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西日本は厳冬へ 日本海側は大雪のおそれ

どうも、たなかです。

ここ2日間
天気から離れた記事を書いてしまいましたが

きょうはガッツリ天気の話をします。


まず、直近の話から入らせてください。

西高東低の冬型の気圧配置が続いているため

日本海側の地域に
雨雲や雪雲が次々と流れ込んでいる状況です。

北海道の朱鞠内では

きのう正午までの
24時間降雪量が「77センチ」と

観測史上最大を記録しました。

短時間に大量に雪が降り積もる
いわゆる「ドカ雪」となっていて

1日で
腰の高さくらいまで積もったことになります。

そして、15時現在も

北海道日本海側や
東北、北陸の一部で雨や雪が降っております。


さて。

雪の話題が出てくると

冬に突入し、寒さに
頭を抱える季節となってくるわけでありますが

きのう、気象庁より
この冬の予報が発表されました。

3ヶ月予報」ってやつです。

まず、気温の傾向から見ていきましょうか。

この冬は「ラニーニャ現象」の発生に伴い

特に「西日本」は寒気の影響を受けやすく

厳冬」となりそうです。

冬は寒いのが当たり前ですが

より寒さが厳しくなる傾向です。

東日本も例年より寒さが増す予想で

特にその傾向が強いのが「12月」です。

例年12月の寒さなんて覚えてないと思いますが

早くもぬくぬくの冬服が大活躍しそうです。

ご用意のほどよろしくお願いします。


また12月に
寒気の影響を強く受けやすくなると

おそろしいのが「降水・降雪量」です。

まず期間を通しての
降水・降雪量を見てみると

やはり、寒気の影響を受けやすい

西日本の日本海側で「降水・降雪量」が
ともに例年より多く見積もられています。

特に12月〜1月にかけて増える予想です。

というのも

例年12〜1月は
日本海の海面水温が高い状態であり

しかも今年は
例年よりも海水温が高くなっています。

いつも例えているように
日本海は露天風呂の大きいバージョンで

この上に冷たい空気が通過すると

もくもくっと湯気が立ち上がり

背の高い「積乱雲」が形成されます。

この積乱雲が
ガンガン日本海側に流れ込んでくるのが

日本の冬の天気傾向でございますが

この冬は、西日本日本海側に

いつも以上に積乱雲(雨雲・雷雲・雪雲)
流れ込んでくる予想であるということです。

これは何を意味するかと言うと

1シーズン前の冬に起きた「豪雪災害」が

西日本でも、起こりかねないということです。

雪がドワーッ降る中

何千台もの車が立ち往生した
映像を見た方もいるかもしれません。

もちろん
北陸も東北の日本海側もですが

今年も大雪のおそれがありますから
しっかりと対策のほどよろしくお願いします。


一方で、北海道に注目してみると

降水量は多く見積もられているものの

降雪量は
少ない確率の方がやや高めとなっています。

そうすると

「な〜んだ、
今冬の北海道は、そんなに雪降らないんだ」

と、思われそうですが

そうではありません。


北海道、例年通り雪は降ります。


ここから読み取れるのは

雪の性質」が
いつもと違うかもしれないということです。


北海道に降る雪というのは

湿り気が少なく「サラサラした雪」です。

豪雪クラスは除きますが

多少降ったところで
そこまで厄介ごとはありません。


面倒な雪というのは「ベタ雪」と言って

水分を多く含んでいる
踏むとベチャベチャになるような雪です。


なぜ面倒なのかというと

水分を含んだ雪というのは
サラサラした雪より「くっつきやすい」こと。


ベタ雪がたくさん降ると

多くの雪がくっつきまくって
特に「電線」が切れてしまうことがあります。

また電線や道路の標識、
家の屋根から雪が落下してくることもあり

歩行者に当たったり
除雪作業中の大事故に繋がったりします。

また雪の量によっては
車のフロントガラスが割れてしまうことも。


そんな雪がもしかすると
北海道でも降るかもしれません。

というのが、
3ヶ月予報の資料から読み取れることです。


北海道はベタ雪の耐性があまりないため

ご用心していただきたいのと
できる限りの対策をお願いしたいです。


また、改めてですが

西日本は厳冬の可能性が高いです。

寒さ対策を今のうちからお願いします。


よろしくお願いします。

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