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コロナ禍のサンフランシスコ旅行:3日目

やっと時差ぼけから解放されて、調子にのって歩きすぎたら足が棒になるくらい疲れた3日目。現代美術館が出てきます。

昨日寝る前に飲んだカモミールティー(よく眠れるハーブティー)が効いたのか。はたまたホテルのベッドに慣れたのか。
昨夜は一回も目覚めることなく深い睡眠を取ることができた。

昨日と同じく朝活としてPier 39までウォーキングをした。
今日もいい天気。
巨大なクルーズ船Majestic Princess Londonが泊まっているのを見かけた。

飛行機もいいけど、いつか豪華客船で旅行してみたいな。

日本から持ってきていたお金をアメリカの銀行口座へ預けに金融街へ。
Financial District (ファイナンシャル・ディストリクト)にある銀行の本局は美術館・博物館のような豪華絢爛さ。
柱は古代ギリシャ建築のようなデザイン(コリント式?ドーリア式?)。
美しく細かいデザインが施された天井。
シンプルだけど温かい光を灯すシャンデリア。
さすがに銀行内で写真撮影は禁止されていたのが残念だったな。

昨日一緒にディナーをした友達に会いに二人が働くそれぞれのお店へ。
朝早かったのでそれほどお客さんもいなくてよかった。
偶然にも二人から同じ形の(色はピンクと水色それぞれ)小さな花瓶をプレゼントしてくれた。
日本ではあまり見かけない花瓶の色合いで、かわいい。

色と模様が海を連想させる。ぽってりとした丸いデザインもかわいい。

昨日のディナーといい、花瓶のプレゼントといい。
ここまでしてもらうと悪い気がするのが日本人特有の性質なのか。
でも、これほど喜びいっぱいに歓迎してくれたことは、きっと私たちが一緒に過ごしていた日々が素晴らしかった証拠。
二人にとって私は結構、良い友達なのかも?と自己肯定感が急上昇した。

この日はホテルのチェックアウトをして次に宿泊するAirbnbにチェックインする予定だった。
チェックアウトから次のチェックインまでに4時間ほど時間があったので、ホテルで荷物を預かってもらい、唯一ホテルから徒歩で行ける距離で開いていた美術館 SFMOMAへ。

美術館の中には地元の小学生と高校生で混雑していたけれど、一番上の7階から下へと作品を見てまわると落ち着いて作品を楽しめることに気がついた。
ダリの絵画も展示されている。

カラフル!としか表現できない… 笑

現代美術館なので、言ってしまえばよくわからないものばかりなんだけど…。
抽象的な絵画を見ていると、芸術って『リアルだから』とか『上手だから』良いってものでもないのかな…。
展示されていた写真はどれもパワフルで、初めて芸術としての写真の威力を体感した。

一番印象に残っているのは、子供向けのおもちゃに見えた、ミニチュアの人が遊んでいるスノードーム(雪は降っていないけど)。
実はこれ、アメリカとメキシコにある国境の壁で隔たれた人々は国は違えど同じように遊び、生きていること。
同じ人間なんだと言う深いメッセージが込められている。

スノードームのデザイン画。フェンス越しにシーソーをしたり、ポロをして楽しんでいる人々など。

ということで、SFMOMAで芸術に触れて大満足だったけれど、脚がまあとてつもなく疲労困ぱいだった。
立っているだけで脚がジンジンと痛む。
スーツケースを引きずってAirbnbまで地下鉄で行こうと計画していたけれど、さすがに諦めてLyft (リフト:Uberみたいな配車サービス)に乗り込んだ。

今日から泊まるAirbnbにはキッチンはない。
でも、専用のバスルームと自分の部屋のインテリアがとてもおしゃれで可愛い!
疲れていたのに、それだけでテンションが上がる。
上がりすぎて、近所にあるアジアンスーパーまで、また歩いた。

このスーパーは私が大学生の時にはまだなかったな。
もし私が焼肉屋だったら、このスーパーでお肉を仕入れたいほど肉の種類が豊富!

アメリカのスーパーでバラ肉とか薄くスライスされたお肉を見かけるのが皆無だったので、スーパーにいるだけで幸せすぎた。
別にAirbnbで料理をする訳でもないんだけど。
ああ、大学生の時にこのスーパーがあったら絶対通っていただろうなぁ。
まさに日本人留学生にとってテーマパークだわ。

友達に会って、観光もして。地元の人のようにスーパーで買い物をした日。少しずつサンフランシスコの街に慣れてきたなと感じる、そんな3日目のお話でした。


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