趣味が趣味を呼ぶ生活が幸せ
特にここ数年、感じます。
私の場合は専らゲームか小説なんですが、そこに出てきたコンテンツに、しりとりのように興味がついていってしまうことがあります。
「龍が如く維新 極」をプレイすれば、新選組や幕末に興味が出て、本を読んで勉強してみたり。「台場」って、外国の船を迎え撃つ「大砲を設置する場所」だから台場っていうのを知って、かなり痺れました。なんとなく知っている単語にも、まだまだ意味があるんだって。
「ラブカは静かに弓を持つ(著:安壇 美緒)」を読めば、小説の中に出てきた「チェロ」に興味を持ち。なんでも、チェロの音色って一番人の声に近いそうです。
これはヤマハ音楽教室を調べたけど習うまではいけてません。
https://www.bungei.shueisha.co.jp/shinkan/rabuka/
↑これが弾けたらめちゃくちゃかっこいい…と思ってます。
イベントは行きました!
そして今は、油絵に興味があり。
これは、「存在の全てを(著:塩田 武士)」を読み、その中で物語の鍵となる油絵という存在について興味を持ったからです。
とりあえず、世界堂で油絵スターターキットは買った状態。
あとは時間を見つけて、どこかで1日絵画体験教室に行って書き方を学んで、趣味の一つにしたいです。
そういえば、「成瀬は天下を取りにいく(著:宮島未奈)」を読んで、滋賀にも行きました。「ここに主人公の成瀬や島崎がいるのか……」と思うと、感慨深い気持ちになりましたね(いや、いないんですが)。
出かけた系だと、「海賊とよばれた男(著:百田 尚樹)」を読んで感動し、モデルとなった出光佐三さんに惚れ込み、出光美術館を訪れたりもしました。仙厓の作品、欲しい……。
私自身、正直なところ食や服や住まいにあまり興味が無く、リモートワークのときは毎日焼きそばを作って無心で食べるような生活でした。
服はほぼユニクロか無印、住まいは20代半ばから変更なし(駅から徒歩15分、ユニットバス+狭小物件で家賃を抑えている状態)、そして独身30代後半で幸い少し趣味に使うお金があります(いっぱいは無い…)。音楽もコロナ以降開店休業状態が続いていたので、お金を使えませんでした。noteは無料ですし。
そしてやはり、体験にお金を使うことの価値が年々わかってきまして。
たまに出張したときなんかは、その地ならではの食べ物を(ちょっと値が張っても)食べるようにしています。チェーン店で安く済ませてもいいんですが、「〇〇県に行ったときに□□を食べた」と人に話せることが、値段以上の価値があると、人生経験が薄弱な私は最近ひしひしと感じてます。
でも、何かきっかけになるものがないと難しいもの。
旅行が趣味、絵画が趣味という方は、遠い存在だなあと思っていたのですが、私がそこに近い趣味を持とうとしているのは、きっかけとなる、極めてインドアなゲームや読書があったからこそ。
趣味を楽しんでいる中、ちょっと興味が出てきた別のコンテンツを楽しめるのは、自分という本のページがどんどん追加されているようで嬉しいです。
そしてこれらのページはきっと、後から見返したり、話の種になったりすると考えると、いいことしかありません。
この、趣味から趣味を見つけるマインド、ちょっとした好奇心を無視しないマインドは、これからも持ち続けたいと思います。
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