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#報道

誤報は1週間訂正報道すべき理由

誤報は1週間訂正報道すべき理由

報道メディアはきちんと訂正報道をしません。正確に言えば、「訂正したといえる」だけの訂正努力をしません。間違った報道をして間違った情報を視聴者に伝えたなら、少なくとも一週間は定期的に間違いであった旨を視聴者に伝えるべきだと思うのですがいかがでしょう。

なぜでしょうか。一番分かりやすいのは、日曜日に誤報を打った場合。サンデーモーニング(TBSテレビ系列,日曜日 8:30 - 9:54)を例に挙げます

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新聞やテレビ報道が、決して嘘をついてはいけない理由1

新聞やテレビ報道が、決して嘘をついてはいけない理由1

新聞の「嘘を含んだ煽り記事」やテレビの「捏造報道」、間違った情報を元にした「誤報道」ひとくくりにここでは「虚偽報道」と呼びます。これらは、報道倫理とかモラル以前に決して許されないものです。意図的に「虚偽報道」をした記者はメディアから追放すべきです。それほど重大な問題を抱えています。

メディアの正義メディアの本質的な業務は「情報の伝達」ですが、情報の伝達において、情報に「嘘」が含まれることは倫理以

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新聞やテレビ報道が、決して嘘をついてはいけない理由2

新聞やテレビ報道が、決して嘘をついてはいけない理由2

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で、嘘をつく個人記者に主に焦点を当て、虚偽報道は会社の信用失墜行為であり厳正に対処すべきであるという話をしました。そこでは書かなかったより重大な問題があります。それは、虚偽報道に大きなペナルティがなければ、メディア全体が腐ってしまうという問題です。これは、悪貨が良貨を駆逐するのに似ています。

虚偽報道を放置すれば、真面目な報道をしようとするほど損をし、正直者は必ず馬鹿を見ることになって

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知名度の武器

知名度の武器

名誉毀損に当たる内容をRTしただけで、名誉毀損に当たるという判例が生まれました(橋本氏の件に続いて2件目?)。

これはまったく別の犯罪要件を構成しうる判例です。名誉毀損の内容を述べるのではなく、RT、つまり拡散したこと自体が罪に当たる。それはすなわち、「拡散罪」というべき概念です。街頭で継続的に特定の人物の悪口を叫び続けることは当然名誉毀損になりえます。ところが現在では、このような明らかな現行犯

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