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プレママ的禁酒生活_トーキョー爆誕子育生活

妊娠した事を知人に告げると大抵の場合、一言目は「おめでとう!」そして二言目には「しばらくお酒飲めないねー」と言われます。そう、プレママ生活=禁酒生活と言っても過言ではありません。何だか男性中には「妊娠すると母性が目覚めてお酒なんて興味がなくなる」と思っている方もいるようですが、そんなことは全然ありません。ということで今回は、荒ぶる飲酒への渇望を鎮めるべく、プレママ的禁酒生活についてお伝えします。

お酒がなければ始まらない妊娠前

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まず前提として、私はとてもお酒が好きです。毎晩晩酌するし、飲み会も大好き。「パリ節約自炊生活」時代は、そこまでお酒を嗜まない旦那様を尻目に、2€台のワイン(名付けて”大五郎”)を毎晩1本開けていました。

帰国後は、パリ時代は節約していて手を出さなかったビール(日本のビール最高にうまい)、超高級品だった焼酎、ジャパニーズウィスキーなど、毎晩楽しくお酒をいただいていました。

もちろん子どもは授かったら嬉しいなぁと思っていましたが、何よりも気がかりなのが禁酒。「禁酒できるか」というより「何を生きがいに生きていけばいいのだ」と考えていました。プレママ期間10ヶ月、授乳期間も入れると1年以上の禁酒生活、想像を絶する長さで途方に暮れます。

完全にそれどころじゃないつわり期

そしてめでたく妊娠確定。嬉しい気持ちも冷めやらぬ間に、以前noteで書いたつわりが襲ってきます。飲酒したいしたくないの前に、もう生きていることすら辛い状態。というわけで、妊娠4ヶ月が終わるまではお酒への渇望を催すこともないまま、ひたすら不調に耐える日々が続きました。

禁断症状が襲ってくる妊娠中期

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そして妊娠5ヶ月目、今までの不調が嘘のようにケロリと体調は回復します。お酒のことなど考える余裕が全くなかったつわり期から一点、ご飯は美味しい、気分は快調。この頃になるとZoom飲み会にも参加してみたりします(もちろんノンアルで)。

そうなるとムクムクとわき起こる飲酒への渇望。晩酌するようになって以降、こんなに長期間飲酒していないのは人生初めてなので、日増しにお酒飲みたい気持ちは膨らんで行きます。

最近ではノンアルコール飲料の市場が活況で、ノンアルコールビールだけでなく、ノンアルのワイン、梅酒など選択の幅が増えたことは大変ありがたい一方、ノンアル飲料を飲むたびに感じるのは、私がお酒に求めていたのは「味」ではなく「酩酊」だったということ。味を再現されただけではなかなか飲酒の満足感は得られず、寂しさが募ります。

禁酒を前向きに捉える(しかない)プレママ生活

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ここまで飲酒への渇望ばかりを書いていますが、もちろん「妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります」として禁止が推奨されている事は重々承知しています。

なので、もうプレママ生活=禁酒生活を前向きに捉えるしかないなと。私の場合は、1年以上の禁酒期間を「肝臓デトックス期間」と捉え、これから先死ぬまで幸せにお酒を愉しむための大事な肝臓回復期間と考えることにしました。妊娠前の勢いで飲酒していたら、ひょっとしたら40代ぐらいで病気になって飲めなくなっていたかもしれない。でも「肝臓デトックス期間」のおかげでもっと長くお酒を愉しめるようになるだろうと。もちろん何の確証もありませんが、そう前向きに捉えて乗り越えたいと思います。

最後に、男性の中には、女性は妊娠すると母性が芽生えて飲酒欲がピタリと無くなると勘違いされている方もいるやに聞き及びますが、以前から飲酒していたプレママの場合はただただ我慢している人がいるという事も分かってもらえると嬉しいです。我が家の旦那様は元々そこまで飲酒するタイプではないので私は助かっていますが、ママ雑誌やブログには「旦那が毎日美味しそうに晩酌していて殺意を覚える」など書いてあり、ただでも体調と気持ちの変化が激しいプレママ生活で飲酒できないことが大きなストレスになったりする場合もあります。ということで、お酒大好きプレママが頑張れるように、プレパパ(という言い方をするのだろうか?)は心遣いをしてもらえると、楽しくプレペア(という言い方をするのだろうか?)生活が送れると思います。


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