コロナ禍のサンフランシスコ旅行4日目
昨日から宿泊し始めたAirbnbから最も近い路面電車の停車駅の場所が分からない。乗るはずだった電車が私の目の前を通り過ぎてしまった。あるあるだけど。
仕方がないのでこれもまた歩いてStonestownへ行くことに。
歩いている途中に、私がかつて通っていた大学にたどり着いた。
2020年まで私がサンフランシスコに住んでいた時は、コロナの影響で生徒全員リモートで講義を受けるしかなかった。でも今、再び大学生たちが大学のキャンパスに戻ってきている!
時間帯のせいか、歩いている生徒数は少ない様子…。
それでも、春の陽気に包まれながら久々にキャンパス内を歩くのはとても考え深かった。
自分は周りからここの大学生だと思われているのかなとか気にしつつ。
歩いている大学生たちのあどけない表情を見ていると、もう私もそんなに若くないわ…なんて感じたり。
友達が昔住んでいた寮は取り壊されて、新たに建物が出来上がっていた。
私が住んでいた寮やアパートは何も変わらず。外壁のペイントまで同じまま。
ほっとした。
やっとたどり着いたStonestown にある、Boudinでsourdough bread (酸っぱい味がするパン)の器に入ったクラムチャウダーを食べた。
濃厚すぎず、サラッとしていて食べやすい。
サラダをサイドメニューで付けたりできるけれど、器のパンまで食べたらお腹いっぱいになるから、私はオススメしない。
このパン、日本にはあまり見かけない酸っぱい味がするから、好き嫌いが分かれるところ。
時差ぼけのせいであまり食欲がないけれど、サラダを食べたい時。
私ならこのパンを普通の紙のカップに代えて注文するかな。
でも、旅行感はあんまり出ない。しかもインスタ映えもしない。
少しショッピングモール内をぶらつくと、いつの間にか日本の回転寿司チェーンのくら寿司が出店していた。
日本人だけど、アメリカで、しかもつい2年前まで住んでいた街で、回っているお寿司の発見は衝撃!寿司が回ってる!
「いや、自分は何人なんだよっ!」
さまざまなブランドの化粧品が並ぶSephora(セフォラ)で液体ファンデーションの色を選ぶのに、店員さんにお手伝いしてもらった。
一つ一つの色を実際に肌につけて一番肌の色にぴったりな商品を選ぶのって手間がかかるんだろうな。
でも店員さんはおもむろに魚眼レンズのようなものを取り付けたスマホを取り出して、私の肌にそのレンズ(?)を当てた。
すると数秒で私の肌の色に合う商品をAIが探してくれる。
テクノロジーを駆使してる!こんなの日本で見たことない!
(でも日本であまりファンデーション買ったことがない)
私が大学生の頃からそのモールにあったTarget (ターゲット:食料品から日用品、家具、衣類まで揃う)が、かつてデパートだった敷地にまで面積を拡大させていた。
Targetでは、カリフォルニアでしか販売していないコーヒー豆を購入。
2〜3年前までは一袋12〜3ドルだったのに、今では一袋17ドル。
値上げしすぎだよ。
旅行者だからいいものの、地元の人は物価高騰でやってられないだろうな…。
レジを終えて店の外にいると、いつの間にか入り口の真裏にたどり着いている。
まるでワープした錯覚さえした。そんなに歩いたはずじゃないんだけど。不思議な感覚。
3〜4年前までは百貨店だった敷地に、アメリカで大人気のちょいとお高めなオーガニックスーパーのWhole Foods (ホールフーズ:日本で言うと大型の成城石井っぽい)や、その上の階には映画館ができていた。
結局Whole Foodsで買ったのはヨーグルト2つにミートボール(お惣菜)くらい。
私が大学生の時はWhole Foodsまで行くのにバスに乗ったりしてたっけ。
もしあの時、近所にあればチーズやハムとか買って、毎週末気軽にオシャレなホームパーティーをしてたのになぁ。
野菜の苗も売っていて、家庭菜園したいなぁとか、もうタラレバが止まらない。
そうそう、夜にミートボールを食べた。
アメリカのお惣菜も捨てたもんじゃない!とっても肉肉しい。美味しかった。
ここ2〜3年の間に私が慣れ親しんでいた街並みが良い意味でも、悪い意味でも(?)変化していたんだなと体感した4日目。
街がより便利になることはいいことだよね?
*見出しの画像は Pier 39付近にあるBoudin のお店です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?