見出し画像

若手企業研究者のとある働き方 第4回

ゆーです。

みなさん普段メモってしますか?
手書きなのか、スマホなのか、PCなのか、はたまた別の方法か。
人によっては、noteをメモがわりに使われてる方も…。(いつかボクもしてみよ)

ボクは、よくメモをとります。
読書をするときは、基本スマホにメモしてますね。
その他、何か研究の論文を読んだり、講演を聞いたり、雑談的に人の話を聞いたりって時には、手書きでメモを。
タブレットではなく、紙にボールペンでメモすることが多いです。

そりゃもう、ひたすらメモしてます。
と言っても、全てをメモするわけでもなく…。

一体どんな基準でメモを?

基準は主に2つですね。
メモを取る理由にもなっているんですが、1つ目が“誰かに話したいことかどうか”
誰かを想像し、その人が知らないであろうこと、そして、聞けば驚いたり喜んでくれそうなことであればメモします。
なので、メモをするときも、“どう伝えるかを想像して”書きます。

ある新商品が出るとなったとき、「新商品が出る」ということをメモするのではなく、「新商品の何が新しくて、どう良いのか」とかまでですかね?(こんな堅苦しい文にする必要はないですし、してません笑)
もちろん時間がない時には、「商品名だけ」書いて終わることもありますが…。

また、「聞いたこと・知ったこと」だけでなく、アイデアなんかもメモします。
アイデアの提案というのは、私たち研究者にとって欠かせない要素だと思いますので。
それにメモしたことをすぐに伝えるとも限らない。
というのも、パッと思いついたアイデアがいいものとは限らない。
(まぁ“十分に練って寝かせたからとて良くなるのか?”と問われると、そうとも限りませんが…。)

ですが、この段階ではメモをしているだけで、誰かに話したわけでもありません。
他のことをメモしたときに、それらが合わさって、さらに良くなるなんてことも?
こういう偶発的なことも生まれるので、メモはいいですね。

次の基準に移ります。
2つ目は、なんといってもアイデアの種になるかどうか
1つ目の基準の最後に書いたのは、思いついたアイデアそのもののことで、こちらの2つ目の基準は、アイデアの種の部分になります。
ただですねー、これは正直なところ具体化するのが非常に難しい。

というのも、新しいことって何かと何かの組み合わせです。
「じゃあ、なんでも組み合わせればいいの?」っていうと、ボクは「必ずしもそうじゃないんじゃないか?」と思ってます。

自分のめちゃくちゃ詳しいところと、全く知らないところを組み合わせるの
って無理だと思うんです。
繋ぐためには、その中間にある“結び目”になる部分のことを知らないといけない
でも、その“結び目”の部分がどんなもんかも、もちろんわかりません。
少しぐらいは知識を持ってるかもしれませんが、なんせ詳しくない分野ですから。

少し知ってる分野と、自分の詳しい分野を繋ぐのであれば、その境界線のことも全くわからないなんてこともない。
つまりですね、自分のテリトリーから少しずつ手を広げていかないと厳しいんじゃないかなと。

そうなるとです、よくわからないものでもなんでもメモしてると、使えないものに溢れる可能性が大きい。
なので、ボクの場合、「勉強してみたら理解できそうやけど、現時点ではわからん!」というのをメモすることが多いですかね。

理解が進んだ時、一気に面白いアイデアになることがあります。
そんな可能性を秘めてそうだと思ったことをメモるようにしてますね。


以上が、ボクのメモする際の基準です。
「思いついたこと・知ったことを忘れないように」とか、「指導してもらい、2回目を聞きにくいから」とかっていうのもありますが、基本的には上で書いた2つがメインの基準になります。

前者は「相手の役に立つこと」で、後者は「(将来の)自分の役に立つこと」って感じですかね。
人間、そんな記憶力も良くないですし、後から使う情報もたくさんあります。

メモにデメリットなんて無いかと思いますので、ぜひメモする習慣の無い人にはこれからメモを取ることをオススメします。
(特に研究者で、アイデアの枯渇してる方!試してみる価値ありです。)

(自分も含めて)きっと誰かの役に立ちますよ!


この記事が参加している募集

気づきなどのきっかけになれば幸いです。やはり応援していただけるのは、ものすごく嬉しいですし励みにもなります。またぜひお立ち寄りいただければ… (いただいたサポートは、今後の活動資金にさせていただきます。何かしらの形で還元させていただければと思ってます。)