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雑記的なもの

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2019年6月の記事一覧

とあるサークル問題―その3

前回に引き続き、大学のサークル問題について。

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私の入っていたサークルに限らず、多少規模の大きいサークルには、大抵一気飲みのコールがあった。いろんなパターンがあり、コール選手権みたいなのも見た記憶がある。今もあるんだろうか。

正直、何が楽しいのか、何が楽しかったのか、分からない。みんなアルコールのせいで頭がおかしくなっているのだ。騒いで、盛り上がるためだけの酒は、味も何もあったものでは

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とあるサークル問題―その2

昔入っていたサークルで問題だったと思うことをつらつらと書くシリーズの2回目。

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「しきたり」と「集団」は、重なるとたいへん凶暴で恐ろしいものになるとしみじみと思う。
「いままでずっと、みんな、こうしてきているんだから」という言葉が、よく考えれば全然理由にならないはずなのに、絶対的な真理になってしまうのだ。とくに、みんなと仲良くしたいと思う怖がりな若者にとっては。

サークルの夏合宿

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とあるサークル問題―その1

最近、自分が大学時代に入っていたサークルのことを考えている。
どうにかならなかったのかを、ずっと。

サークルの人たちは、雰囲気やノリがよく楽しい人たちだった。
比較的真面目で優しい人が揃っていたと思う。
それでも、今思うと、全く思慮深くはなかった。自分も含めて。

こころの交流があまりできなかった。本音を言い合えなかった。
先輩、後輩、同期、伝統、仲良くしたい気持ち、迷惑かけたくない気持ち、そん

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疎外感の正体

私には、地域への所属の感覚がない。
日本国民だとは思っている。東北人だとも思っている。しかし、その先に分割した、県民や市民やもっと小さな町内会のレベルになると、全く帰属意識を持たない。
生まれた土地でないところに住んでいるせいもあるのだろう。親戚、同級生など、知り合いのいないところに来ているので、特に愛着もなく、今の居住地に住み続ける理由も実はこれと言ってない。家も賃貸だ。来月、来年、同じところに

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朝ぼらけ

先日、とあるアーティストのライブに参加した。
いつもあのライブをどう表現していいのかわからなくなる。
その人のうたは、こころの叫びに曲がついてきた感じで、ライブも一般的な音楽ライブのように一緒に歌ったり踊ったりしながら参加者が一体になるライブではなく、なんというか、次々に飛び出してくることばが波のようになって、精神世界の海に一人ひとりがひたされていく感じだ。朗読を聴くのに近く、終わればいつも脳震盪

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