きないのと、一度スイッチが切れるとなかなかスイッチが入らないところだけがタマにキズ。もうこれはどうしようもないなぁ。 なんで急にまた更新し始めようかと思ったかというと、率直にいうと精神バランスを保つため。ちょっとこう最近どうにもこうにも情緒不安定だから、どっかでバランスをとる必要があって、その手段

          モイモイ!フィンランド紀行(十)

          モイモイ!フィンランド紀行(九)

          レヴィやロヴァニエミは、大量の雪に覆われてはいたけれど、ものすごく寒い、というわけではない。マイナス10度以下になるから、寒いといえば寒いのだけれど、最悪の事態を想定していた僕たちにとっては、全く想定の範囲内である。外を歩けば汗をかいたし、冷たいビールが美味しく感じるタイミングも、何度かあった。そういう意味では、「日本のとても寒い場所」とそんなに大差はない。ただフィンランドのほうが、ちょっと気温が低くて、だからその分、ちょっと厚着なだけである。 イッタラのアウトレットを出発

          モイモイ!フィンランド紀行(九)

          モイモイ!フィンランド紀行(八)

          フィンランドは教育熱心な国である。OECDが実施する学習到達度調査(通称:PISA)でも、常に上位に入っています。僕の両親は教員ですし、僕自身も教育学部でしたので、フィンランドといえば何よりも教育です。北欧デザインもいいし、ムーミンもいいけど、フィンランドといえば教育。教育。教育。特徴はいくつかありますが、有名なのは、大学まで無償であるとか、就学前教育とか、修得主義とかでしょうか。フィンランドの教育は「脱落者」を出さない、なんていいますけど、実態は日本みたいな「みんな一斉に進

          モイモイ!フィンランド紀行(八)

          モイモイ!フィンランド紀行(七)

          ロヴァニエミという街はフィンランドの北部最大の街、だそうだ。ちょうど前回紹介したサンタクロース村を貫いて、北極線(北緯66度33分線=Arctic Circleという)が走っている。これより北が所謂「北極圏」にあたり、まぁとにかく寒いのだ。今回行ったのはそういうところです。当然、服装もそれ用の格好です。足元は氷点下30度まで耐えられる、SORELのスノーブーツ。トップスはROSSIGNOLのスキージャケット。それ以外はUNIQLOですが。 1泊2日のロヴァニエミでしたが、そ

          モイモイ!フィンランド紀行(七)