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「趣味は読書です」って言いにくい

先日のnoteでぼくの本に対する考え方を書きました。

このnoteを書きながら、少し考えてみたことがあります。

今日はそれについて。




「趣味は読書です」ってなかなか言いにくい言葉だと思うんです。


趣味について話す機会はたくさんありますよね。

初対面の人と話すときならほぼ確実に聞かれます。就活の時だって面接やイベントで何度もありました。


それでぼくはときどき「趣味は読書です」って言っていたのですが、途中で「あ、このフレーズ使いにくいな」と思うようになりました。


なぜかというと理由は2つ。

①「読書」はよくある趣味で、他の人と被ることが多い
②「読書が趣味」を字面通り捉えない人が多い


①は単純で、他の人と被ってしまうと話が広がりにくいから。

もちろん好きな作家さんの話で盛り上がるとかもあると思いますが、ぼくは雑食系なのでそれも難しい。

それにもしガチの読書家の人がいたらその人に対して失礼ですし。



で、②の方が問題です。

詳しく言えば「読書が趣味」というのは、他の趣味を隠すために言っているだけと解釈する人が多いんです。


ぼくも以前何かの集まりで「趣味は読書です」と話したら、ある人から

「そういうのいいからさ」

と言われたことがあります。


おそらくその人にとっては「読書」というのは、他の趣味の隠れ蓑に過ぎないのでしょう。

ぼくにとっては悲しいことですが、それはあくまでも価値観の違い。とやかくいうべきことではありません。


それに、以前見たネット記事に「読書が趣味」というのは「あなたとはそこまで親しくないから自分の本質的なところまでは話したくない」という考えに基づく、なんて説が載せられていました。

ネット記事なので全部を信じることはできませんが、これは一面的には真実だと思います。


いわゆる「オタク系」というか、趣味を人様に対してあまり言いたくない人は、「趣味は読書です」とか「映画鑑賞」とかって答えるように思うんです。

もちろんそれは彼ら(彼女ら)を蔑む意図ではありません。ぼく自身もオタクな部分はあるし、ここでは一般論を述べているにすぎません。



それで考えたのは「読書が趣味」だと言う人には2種類いるという分類方法。

①本当に読書が好きな人
②読書以外の趣味を持っているが、相手に対してその趣味を明らかにしたくないために「読書」と言っている人


②の人が悪いわけではありませんが、②の人がいることで①の「本当に読書が好きな人」に迷惑がかかっているとは思うのです。

だから本当に読書が好きな人にとっては、今は趣味の話をしにくい世の中なのではないかとも思います。



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ぼくは本を読むことが好きです。

読書家とは決して言えないけれど、間違いなく読書は趣味の一つです。

だから「読書が趣味です」という言葉をどのように伝えたらいいんだろうか、と悩んでいます。


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