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マトリックスの世界

個人がメディアの時代と言われて数年。誰でもスマホひとつで発信ができるようになりました。初代iPhoneが発表されてから今年で15年。世の中のスピード、変化は目まぐるしいと感じます。

先日とあるセミナーに参加した際に、情報リティラシーにまつわる話で講師からこんな言葉を聞きました。

「もはや、この国は日本ではなく、GAFAM国。Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoftが当たり前に生活に浸透している。みんなインスタに投稿して、お前らインスタの社員かと言いたい。 」

ここには思わず笑ってしまいました。笑

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You TubeでもAmazonでも、検索せずとも自分の興味ある情報が並んできます。思考をプレゼントしているからこそですが、ある意味、好きな価値観に常に触れられる楽な時代になりました(1日のどれだけをスマホに費やしているか。。)

You Tubeでは投稿した動画が不都合と捉えられるとBANされ、ZOOMでもLINEでも簡単に情報が抜き取られる。改めて、知らない、というのは怖いことだと思います。

メディアの情報含めて、その裏には何があるのかを真剣に考えなければと思います(例えば、昨年の東京オリンピック開催前と開催中では、メディアの変化にはあきらかに違和感がありました。ワクチンの話はここでは割愛します苦笑)。

ここでとある映画を思い出します。現在も続編が公開されておりますが、SF映画の金字塔と言われた99年公開の映画「マトリックス」。

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トーマス・アンダーソンこと凄腕ハッカーネオは、世界に現実感が抱けなかった。ある日、トリニティという女性に巡り会い、モーフィアスという男に出会った時、自分が仮想現実の世界に生きていた事知る。そしてモーフィアスから、この仮想現実に支配されている人類を救う救世主になると告げられる。。

人間が現実世界と思っていた社会は、実は機械によってマトリックスという仮想現実空間の中で生きているだけであり、現実は人間は眠りながらその中で電池としての一生を終えている、という内容です。

個人的には、この映画の内容と今の自分をどれだけ重ねて考えられるか、が鍵だと思います。

つまり、思考を止めない、ということですが、例えば年に1度高校へ講演に行くのですが、どこのクラスに行っても彼ら彼女らの頭がどこかぼ~っとしている。未来の日本は本当に大丈夫だろうか、と感じてしまいますが、大人が一つの原因であることには間違いありません。

企業でも同じで、職場環境を良くすることは大切ですが、甘い福利厚生や高い給料に慣れて何も考えずに5年も10年も浸ってしまうと、茹でガエルになってしまいます。個人的には、心の贅肉という表現をするのですが、現状満足や勘違いは井の中の蛙から起こることであると思います。

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自分の人生に思考停止をしないこと。日々降ってくる情報に思考停止をしないこと。世界と日本の視点を持って俯瞰して物事を捉えなければいけないと感じます。

その為には、移動をすること、体験をすること、人と会って熱量を交換すること。

「情報の量やアイディアは移動距離に比例し、人生の質は体験に比例する」を基盤に今年も駆け抜けたいと思います。

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