2024/6/27

じめじめしていたけどちょっとだけ風が冷たくて梅雨っぽい天気だった。
ブランクーシ展見てきた。ブランクーシの頭部の彫刻を見るといつも、山尾悠子の書いた影盗みを思い出す。人の顔を見た途端にその者の「たましいの顔」を無意識に探り当て、粘土に刻みつけてしまう性を持つ、影盗みと呼ばれる存在。彼らの彫刻したたましいの顔ってこんな感じなんじゃないか。
影盗みの話本当に好きすぎる。あれはいくつかバージョンがあるのだがやっぱり作品集成に入っている「ゴーレム」が好きだ。余韻のあるラストも良いし、火事の夜に浮かび上がる影盗みの顔、強烈な光のコントラスト、絵画を見ているかのような描写力。マジ好き、、

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