見出し画像

早め早めの避難を!

どうも、たなかです。


すでに九州南部に活発な雨雲がかかっており

東シナ海上には大雨の塊が見られます。

今日16時までの12時間で

鹿児島市では99ミリと
100ミリ間近の雨が降っていて

熊本でも各地100ミリ近い降水量を観測。

そのため
熊本県、長崎県、佐賀県、鹿児島県の一部に
土砂災害警戒情報が発表されています。


そしてこれから
さらに雨量が多くなる見込みです。


原因は、前線の北上によるもの。

昨日まで南に下がっていた前線は
少しずつ北上してきています。

そして、気になるのは明日の天気図。

対馬列島付近に低気圧が発生する予想です。

梅雨末期の大雨によく起こりがちなのが
この「前線上にできる低気圧」の存在。

前線は基本的に気圧が低い所で
その辺りには強い上昇流が起きているのですが

もっと気圧が低くなると
このように局所的に低気圧が発生するんです。

この低気圧周辺では
特に活発な雨雲が発生しやすくなり

専門用語で「キンク」と言ったりします。

上昇流が盛んに起こるため
周囲からより一層空気が補充されます。

もちろん、補充される空気のほとんどは

大雨の材料となる「非常に暖かく湿った空気

こちらは
今夜遅くから明日にかけての雨雲予想です。

九州、中国・四国、そして近畿南部に
黄色や赤い表示の活発な雨域がかかり

局地的には1時間に50ミリを超える
非常に激しい雨の降るところがありそうです。

低気圧が通過するタイミングでは
息が詰まるような土砂降りの雨が予想され

場合によっては災害の危険度が高まる
線状降水帯」が発生するおそれがあります。

しかも、これまでの大雨によって
土の中の水分量が多くなっており

少しの雨でも
土砂災害が起こり得る危険な状態です。


また
川底に土砂が堆積していることを加味すると

川が増水するタイミングが
いつもより早まる可能性があります。


ですから
自治体の避難指示を待たずに早め早めに

安全な場所へ避難する方が良いと思います。


何度も声をあげているので

この状況に慣れてしまっているかもしれませんが

兜の緒を締め直してください。

いつどこで土砂災害や川の氾濫が
襲ってきてもおかしくない状況です。


避難する場合は、外の状況を確認しつつ

速やかに避難所に向かってください。

某ウイルスの懸念もありますが

今はすぐ目の前にあるリスクと戦って下さい。

失ってはいけない、大事な命です。


どうか、どうか、よろしくお願いします。


※参考

☝︎避難情報☝︎

☝︎ハザードマップポータルサイト☝︎

☝︎最新の雨雲の状況☝︎

☝︎危険度分布☝︎

この記事が参加している募集

#みんなの防災ガイド

2,815件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?