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【PMルーキー必読】プロジェクト計画書を大公開
*初回投稿(2023-05-23)
この度、2023年版としてリファインしました。
■このような人たちへオススメです
・プロジェクトマネージャーになりたい方
・初めてプロジェクトを担当する方
・現在プロジェクトを進めている方
・プロジェクトマネジメントに関する知識やスキルに自信のない方
・プロジェクトの成功に向けて改善を考えている方
01 プロジェクトの目的を間違えた
計画工程でプロジェクトの目的を明確にしなかったことにより、ユーザーテスト(最終段の受入テスト)で、プロジェクトオーナーよりクレームが入りプロジェクト破綻 。
02 スコープの決め方がわからなかった
プロジェクト計画を検討する中で、スコープを決める手順を知らなかったことで、コスト爆上げ!設計工程でリカバリーを図るがスケジュールの大遅延によりプロジェクト破綻
03 工数を算出する範囲が漏れていた
プロジェクト計画で全体工数を算出したが、リスク対策用に工数を上乗せしなかった。
総合テスト工程で、想定以上のバグやクライアントからの指摘事項が多くリカバリーができず、プロジェクト破綻。
04 品質基準を適当に設定...
プロジェクト計画で品質基準の作り方が分からず、他のプロジェクト計画書からコピペ。しかもクライアント合意なし。
リリース前日にクライアントの要求を満たしていないことが発覚し、プロジェクト破綻。
05 正しくWBSを作れなかった
間違った手順でWBSを作ったことで、非効率な作業順序によりコスト増大!
スケジュール策定も失敗!
Wショックでマネジメントができず、プロジェクト破綻。
これらは、正しくプロジェクト計画を立てられずプロジェクトが破綻した実例です。
なぜ、プロジェクトが破綻したのか?
プロジェクト計画の策定に失敗したからです!
PMであれば、プロジェクト計画を立てる時に、
☑︎ 構成を順番通りに
☑︎ 正しい手順で
☑︎ メソッドやノウハウを使って
「プロジェクト計画書」に、まとめ上げていくスキルが必要です。
そのコツは、10,000人以上が読んだ、このコラムで答えが見つかります♪
こんにちは。
ゆーろー@常駐しないPMOです。
今回は、PMであれば絶対に知っておきたいプロジェクト計画書の目次に従って、何を記載するのかを解説します。
💪このコラムの信頼性
2000以上のプロジェクトに携わった
"ゆーろー@常駐しないPMO"が経験したプロジェクトの検証と分析から『現場で使えるノウハウやリスク情報』を法人・顧客やフリーランスPMOに提供。
【基礎1】プロジェクト計画書の目次
![](https://assets.st-note.com/img/1686382071414-NPZGMz7uek.jpg?width=1200)
これは、大手コンサルファーム直伝の『プロジェクト計画書の目次』になります。
今回は、誰でも簡単にPJ計画書が書けてしまうメソッドを披露したいと思います。
そんな魔法みたいなことってあるの?と感じるかもしれません!
そのようなものはありませんが...
きちんと手順を押さえて、ルールに従って作っていけば矛盾のない計画書が書けます。
それでは、スタートします。
【基礎2】プロジェクト計画書の3つの要素
![](https://assets.st-note.com/img/1686376887316-oFxBwu3LUf.jpg?width=1200)
プロジェクト計画書は大きく3つの要素で構成されています。
・WHY(なぜプロジェクトを行うのか)
・WHAT(どのような作業を行なって、どんな成果物を作るのか)
・HOW(成功に導くための手段や方法)
このような特徴を一冊にまとめています。
WHY(なぜプロジェクトを行うのか)
目的(WHY)がブレるとプロジェクトが破綻する可能性が大きいので要注意です。
そのため、お客さまの考える目的とPMの意識している目的を一致させてください。
このコラムでは、WHYの4つのセンテンスにどんなことを記述するのかをお伝えします。
WHAT(どのような作業を行なって、どんな成果物を作るのか)
WHAT(作業範囲)を考えないとプロジェクトの目的が達成できず、ゴールまでの道筋を間違って破綻します。
このコラムでは、7つのWHATにどんなことを記述するのかをお伝えします。
HOW(成功に導くための手段や方法)
HOW(プロジェクト管理)は計画と実績の乖離から、どのように修正するのか、今後どんなリスクがあるのか、プロジェクトを成功させるための策略はどうするのかを考えます。
このコラムでは、7つのHOWにどんなことを記述するのかをお伝えします。
プロジェクト計画書は、この3つの要素に対して、PMが知恵を振り絞って苦労しながら作り上げていく、言わば「芸術品」です。
また、この3つの構成が一つになった時にプロジェクトをスタートすることができます。
そして、計画書に従ってPMはプロジェクトを運営しなくてはなりません。
正しい知識で作られたプロジェクト計画書は、成功への第一歩を踏み出せたと言えます。
それでは、3つの要素(WHY・WHAT・HOW)に従って、プロジェクト計画書の目次ごとに、何をどのように記述すれば良いのかの『ポイント』を解説していきます。
【基本1】WHY(なぜプロジェクトを行うのか)
プロジェクト計画書は「WHY:なぜプロジェクトを行うのか」、コレを書き上げていきます。
目的(WHY)がブレるとプロジェクトが破綻する可能性が大きいので要注意です。
そのため、お客さまの考える目的とPMの意識している目的を一致させてください。
それには、WHYの4つのセンテンスにどんなことを記述するのかをお伝えします。
![](https://assets.st-note.com/img/1686375485179-7NGq9W1e9d.png?width=1200)
目次1.プロジェクトの目的
目次1.1.プロジェクト立ち上げ経緯
プロジェクトの発足は、お客さまの経営層の意思が強く働いている。
そのため、業務環境と課題を調査し結果を整理して明記する。
【明記する内容】
☑︎プロジェクトの誘因となる市場の要求
☑︎ビジネス・ニーズ
☑︎お客さま要求
☑︎技術の進歩
☑︎法的要求
☑︎社会的ニーズ
目次1.2.目的
なにを実現するためのプロジェクトなのかを明記する。
【明記する内容】
☑︎なにを手に入れたいのか、手に入れたことで、なにがハッピーなのかを明確にする。
☑︎お客さまの便益とプロジェクト活動が結びつくようにする。
☑︎目的を数値で表現する。
🗒 間違った目的のケースの例
[CASE1 目的と手段を混合させている]
プロジェクトを実施することで、何を手に入れたいのか?手に入れたことで何がHAPPYなのか?が不明確なケース。
[CASE2 目的の根拠が不明確]
目的が正しいものであると関係者に説明できない・納得させられないケース。
[CASE3 具体的で無いため達成判断ができない]
数値目標を取り入れず、具体的に達成を判断する基準がないケース。
目次1.3.プロジェクトの妥当性
プロジェクト投資効果の分析結果を明記する。
【明記する内容】
1.ROI(投資利益率)
2.ROA(総資産利益率)
3.ROE(自己資本利益率)
⚫︎投資効果を測定した結果、開始されるプロジェクトはお客さまの経営層がビジネスメリットが出せると判断している。
⚫︎投資効果の測定は1〜3以外で実施される場合もある。
目次1.4.関連組織への影響
プロジェクトを実施する部署以外に影響を受ける組織を明確にする。
そのため関連組織の部署名と影響度合い(ポジティブ及びネガティブ影響)を明記する。
【明記する内容】
☑︎今よりも使い勝手の良いシステムになる(悪くなる)。
☑︎今よりも業務ボリュームが増える(減る)。
☑︎新たなシステムの導入や修正があるか。
【基本2】WHAT(どのような作業を行なって、どんな成果物を作るのか)
プロジェクト計画書では、あなたが担当するプロジェクトで、どのような作業を行なって、どんな成果物を作るのかを書き上げていきます。
WHAT(作業範囲)を考えないとプロジェクトの目的が達成できず、ゴールまでの道筋を間違って破綻します。
それには、7つのWHATにどんなことを記述するのかをお伝えします。
![](https://assets.st-note.com/img/1686375908318-0okTUzqR0D.png?width=1200)
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お忙しい中、読んで頂き有難うございます。サポートは、今後のPM育成を充実させる活動と他のクリエイターへ還元していきたい考えています🙇♂️