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2015.4〜 地方移住のタイミングで在宅勤務を開始。現在は、オンラインを中心に企業人…

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2015.4〜 地方移住のタイミングで在宅勤務を開始。現在は、オンラインを中心に企業人事部向けに健康管理、健康経営の支援を行っています。 MBA、健康経営エキスパートアドバイザー。 仕事や働き方が個人の心身の健康とエンゲージメントに及ぼす影響や、企業経営との関係に関心があります。

最近の記事

【ナッジ】人や組織が「変わる」ためのアプローチとは?

こんにちは。 健康経営エキスパートアドバイザーのYURIKOです。 今回は【ナッジ】、行動科学の知見から、人や組織が変化の際に望ましい行動をとれるようにあと押しするアプローチにはどのようなものがあるのかについて整理してみたいと思います。 今回の参考図書はこちら⇩ チップ・ハース&ダン・ハース著「スイッチ!「変われない」を変える方法」株式会社早川書房、2010年 1. 重要な事実本書の冒頭で「重要な事実」としてあげられているのは「自己管理は心身を消耗させる」という点で

    • 【働きがい】とマネジメント

      こんにちは。 健康経営エキスパートアドバイザーのYURIKOです。 ちょうど「モチベーション3.0」 (ダニエル・ピンク[著]・大前研一[訳]、講談社、2015年) を読みかえしていたので、あらためて整理してみます。 過去一世紀の間、根本的にマネジメントは変化していない 中心となる管理体型は、依然としてコントロール 主な手段は、あいかわらず外発的動機づけ(給与、昇進・昇格など) そのため、今や先進経済の多くが頼っている非ルーチンの右脳的能力が重視される最適環境

      • 【多様性】の目的は複数の視点で問題を解決すること

        こんにちは。 健康経営エキスパートアドバイザーのYURIKOです。 今回は【多様性】、ダイバーシティ&インクルージョンという観点から組織について考えてみたいと思います。 今回の参考図書はこちら⇩ マシュー・サイド著「多様性の科学」株式会社ディスカバー・トゥエンティワン、2021年 1. 能力の高さと多様性は両立しないという考え方本書の中で最も印象に残ったキーワードはアメリカでも長い間主流であった「能力の高さと多様性は両立しない」という考え方です。 政治家の中には、

        • 【戦略人事】から組織のエンゲージメント向上を考える

          こんにちは。 健康経営エキスパートアドバイザーのYURIKOです。 今回は【戦略人事】という観点から組織のエンゲージメント向上について考えてみたいと思います。 今回の参考図書はこちら⇩ リード・デシュラー/クレイグ・スミス/アリソン・フォン・フェルト著、土井哲/長島高志/山下茂樹訳「最強の戦略人事」東洋経済新報社、2020 1. 訳者土井氏の課題認識日本語版の発刊にあたり、冒頭で訳者の土井氏は2010年以降日本で広まった「組織開発」への課題認識と本書で紹介するフレー

        【ナッジ】人や組織が「変わる」ためのアプローチとは?

          【自律的キャリア形成】から組織のエンゲージメント向上を考える

          こんにちは。 健康経営エキスパートアドバイザーのYURIKOです。 今回は組織・人事に関する日本の権威の一人である高橋俊介氏の「キャリア論」の【自律的キャリア形成】という概念から組織のエンゲージメント向上について考えてみたいと思います。 (出所)高橋俊介「キャリア論」東洋経済新報社、2003 1. 個人のキャリアをめぐる環境変化高橋氏は「日本型雇用モデル(いわゆる企業によるキャリア支配とその見返りとしての雇用責任というモデル)」が大きく変化しようとしている背景に、以下

          【自律的キャリア形成】から組織のエンゲージメント向上を考える

          働き方から健康に。【ワーク・エンゲイジメント】を高めよう

          こんにちは。 健康経営エキスパートアドバイザーのYURIKOです。 今回は、働き方と健康の関係ということで【ワーク・エンゲイジメント】について触れてみたいと思います。 ※どちらかというと、企業目線、健康経営担当部門目線の内容です。 1. ワーク・エンゲイジメントとはワーク・エンゲイジメント(Work engagement)とは、仕事に対してのポジティブで充実した心理状態のこと。     ワーク・エンゲイジメントが高い人は、仕事に誇りとやりがいを感じ、熱心に取り組み、仕事

          働き方から健康に。【ワーク・エンゲイジメント】を高めよう

          Forbes Japan 6月号 「新しい働き方・組織」論 リンダ・グラットン教授が考える「個人の新しい生き方」、日本の「人的資本」経営で先行する「CHRO」へのインタビューなど。 人的資本、戦略人事に関心がある方にオススメです✨ https://forbesjapan.com/magazines/detail/123

          Forbes Japan 6月号 「新しい働き方・組織」論 リンダ・グラットン教授が考える「個人の新しい生き方」、日本の「人的資本」経営で先行する「CHRO」へのインタビューなど。 人的資本、戦略人事に関心がある方にオススメです✨ https://forbesjapan.com/magazines/detail/123

          働く人にとっての【生活習慣リスクと改善のポイント】とは

          こんにちは。 健康経営エキスパートアドバイザーのYURIKOです。 今回は、働く人にとっての【生活習慣リスクと改善のポイント】について。 ちょうど今、医療専門職の方の監修で生活習慣改善に関する動画を制作しているところなので、少しtipsを書いてみたいと思います。 1. 生活習慣のリスクとは突然ですが、皆さんは健康診断を受ける際に生活習慣に関するアンケートに答えているのを覚えていますか? (↓こんな質問です) 現在たばこを習慣的にすっている ①はい ②いいえ 朝食を抜

          働く人にとっての【生活習慣リスクと改善のポイント】とは

          健康経営に取り組むうえでの基本的な考え方

          こんにちは。 健康経営エキスパートアドバイザーのYURIKOです。 今回は健康経営に取り組むうえでの基本的な考え方について。 健康経営とは、については以下経済産業省のサイトが詳しいのでご参照いただきつつ、今回は企業が健康経営を取り組むにあたり、どのように考え取り組んでいくべきかについて書いてみたいと思います。 1. 正しい目的を設定する健康経営に興味がある、取り組みたいという企業の方とお話すると、大きく以下の2パターンに分かれます ・経営層が認定取得に関心がある

          健康経営に取り組むうえでの基本的な考え方

          社員のヘルスリテラシー向上施策はどうあるべきか?

          こんにちは。 健康経営エキスパートアドバイザーのYURIKOです。 企業や健康保険組合の方から 「社員のヘルスリテラシーが低いので何とかしたい」 と相談されることがあります。 どうすれば良いのか?の前に、 「健康とは何か」 「ヘルスリテラシーとは何か」 について簡単に整理した後、働くひとにとっての健康増進、ヘルスリテラシー向上施策とはどうあるべきかについて考えてみたいと思います。 【健康】 健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱が存

          社員のヘルスリテラシー向上施策はどうあるべきか?

          日本企業の健康管理のマクロ環境

          こんにちは。 健康経営エキスパートアドバイザーのYURIKOです。 いきなりマクロ環境?と思われるかもしれませんが。 クライアント企業の健診結果でまず最初に見るのが、社員の平均年齢と企業全体の健康リスク者の割合です。 業種にもよりますが、以下が平均的なペルソナです。 ・平均年齢 40歳前後 ・病院での治療や生活習慣の改善が必要な社員の割合 40~50% ※軽度異常を含めると80%前後 年齢とともに生活習慣病のリスクは有意に上がるため、重症化予防は企業や健康保険組合、

          日本企業の健康管理のマクロ環境

          はじめまして

          はじめまして。 健康経営エキスパートアドバイザーのYURIKOです。 現在、企業や健康保険組合向けに健康管理などのサポートをしています。 これから、noteを通して現在感じていること、考えていることなどを皆さんと共有できればと思います。 企業や健康保険組合で健康管理を担当されている方、健康経営に関心がある方などに気楽に読んでいただければ幸いです。 どうぞよろしくお願いします。

          はじめまして