【働きがい】とマネジメント
こんにちは。
健康経営エキスパートアドバイザーのYURIKOです。
ちょうど「モチベーション3.0」
(ダニエル・ピンク[著]・大前研一[訳]、講談社、2015年)
を読みかえしていたので、あらためて整理してみます。
過去一世紀の間、根本的にマネジメントは変化していない
中心となる管理体型は、依然としてコントロール
主な手段は、あいかわらず外発的動機づけ(給与、昇進・昇格など)
そのため、今や先進経済の多くが頼っている非ルーチンの右脳的能力が重視される最適環境とは大きくずれている
著者のダニエル・ピンクはこのような課題認識に対して、非ルーチンワークに望ましい報酬(動機づけ)として以下をあげています。
公平な賃金を保証し、自律性やマスタリーや目的を育む
健全で長期的に動機を保てる環境づくりに焦点を合わせる
交換条件つきの報酬はほぼ全ての状況で(期待する効果が出ないため)避ける
予期しない、条件のつかない、思いがけない報酬を検討する
この論理を裏返すと、働きがいが下がり続ける日本の現状は
公平な賃金が保証されておらず
短期の売上・利益重視で長期的に動機を保てる環境づくりがなされておらず
社員を動機づける適切な報酬が検討されていない
のいずれか、またはいずれも該当するということになります。
どのような状態であれば働きがいを感じ、仕事のパフォーマンスにつながるのか
個人単位で
プロジェクト単位で
職場・企業単位で
見直す必要がありそうです。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでも皆さんの気づきになれば幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?