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イギリスのコロナ事情:状況が大幅に改善😍各種トライアル&未来のパンデミックへの準備が早くもスタート!【全文無料】

状況を甘く見て対策が遅れた第一波、そしてイギリス変異株が猛威をふるった第二波によって12万人を超える犠牲者を出したイギリス。しかし、ここで巻き返しとばかりに明るいニュースが次々と入ってきています。今回はそのいくつかをご紹介しますね。

まず、毎日の感染者数は2,000人程度、死者数は20人前後まで下がりました。今年1月には1日1,500人とか亡くなっていた日もあったので💦まさに「激減」という感じ。

なお、イングランドでは4月12日にロックダウンを一部緩和して3週間近くが経ちましたが、幸いなことに感染者数の増加は見られません。このまま順調に進めば、5月17日にまた大幅な緩和が行われるでしょう。

死者数の大幅な減少は主にロックダウンの成果ですが、ワクチン接種もこれを下支えしています。イングランドのワクチン接種率は非常に高く、50歳以上の95%がワクチンを1回以上接種済み。現在は40代の人がワクチン接種可能で、30代の人も今月半ばから予約できるようになる見通しです。

イギリスで、先進国でも異例のスピードでワクチン接種が進められている理由については、またそのうち別記事でまとめたいと思います😊

ワクチンが進んでいることでメリットはたくさんありますが、そのひとつが留学生の誘致における優位性。世界大学ランキングデータで有名なQSの調査によると、留学希望者は、アメリカやカナダ、オーストラリア、ドイツよりもイギリスへの留学を望んでいます

留学希望者のうち実に47%が「ワクチン接種が進んでいるからイギリスに進学したい」と回答。17%が「イギリスは世界のどの国よりもパンデミック対策がうまく行っている」と考えています(これはちょっと買いかぶりすぎかもしれないけど・笑)。

実際、昨年のイギリスの大学への留学申請数は過去最高に達しています。迅速なワクチン作戦も含めて、世界各国の若い人たちにとってイギリスが魅力的な場所であり続けることはもちろん嬉しいこと。また優秀な人がどんどん集まって、現在の新型コロナのみならず、次のパンデミック対策でも活躍してくれるのでしょう👨‍🎓

そう、イギリスはすでに次のパンデミックに向けて動き始めました。

英国政府は30日、ワクチン研究・開発に向けた資金を集めるため、2022年にサミット(首脳会議)を開催すると表明した。将来的な病気のパンデミック(世界的大流行)に備えてワクチン生産のスピードアップを目指す国際団体を支援する。

そもそもアストラゼネカ製のコロナワクチンがこんなに早く誕生したのも、オックスフォード大学が10年前から同ワクチンの研究を地道に続けていたから。始まってからの開発ではやはり間に合わないんですよね…🙄

次のパンデミックでは100日以内のワクチン開発を目指しているそう。今回のスピード感を目のあたりにしていると、それも夢ではないのかも⁉と思えます✨

イギリスでは、新型コロナに関する前例のない試験も進行中。たとえば、コロナから回復した人を意図的に再感染させて経過を観察するという、いわゆるヒトチャレンジや…。

昨日はなんと「トライアル」として、リヴァプールで6,000人規模のクラブパーティを開催!!会場での迅速検査で陰性が出た人のみが参加できるのですが、マスクもソーシャルディスタンスもなしでOK🥳

「こんな状況(検査が必要etc.)でも楽しめるのか?」というのもこのトライアルの焦点のひとつでしたが、参加者からは「青春を奪われた気になっていたけど、今夜はサイコー!!」「何を着ようか迷うのも楽しくって~💓」という喜びの声が続々。本人たちも楽しめ、感染状況のモニターとして社会貢献もできるということで素晴らしいです(笑)。

ちなみに今後、FAカップ決勝戦(サッカー)やリヴァプールでの音楽フェスでも同様の「トライアル」が行われます。何事も「やってみなければわからない」というイギリス魂。これからもいろいろな挑戦やブレイクスルーを見せてくれるんだろうなぁーと思うと、やっぱり楽しいです💃🎶

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