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【地元再発見の小旅行vol.1】宮城県北部① 北上川の歴史:プロローグ

宮城県を見てみる

第一回は私の地元、宮城県を見てみます。
宮城県はこんなカタチ。天気予報などで良く見るので、みなさんもお住いの都道府県のカタチは頭に入ってると思います。

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スーパー地形(カシミール3D)より抜粋
なおカシミール3Dは元データとして国土地理院の「電子国土」を使っているそうです(出典:国土地理院ウェブサイト
※トップ画像や以下の地形・地図画像すべて引用もとは同じです。

普段は都道府県境や道路に目が行ってしまい、何となく先入観が邪魔をして、地形の特徴が分かりませんので、一度、取っ払ってみましょうか?

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はい、こんな感じです。どうでしょう??
色の違いは高さの違いです。
低い方から薄紫~薄青~黄色~肌色~茶色~濃い茶色。
薄めの色は平地茶色系は山と考えて差し支えないと思います。
こうやって見てみると、宮城県の平野って北の方が広くて、しかも細長く北の方までつながってるように見えませんか?

平野のつながり

こんな感じです。平野を赤い点線でザックリと囲んでみました。
この、北の岩手県の方までつながってる細長い平野、何なのでしょうか?

拡大して見てみましょう。

PNGイメージ

これは岩手県の奥州市のあたり。
細長い溝状の地形がウネウネと蛇行しながら南北に伸びてます。
それと西の山の方からも細い溝が伸びてつながっています。

奥州市_川

ザックリと線を入れてみました。
うん、これは川ですね!

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今度はもう少し南に移動して岩手県と宮城県の県境付近です。
なるほど。拡大してみて分かりましたが、岩手県の平地(盆地)と宮城県の平野はつながってる訳ではなく、間には低い山があります。
そして北の盆地と南の平野をつなぐように、南北に川が流れていますね。

県境と北上川

こんな感じです。黒線が県境、青線が北上川です。
川って下流に行くほど平野になるイメージですが、宮城県との県境付近では山の間を流れるようになるんですね。
だとすれば岩手県の平地は川でつくられたのではなく、まず盆地があって、そこに水が流れ込んで川になったと考えたくなります。
これについては、後で調べて別記事を書いてみたいと思います。

そしてこれにてプロローグは終了。続きは本編をお読みください。

お読みいただき、ありがとうございました。

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