パリお外ごはん Matsuri Sushi(祭寿司)_ パリ節約自炊生活番外編
とうとう寿司食べたさが閾値を超えたので、パリの回転寿司に来てみました。以前ご紹介したように、パリには沢山の寿司料理店がありますが、その殆どが中国人、ベトナム人、もしくはフランス人によって経営されています。日本人シェフの寿司屋ももちろんありますが高級なので、地元のフランス人が気軽に楽しむ寿司は前者です。
今回はそんなフランスで1986年にパリで最初の和食レストラン(お店曰く)であり、しかも回転寿司を複数店舗展開するMatsuriにお邪魔しました。
◆お店と仕組み
店名:Matsuri Bac
住所:74 Rue du Bac, 75007 Paris
Matsuriは回転寿司店を9店舗展開しています。店内での飲食はもちろん、パリではかなり一般的な宅配もしています。
完全に回っています。開店と同時に入ったのでまだ空いていますが、20時には8割方席は埋まってしまいました。
システムは日本と一緒で、皿で値段が決まっています。一番安い黄色が2€(約247円)、一番高いのが6€(約742円)、異常に高く感じると思いますが、パリのカジュアルな寿司屋の平均的な価格です。
卓上には醤油、山葵、ガリ。基本全てサビ抜きなので、山葵はお好みで付けて食べます。お茶はメニューに載っている(お金をとる)ので日本のようなお茶マシーンはありません。
なんと日本ではすっかりおなじみの回転寿司屋でラーメンがパリにも!しかしよく見ると下の「Ramen aux poissons」はかなり謎の姿ですね…
◆握り寿司
ここからは、食べたものと前のレーンを流れていったもの混在で紹介します。まずは2€のイカ。日本の回転寿司のイカと全く遜色ありません。
続いてサーモン4€。サーモンの品質は欧州かなり高いので、日本の回転寿司よりも美味しいかも、というくらい濃厚で美味しかったです。
◆巻物
かっぱ、のように見えてアボガド巻2€。派手ではないけど安定の美味しさ。
まぐろ(だと思う)の細巻き3€。かなり脂が乗っています。
サーモンととびっこのマヨ軍艦4€。プチプチの食感が良いアクセント。
エビフライとアボガド、きゅうりのカリフォルニア4€。思いの外エビフライがサクサクで、濃厚なアボガドときゅうりの歯ごたえと相まってかなり美味しかったです。
スリミフライの細巻きwith中濃ソース3€。豚カツ定食食べているお味。
イクラ軍艦5€( 約619円)は手が出ず…
◆その他
枝豆4€(495円)、超絶高額に感じるかと思いますが、パリでは良心的なお値段ですが、手は出さず。
揚げ餃子4€、こちらも手を出さず。
勇気を出して頼んでみたラーメン4€、小鉢入りで、スープは冷たく酢が効いていて、どちらかというと冷麺の味でした…
◆デザート
どら焼き3.5€、解凍しただけのようです。
一口サイズのチーズケーキ。洋風デザートもあります。
この店で最も利益率が高いと推察される抹茶フィナンシェ4€。
ラーメンなど少しびっくりメニューもありましたが、寿司は総じて日本の回転寿司と遜色ない美味しさです。どうしても割高な事は否めませんが、パリの回転寿司で地元の皆さんの様子を見ながら楽しむ寿司もまた一興でした。
ちなみに、日本とはちょっと違う、フランス人の回転寿司の楽しみ方も別noteにまとめていますので、こちらもぜひご覧ください。