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ロンドンで話題沸騰の「Cute」展🎀その①:まずは猫・猫・猫!!

2024年前半、ロンドンで最も注目を集めた展覧会のひとつが、サマセット・ハウスで開催された「Cute」展。日本語だと「可愛い」展ですね。

「可愛い」というコンセプトの歴史や現在、未来を、さまざまな展示品を通じて探るという非常に面白い試み。チケットが18.50ポンド(約3,700円)とやや高額だったにもかかわらず、訪問者は引きも切らず。女性や子どもだけかと思いきや、さすがロンドンというべきか男性の姿も多く、このテーマの普遍的な魅力をあらためて実感させられました😊

想像に難くないかもしれませんが、この展覧会は日本関連の展示が8割と言えるほど、日本の「Kawaii」文化にフォーカスを当てたものでもありました。とくに日本が誇る人気キャラ「ハローキティ」は目玉のひとつ。そもそもキティちゃん誕生50周年を記念してこの展覧会が催されたとも言えます。ロンドンをも動かすキティちゃんのパワーがすごすぎる…!!

そんなわけで「ハローキティディスコでお祝いしましょ」と誘うキティちゃんにふらふらとつられて、わたしも展覧会をめいっぱい楽しんできました。


200年以上の歴史を誇るサマセット・ハウスへ

この堂々たる建物がサマセット・ハウス。建築家ウィリアム・チェンバーズ(1723~1796年)によるジョージアン様式の建築物です。1796年に完成し、20世紀末までは、出生届や死亡届などを管理する戸籍本署および遺言検認裁判所として使用されてきました。現在ではさまざまな政府関連機関、学術・芸術機関が入っています。

そんな歴史ある場所で、ハローキティディスコが開催される日が来るとは。建築家も天国で驚きながら面白がっているかも?😆

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