媚(こび)を売らない

ゆーです。

今日は、ちょっぴり変わり種の話題を。

「媚びを売る」ことについて。
学生にも社会人にも、媚びを売る人ってたくさんいますよねー。
のっけから尖ったことを言うなら、ボクはあまりそう言う人が好きではありません。笑

偉い人に媚を売ってるのを見るのもあまり好きではありません。
でも、もっと嫌なのが自分に媚を売ってくる人

学年が上がったり、社歴が上がったりすると、どうしてもそういう人は現れてくる。
大学の研究室にいた頃は、それなりに研究室運営のことを考えていたので、先生にとっても後輩にとっても良い状況になるように意識していた。
研究よりもマネジメントに意識も力も入れていた気がする。
するとですね、周りにこういう人間がいないと必然的に役に立つ人間になる
もっと言えば、ボクの近くにいると「いい情報・利益をもらえる」状況がどうしても出来上がる。

もちろん差別なんてしてないし、平等に何事も取り組んでましたよ?
自分の好き嫌いで扱いは変えなかったし、頑張ってる人を応援するようにもしてました(大して何もしてない人に肩入れしてしまって、結果こそ出てないけど頑張ってる人のやる気を削ぐなんてことが無いよう、ここは特に気をつけてました)。

それでもです!
やっぱり周りから見ると、利益を得られるので近寄ってきます(ボクの人間性をよっぽど嫌いでない限り)。
例えば、研究の新しいテーマをもらえるとか、学生の間に何を意識してやるべきかとか、(ボクのお金で笑)飲みに連れて行ってもらうとか、就活の面倒を見てもらうとか。
2年ほどしかやってない人と、5〜6年やってきた人間では、そりゃスペックも違いますからね。
後輩からすると、助けてもらえるところは助けてほしい

でもですね、ボクはそういうのを露骨に見せて近寄ってくる人間を避けてました。
でかい声で「媚を売ってくる奴は嫌いだ!」とも言ってました。笑
気持ち悪いんですよ、本当に。

その人自身は、自分の欲を埋めるために、ものすごく人間らしい行動を取ってるんでしょうけど、ボクは機械的に“ボクがあげられる利益を与えている”ように感じる。
そう、まるで、そのためのロボット。
人じゃない(無論、相手はロボット扱いしてるつもりなんてないんですが)。

人を人として扱わない人が、どうしても無理でした。
ボクのやり方が功を奏したのかはわかりませんが、基本的に周りには年齢問わず友達のような人しかいませんでしたね。
(生意気な後輩とかもいましたけど、研究者として対等に話せてましたし、有意義な時間をたくさん過ごせました。)

コレは会社でも同じことが言えると、最近思ってます。
ある程度の役職についた人たちって、人を損得だけで見てない気がします。
そういう人たちだからこそ、どんなチームであれハイパフォーマンスを維持し、結果を出せてるのかもしれません。
対等に話せる人を求めてる気がします。
変に媚なんて売る必要はない(もちろん嫌われるようなことはしちゃダメですよ笑)。
気に入られようと意識すること自体、ボクは不要だと思ってます。

「気に入って欲しけりゃ役に立つことを示せ」なんて言う人も確かにいます。
でも、全部のことを損得で考えるのってつまらなくないですか?
単純に面白いとか好きでもいい
人間関係に邪念は、できるだけ入れたくない。

仕事のできる人とかって、忙しいので「役に立つ」人を見がちなのはあります。
でも、できる人がそういう人しか見ていないのかは疑問です。
仮にそうなのであれば、“仕事”から解放された時、その人は寂しい人生を送る気もしています。
遊んでくれる人がいない…。
別に、本当に”遊びに行く”必要もありませんし、話すだけでもいい。
でも、仕事に集中しすぎて、そんな人もいなくなると寂しい気がします。

(どこで読んだか忘れてしまいましたが…、)多くの人が死ぬ前に後悔することの第1位は「仕事をしすぎたこと」らしいですね。
まだ働き始めて数年ですが、最近ホントそう思います。
もちろん!遊ぶように働けるのであれば、たくさん仕事をすればいいです。
”楽しいことをやり続ける”、素晴らしいことです!
でも、義務感のように働く時、心はどうしても蝕まれるようですので…。

なので、仕事は確かに大切ですが、損得だけで物事を判断しないようにしたいですねー。
仕事にせよ、遊びにせよ、人間関係が一番大事だとボクは思ってます。

人間らしく、好きな人同士で集まって、好きなことができるようになればいいなぁ。


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