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日々の出来事

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2020年2月の記事一覧

「いまこそ、田嶋陽子」で思い出した田嶋陽子先生を巡るいくつかのこと

昨日の朝日新聞の朝刊の文化文芸欄に、旧著の復刊などで再評価が進む田嶋陽子先生を取り上げる記事が掲載されました[1]。

記事の中では、批判を受けながらも男性を中心とする日本の社会のあり方に挑んだ田嶋先生のあり方が、女性学者や国際政治学者、あるいは編集者などの談話を交えながら紹介されています。

ところで、私が法政大学文学部哲学科の2年生のとき、当時第一教養部に在籍していた田嶋先生が必修科目であった

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「2020年プラハ・ヘルシンキ訪問」の報告

去る2月4日(火)から10日(月)まで、チェコ共和国のプラハ及びフィンランド共和国のヘルシンキを訪問しました。

2月4日(火)から7日(金)まで滞在したプラハでは、プラハ城、旧新シナゴーグ、国立博物館本館及び新館などを見学するとともに、2月6日(木)にはチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の2019/2020楽季定期演奏会を鑑賞しました。

また、私にとって10年ぶりの訪問となったヘルシンキには2月

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樂直入さんの「私の履歴書」が示す「国際日本学の実践」

2020年2月期の日本経済新聞の連載「私の履歴書」を担当するのは、陶芸家で十五代樂吉左衞門の樂直入さんです。

昨日、第10回目の記事が掲載され、1973年に東京芸術大学を卒業した後にローマの芸術大学に留学した際の様子が回顧されています[1]。

「ローマでの2年間、私は西欧を肌で感じ、内なる日本をまさぐった。」という樂さんは、次のように述べています。

裏千家のローマ出張所を主宰する野尻命子師を

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researchmap v. 2導入後のresearchmapとnoteの運用計画

2月4日(火)にresearchmapの様式の変更が完了しました[1]。

この間、1月22日(水)から2月3日(月)まで「研究ブログ」の内容を本欄で公開したことは、すでにご案内した通りです[2]。

今回のresearchmapの利用の再開を受けて、今後、本欄と「研究ブログ」の運用を以下のように行うことを予定しています。

すなわち、本欄と「研究ブログ」の関係について、「研究ブログ」を主とし、本

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「researchmap v.2の公開」によせて

昨日、1月21日(火)の10時から2月4日(火)にかけて新様式に移行するためログインが抑止されていたresearchmapの利用が再開されました。

この間、researchmap v.2の使用の開発と実装、既存の情報の移行などに携わられた関係者の皆様のご尽力に改めて感謝申し上げます。

新しいresearchmapは従来に比べて外観こそ変わったものの、研究者が研究上の業績やその他の情報を発信する

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【開催3か月前】青山フィルハーモニー管弦楽団第35回定期演奏会

来る5月3日(日、祝)、青山フィルハーモニー管弦楽団の第35回定期演奏会が行われます。

今回は、2年ぶりに杉並公会堂大ホールでの開催となります。

演奏曲目は前半がシュトラウス2世の喜歌劇『こうもり』序曲、チャイコフスキーの『眠れる森の美女』組曲、ヨーゼフ・シュトラウスの『鍛冶屋のポルカ』、後半にチャイコフスキーの交響曲第5番が取り上げられます。

今回は、没後150年を迎えたヨーゼフ・シュトラ

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『N響ザ・レジェンド』が示した「マタチッチの幅の広さ」

昨夜は19時20分から21時までNHK-FMで『N響ザ・レジェンド』が放送されました。

今回は「マタチッチの「田園」」と題し、NHK交響楽団の名誉指揮者であったロヴロ・フォン・マタチッチがNHK響を指揮した録音のうち、ベートーヴェンの序曲「レオノーレ」第3番、交響曲第6番『田園』、ワーグナーの楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より第1幕への前奏曲、そしてベートーヴェンの大フーガが取り上げ

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