生活リズムの異なる企業研究者と学生研究者
ゆーです。
学生の頃と比べて、企業に入って何が変わったかなぁと考えてました。
そんな中、誰と話しても大体最初に出てくるのが、“時間の概念”。
確かに、生活リズムが大きく変わりました。
理系の学生だと、夜遅くまで研究室に残ってる人も多いと思います。
夜中までずっと実験してたり…。
反動で朝遅れてしまう人もいますかね?
ボクも、基本的には“朝9時ぐらいから”と、のんびりスタートで夜遅くまで実験をするスタンスでした。
それが会社に入ってどうなったか?
とりあえず、朝は早くなりましたね!
今だと、朝6時ごろには起きてすぐに出発。
で、8時ぐらいから仕事開始。
夜は遅くても18時ぐらいまでしか実験していません。
規則で休憩を60分以上取らないといけない。
ずいぶん時間の扱いが変わりました。
学生の頃は、「研究者もクリエイターみたいなもので、時間をガンガンかけてでも良いものを生み出さないと!結果出してなんぼや!」と思ってやってました。
が、会社だと、残業も管理されますし、そうもいかない。
企業研究者は、時間をかけて生み出せば良いわけではない。
しかも、実験以外の仕事もたくさん。
働き方を一新しないと、成果に繋げるのが難しいです。
あまり効率ばかり重視した研究も良くないのかもしれません。
成果こそ出るかもしれませんが、近道ばかり探した結果、面白くない研究になってしまうことは往々にしてあります。
このあたり難しいですね。
ただ、こうやって働いてみて1つ思うことが…。
学生時代に、ボクが夜まで働けていたのは、“自分が夜型だった”のもあります。
疲れこそしましたが、それでも夜も活発だった。
それが一転、企業に入ると、リズムは朝型に。
でも、人それぞれ朝型・夜型ってあります。
朝早くから起きるようにしたからといって、体まで朝型にはなりません。
それで順応できる場合は、“元々朝の方が向いていた可能性”が大いにあります。
ボクの場合、朝早く起きたせいで、必要以上にだるく眠い。
元気になり始める頃には、帰る時間です。
「なんてこったい!」
それでも、会社が指定するならば、順応するのも致し方ない。
朝からの会議とか、眠すぎて苦痛ですが、耐えてます!笑
コロナが流行り、在宅勤務もできるようになったので、うまく調整もできるようになったので、最近こそ効率的に働けてる気はしますが、入社したては少し辛かったですね。
で、色々考えて、思いました。
「仕事って作業し続けるのが全てじゃないな?」と。
時間の制約もありますし、朝型が辛かろうが、お金をいただいているのでやるしかない。
そこには責任がありますので。
でも、”研究をすることがお金になる”とは限らないので、「仕事とは?」を考えるようになってから、かなり楽になりました。
力の加減をできるようになったということですかね。
あとは、「成果を出せるかっこいい人にはなりたい」のであって、それが実現できるなら研究者でなくても問題ない。
正確には、研究ばかりしなくてもいい。
極論、研究を細々と続けて、並行して別のもので成果を出しておく。
そして、いつか研究でも成果を出す。
こうすれば、研究にも時間を割けますし、時間もかけられる(時代の変化には注意ですが)。
また、朝がしんどいなら、その時間に頭を使わないことをすれば良いですし、時間が少なくて実験できないなら、ロボットの導入を考えたりもあり(なかなか難しいですが)。
頭の使い方を変えました。
生活リズムだけ変えて、他のことを変えていないと、いつかつまずく。
「効率化」と言ってしまうと、無機質ですが、有機的に全てをつなげていくイメージですかね?
無理になんでも省略する必要もないと思います。
夜型なら、それに合わせたやり方を考える。
効率ではなく、全体調整を考えてみるのが、良い気がします。
これは、効率化による削減を重視するわけではないので、自分の根本を消してしまうこともない。
ありのままで戦えます。
好きなことを好きなようにやるために、その方法だけ少しいじってみるのが良いですね。
学生の方々は、社会人になると一気に環境が変わりますが、自分の大切にしたい部分だけでも、今から見つめ直しておくと良いかもしれませんよ。
お試しあれ。
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