2024/6/28

昨日、山尾悠子「ゴーレム」についてラストがどうとか火事がどうとか書いたが、肝心の場面が抜けていた。水の出る館の場面!!どこからか水が湧きだしてくる庭のある洋館。あの場面を山尾さんは、クノップフの絵画からイメージして書いたらしく、まさにこれこれっていう感じ。
他にも好きなのいっぱいあるんだ、、というか全部好きなんだ、、最近の日記から山尾さん好きっぷりが溢れていると思う。

とはいえ今の季節に読みたいのはタブッキの「遠い水平線」ですね。これしかない。毎年こういうじめっとしつつ肌寒さもあるような時期に読んでいる。好きなのは最初の方、主人公とサラが夜のカフェで話している場面、あのけだるさ、停滞感。サラの頬にはきっとそばかすがあると思う。

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