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今日も明日も「いいこと」がみつかる 「繊細さん」の幸せリスト(著:武田友紀)

ずっと気になってた本。やっと読めました。

繊細さんの敏感さを強みとして考え、毎日を幸せでいっぱいにするための気付きや、方法が書かれています。
題名を見るだけで思わず手に取りたくなる。

読んでいる間も幸せについて考えているので、幸せな気分になります。



まず前提として幸せを感じられるようになるには「成果主義から一歩外に出ること」とのこと。

「人の役に立たなくては」
「効率良くしなければ」

という思考ではなく、

「楽しい」
「美味しい」
「嬉しい」

と自分が感じる事を大切にする。

他人が一般的に感じる事に合わせるのではなく、あくまで自分が感じる事。

そういえばBTSの曲のナムジュンのパートにも

「幸せの価値なんて自分で決めてしまえばいいんじゃない」

という歌詞があったのを思い出した。



感じる幸せ

感じる力で、私が幸せだと思う場面は…

・新緑やお花のいい匂い
・水が流れていく音
・窓から差す日差し
・美味しいパンを食べた時
・元気いっぱいにお散歩している犬を見た時

考えているだけで幸せな気分になってくる…。

こういう自分にとって幸せだと感じる時間があれば、パッと見るだけでなく、少し時間を取って眺めたりゆっくり味わう事で、感じる力がより磨かれていくそうだ。


繊細さんは人のニーズに応える力に長けている。
それはとても素晴らしい事なんだけど、つい「人のため」に動く事が多くなり疲れてしまうらしい。心当たりはある。

なので自分の「欲」も大切にするといいそうだ。

「少しの労働で自由に生活したい」
「美味しいものを沢山食べたい」
「好きな街に住んでみたい」

私の欲はこんな感じ。


直感の幸せ

私は直感が当たるほうだと思っているが、やはり繊細さんは直感が鋭い人が多いらしい。

私が直感働いてるなぁと思う場面は、こんな時。

・相手の口調で相手が考えている事がわかる(本当はこうしたいんだろうなぁ~とか)
・「今日はこっち」といつもと違う道を選んだら、いつもの道で事故等が起きてた時
・初対面の人で気が合いそうな人かどうかわかる


そして直感は大体当たっている。
直感で感じた後に「いや、でも…」と思い別の行動を選択した時は、後悔する事が多い。

直感に従って自分にいいものを取り入れる事によって、合わないものも分かるようになってくるとの事なので、自分の直感は大事にしたい。


深く考える幸せ

起きてる間中ずっとしてるんじゃないかと思う「深く考える」という行為。
これも深く考えるからこそ、得られる幸せもあると気付けた。

私の深く考える幸せは

・好きな曲の歌詞について独自の解釈をして感情移入する
(歌ってるアーティストはどんな気持ちで作った曲なんだろうとか、曲の主人公の心情を考えたり)
・人の服装や持ち物から相手の背景を想像する
(花束を持ってる定年退職っぽい会社員を見たら「勤務お疲れ様でした」とか、ライブ会場でおしゃれしてるファンを見たら「推しのために頑張ったんだなぁ」とか思ったりする)

これは自分というより、自分以外に対して思う事が多いですね。

動物とかに対しても多いかな。
晴れた日にぽっかぽっか走ってるポニーを見たら「暖かくて嬉しいんだろうな~」とか。

嫌だった事とかをずっと考えたりする事があるので、深く考えるって悪い点なのかなぁと思っていたけど、見方を変えれば幸せに繋がりますね。



表現の幸せ

現代では表現にはいろんな方法がある。

私は心のうちはほぼこのnoteで表現している。
写真はインスタに投稿していて、歌はポケカラというサイトでたまにアップしている。

背伸びした事をするとだんだんキツくなってくるから、ありのままを表現している。
とてもキラキラとはいえない日常をnoteに書き、一眼ではないスマホカメラの写真をインスタにアップし、歌もたまに音程外したりしてるけどそのままアップ。

でもそんな投稿でも、反応してくれる方はいる。

他人がどう言おうと自分がいいと思ったものを表現していくことで、自分と価値観が近い人と出会えたほうが幸せだ。


良心の幸せ


良心を感じると本当に幸せだ。

私はよく道を尋ねられるが、教えてあげて「わかりました!ありがとう!」と言われるととても嬉しい。

あと街中で、「これ落としましたよ~」と知らない相手に話しかけて手渡してあげたりする場面を見てもほっこりする。

自分自身も良心を大切に生きたいと思っているが、たまにその良心に苦しむ事がある。

相手が困っていると「なんとかしてあげたい」という気持ちが強くなり、出来る限り手助けしようと思う。
でも自分にはできない事だったり、手助けしてあげても相手が納得してない様子だったりすると、「自分はダメなやつだ」と思ってしまう。

でもこの本の文章に「そういうのは得意な人に任せておけばいい」と書いてあった。何もかも自分がしようとせず、任せる事も大事だと思った。
そして自分を責めなくていい。


共感の幸せ

最後は共感について。
共感性が高い繊細さんも多そう。

先ほどの「深く考える」の部分と被るが、ドラマや映画も感情移入するし、人の嬉しさも悲しさも自分の事のように感じる。

この力を発揮して、相手に共感してあげたいと思う事もあるが、そのさじ加減が難しい時がある。

例えば会話をしている時は、相槌にもバリエーションを用意している。常に全力で聞いているので、結構疲れも感じる。
美容室では大体私より美容師さんが話して、癒されに行ってるはずがちょっと疲れたり…(笑)

本を読んでこれからは「そうなんですね~」作戦でいこうと思う。
中立的な立場でいられる相槌だそうだ。
自分とはちょっと違うなと思っても使える。


長くなってしまったけど、何か特別な事をしなくても、日常で沢山の幸せを感じられる繊細さを私は持っているんだと思えた。

幸せな事で溢れる毎日にしたい。






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