松尾友雪〈Yusetsu Matsuo〉
分類出来ないものをこの項目に並べる事にしました。(2020/10/23)
写真を始めようかと思っています
「詩 その他」から分離して、詩のテクスト情報を掲載します。
松尾が書いたアートライティングを載せる
短歌と俳句
まもなく、第三十七回文学フリマが開催されます。 日時は十一月十一日、場所は東京流通センターです。 同時に次回第三十八回文学フリマ(五月十九日)の出展受付が始まりました。これに際し颶は参加予定です。同人誌颶第二号を予定しています。 颶第二号に作品を掲載してくれる同人を募集します。 分野は詩、エッセイ、小説、俳句、短歌など自由でです。 作品は過去作、発表済みのものでも構いません。 メンバーは東京近郊が望ましいですが、それ以外の方でもOKです。 できれば文学フリマ会場に当日
千駄木にあるギャラリー幻にて、3月10日〜23日まで写真と言葉展が開催される。私も写真作品と詩で参加している。 今回は「実存に不誠実な重さ」という作品と、「なぜ、青春は世界の終わりなのか?」を展示している。 写真と言葉というのは中々難しいセットである。現代芸術における写真作品は前後の文脈によって読み取るとされている。コンセプトやコンテクストが重要なジャンルなのだ。 そこで再三言われているのは「詩のような、ポエムのようなステートメントは避けよう」というものだ。現代芸術に求め
ここ最近、仕事中に気になったワードを検索して論文などを読んでいる。 例えば、「メンヘラ」という言葉。 元来は2ちゃんねるの掲示板に書き込みをしている人を示し、だんだんとその用例は広がっていった。近年は、〈病める主体〉としての自己表記としても使われている。 「私はメンヘラだ」ということで自己の問題や苦しみ、不安定さを言語化しているとも云える。その使用範囲は病的な傾向から、一時的な不安定さまで広範囲だ。 例えば、「生きづらさ」という言葉。 1990年代後半から使われるようにな
惑星から滑り落ちる君は 今日はどこにしがみつくのだろう? 私はいつも通り孤独に活字を追っている 休日は途方に暮れ 文字を書くのだが 結局は何も追いかけていない。 あるのはドーナッツのような奇跡と 冷たい足跡だけだ。 どれだけ推敲しても 足音はついてくる。 自分という影を振り切ることはできない 何にしがみつこうと。
いくつものモザイクが合わさって 都会の風景はできている 何を尋ねても漠とした答えしか返ってこない空間に 思念は渦巻いて沈澱している。 白い、夜の闇はエロティックで 人々は同時に死を求めている。 生きる事は呪いに似ている。 煙を吐いて歩く中年の男 彼にも仕事があるのだが、 そこにはドーナッツの空洞のような呪いがあり どうして労働を続けるのか 本人にはわからないように 罠が仕掛けられている。 働くことは尊いのであるが、 それが如何なる代価を支払っているのか 一見するとわからない。
雨が降るたびに寒くなりある日冬が到来した。冬はカモミールの香りがして私は小さな咳を溢した。点線で繋がれた曇り空をなぞると、綻びからすぐにでも夜空が出てきそうだ。呪ったり呪われたりしながら少女達は走って行く。そうしていくつもの血液が枯れて行き君は生きて行くだろう。 生きることは恐ろしい孤独から孤独へ吸い込まれて行くようだ。水槽にいる生物を根こそぎ食べてしまっても空腹は治らない。君は怒りながら生きて行く。恐怖から怒っているけれど何処にも着地したくない。低空飛行で世界を爆撃して何
颶第二号について、テーマをお伝えします。 1、自由/フリーテーマ(各自自由に制作してください) 2、アイフォン/スマートフォンから見える文芸/文学(スマフォ/アイフォンの登場する文芸) 二つのいずれか、もしくは組み合わせでも構いません。 切は4月1日とします。 原稿枚数はB5で10ページ程度(前後は受付ます)二段組もOKです。 会費についてですが、今回もギリギリまでページ数が決まらないため、製本の注文の後とさせていただきます。 製本のサイズはB5の予定です。 前回より一回
今週土曜日、11月11日文学フリマが開催されます。それに今回、同人誌颶として参加します。前回の出展が27回だったのでおよそ五年ぐらいのブランクがあると思います。 出展のきっかけは病気で入院して、周囲との関係に色々思うところがあったからでした。作品を作り続けることはできます。しかし、他者との関係を考えなければ芸術活動は孤独なものになってしまいます。 「孤独でも良い、本当に良いものは何時か伝わる」そういう考え方があります。そう考えることにはいくつか誤解があるのですが、何より「
ガラクタを積み上げて 遠くの海へ鼓動を投げた どこか遠くの戦争へ向けて 何も出来ない私は投げた テンポは遅く、日常は溶けてしまいそうだ 雨の日の明け方 コーヒーを淹れて尋ねる 私は平和だろうか? 色々な銃火器があり、 様々な兵器があり それら暴力を集めるのが好きな人がいる 安い日常の雨の中 去勢された暴力がムクムクと目覚めて 電車に乗り、ガタンゴトン 学校へ歩いてゆく。
感傷を嫌う君が夕暮れに黄昏れる時、 欺瞞や身勝手さが鮮血のように滲む。 白鷺は私達を警戒しながら虫を食べて、 秋に仮装する人々に君の苛立ちは育つ。 自由を愛するなら公平を憎むべきだ、 愛はいつだって身勝手なものなのだから。 身を震わせて鳴いてみればわかる 高揚に靡かず毎日震えていれば、 いつか歌になれる。 だが書かれた言葉はいつか消失する、 絶望に耐えられない祈りは宙吊りにされて 残るのは簡素な足跡だけだ。 メールを書いてくれ、気は進まないだろうけど。 詩を書くけれど感動は
ふー