最近の記事

2024/6/29

先日、高村(長沼)智恵子の切り絵集を見せてもらったのだが、彼女がそのような作品を生前残していたとは全然知らなかった。 で、題材が自身が食べたものとか身の周りのもので、それがなんかすごくよかった。 もともと長沼智恵子については雑誌「青踏」の表紙を描いたということと、高村光太郎の妻であること、高村の有名なレモン哀歌からもわかるとおり彼女が晩年精神の病気で入院していたことくらいしか知らなかった。その病気というのも私はなぜかてっきり認知症的なものだと思っていたのだが、どうやら心労が

    • 2024/6/28

      昨日、山尾悠子「ゴーレム」についてラストがどうとか火事がどうとか書いたが、肝心の場面が抜けていた。水の出る館の場面!!どこからか水が湧きだしてくる庭のある洋館。あの場面を山尾さんは、クノップフの絵画からイメージして書いたらしく、まさにこれこれっていう感じ。 他にも好きなのいっぱいあるんだ、、というか全部好きなんだ、、最近の日記から山尾さん好きっぷりが溢れていると思う。 とはいえ今の季節に読みたいのはタブッキの「遠い水平線」ですね。これしかない。毎年こういうじめっとしつつ肌寒

      • 2024/6/27

        じめじめしていたけどちょっとだけ風が冷たくて梅雨っぽい天気だった。 ブランクーシ展見てきた。ブランクーシの頭部の彫刻を見るといつも、山尾悠子の書いた影盗みを思い出す。人の顔を見た途端にその者の「たましいの顔」を無意識に探り当て、粘土に刻みつけてしまう性を持つ、影盗みと呼ばれる存在。彼らの彫刻したたましいの顔ってこんな感じなんじゃないか。 影盗みの話本当に好きすぎる。あれはいくつかバージョンがあるのだがやっぱり作品集成に入っている「ゴーレム」が好きだ。余韻のあるラストも良いし、

        • 2024/6/26

          一日お手伝いの日だった。書くことがない。身体を動かしていれば余計なことなど考えないのだということがよくわかる。

        2024/6/29

          2024/6/25

          ある人に対して興味を失ったとたん話すことがなくなって、わたしって現金だな…。勝手に失望される方もさぞ迷惑だろう。

          2024/6/25

          2024/6/24

          久々にツイッター見たら嫌な気持ちにしかならなかった。ニュースだけ見てても社会のことがわからないからツイッターまだ登録したままにしているけど最近は使い勝手も悪くなったし相変わらずインターネットは地獄だしどうしようかね。 昨日焦って(?)引用した小原晩「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」、一気に読んでしまった。やっぱり昨日の箇所が一番響いた。 というのも、私は生涯独身子なしで全然OKだと思ってきたのだが、いや実際ずっと家族と同居してきた人間がいつか一人になったとき、生きてい

          2024/6/24

          2024/6/23

          淡い菫色のシャツにあずき色のパンツを合わせた白髪まじりのおじさんが、高架下のガードレールにもたれて、コンビニとかで買ったっぽいパンを無造作に食べていて、なんかよかった。 今日買った本。小原晩「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」と、詩誌「透けやすい」。 前者は前から本屋で見かけるたびに気になっていて、ようやく買った。最近こんな感じのエッセイがとにかく好きで、ハンターの目で探している。 後者は立ち読みしたらよさそうだったので。高校の終わりくらいからしばらく詩や短歌にはまって

          2024/6/23

          2024/6/22

          妙な歩き方をしている愉快な白い犬がいた。

          2024/6/22

          2024/6/21

          純粋に展覧会を楽しみたい気分になって民藝展に行ってきた。が、民藝自体が問題含みの概念なので色々また考えてしまった、、 刺子がすごく好きだ。こぎん刺しを初めて知った時本当に感動した。東北地方の厳しい寒さを凌ぐために、布地にびっしりと刺繍をして強度と防寒性を高めるという技術。繊細な刺繍の見た目もよい。わたしのルーツの一本は東北にあるので親近感も湧く。 でもかつての日本が(今の日本もだが)、東北を含めた地方に対して行ったことを考えると、無邪気に消費してはいけないとも思う。 とはいえ

          2024/6/21

          2024/6/20

          そこそこ落ち込みそうなことがあったけどそんなに落ち込んでいないことに逆にショックを受けている。なんだ、やっぱり私そんなに本気じゃなかったのか。そうか… 今日はお手伝いの日だった。与えられた仕事を丁寧に早く終わらせるのは当たり前だと思っているので、他の人もやるからもっとゆっくりやっていいよとか、横道それながらやってもいいよとか言われても、私には意味が分からない。

          2024/6/20

          2024/6/19

          かつての指導教員から、書いた小説について激詰めされる夢を見てうなされながら覚醒と二度寝を繰り返し、気付いたら12:30になっていてまじかよ、と思ったらはっと目が覚めて8:30だった。 今の指導教員はその人じゃないし、小説も書いてない。8:30起床も別に全然早くはないし、朝からなんだか疲れた。その後は図書館に行って、680円という微妙に高い代金を払って禁帯出の複写をとってもらう。まだギラギラ夕日の時間に帰ってきて、ああ、なんだかすごく学生だ。わたし社会復帰できるのかな。振り払え

          2024/6/19

          2024/6/18

          山尾悠子「初夏ものがたり」読み終えた。第3章を読んでいる時、完全に塚本邦雄を読んでいる時の気分になっていた。でも底にどす黒い血の川が流れていなかったので、あ、これは山尾さんの作品だった、と思い出した。 山尾さんの作品も血の気配が全くない訳ではないけれど、あったとしても清潔そうにプラスチックで隠されている、そんなイメージ。 それから、これはタキ氏をめぐる夢小説なのかもと思ったり…。

          2024/6/18

          2024/6/17

          暑いからか頭に血がのぼりやすい。何にでも反応して一喜一憂するのをやめたい、怒りはいつでもあるけれど。

          2024/6/17

          2024/6/16

          昨日の夜、寝床でごろごろしていたら急におなかが痛くなってきて、夕飯が多かったのかなどと考えつつしばらく休んでいたら頭を押さえつけられるような重さが来た。腹の方はなんともなくなっていたけれど頭の方は思い当たる節がありすぎて、iPhoneで確認したら急激に気圧が下がってきている。ああまたか、とがっくり来て、氷枕をしておとなしく寝ることにした。 気圧など環境の変化をトリガーに起こる偏頭痛は、昨年きちんと治療をしてかなりよくなったものの(同じような症状があって市販の薬が効かない人は

          2024/6/16

          2024/6/15

          朝は課題をやっていた。やっぱり文字に起こすと俄然物事が進む気がする。頭だけでは、考えているふりにしかならずに何も進まない、私の場合は。 午後はアンジュルムの昔の映像を見て涙が出るほど笑った。彼女たちを見ていると、自分の高校時代を少し思い出す。 Lucaが新しく曲を出していたのを知らなくて、ようやく聴いた。すごくよくて何度も聴いた。それから少し、先週の会話のことを考えた。

          2024/6/14

          出刃包丁はないけれど、散髪。日差しと湿度の季節に向けて、支度をする。

          2024/6/14