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パリこでかけ アムステルダム観光編2日目

“パリこでかけ”アムステルダム観光編2日目も節約をテーマに“I amsterdam City Card”(以下:神カード)を最大限に活用し、無料で入館できる美術館・博物館をハシゴしたいと思います。

西協会(1軒目)

アムステルダムでも最高(高さという意味)の協会で、周りから見ても特に目立ちます。アンネフランクの家からも近く、アンネが潜伏期間中でも西協会の鐘の音を聞いていたのは有名な史実とのことで感慨深く鐘の音を聴きました。この流れで、アムステルダム観光でも外せない“アンネフランクの家”に向かいます。

アンネフランクの家(2軒目)

なんか…思ってたんと違う…
“アンネフランクの家(Anne Frank Huis)”なので家っぽいものを想像して行ったのですが、予想外に完全に近代的な建物でした…もしかしたら中には昔の家が保存されているのかもしれませんが、神カードでは無料にならないので外観鑑賞のみでしたが、なんか…思ってたんと違う…

チューリップ博物館(3軒目)

気を取り直して、オランダと言えばチューリップ!と言う事でこちらへ。中にはチューリップの原産から大航海時代を経てオランダに齎された変遷と、歴史上初のバブルと言われる“チューリップバブル”の遺物、そして現在のチューリップ産業についての展示が鑑賞できます。

こちらのグラフが史上初のバブルと言われる“チューリップバブル”の球根価格!。球根がどんどん値上がりし、1球が豚→家→船よりも高くなっていったそうです。なぜチューリップ?と訝しみながら展示を見ていましたが、当時は市民階級から上流階級のグループに入るための通過儀礼として、東方から齎されたばかりのエキゾチックなチューリップを栽培し鑑賞することが流行していて、上流階級の仲間入りをして更なる栄生・名誉・富を手にしたい人達の需要が加熱したそうです。いつの世もバブルの構造は一緒だなと感慨深く鑑賞しました。

チーズ博物館(4軒目)

こちらは博物館と言う名のお店です(笑)日本で言う所の、○○ミュージアムと言いながら商品販売を主にしている郊外の工場件販売店に近いですが、実はココ最高でした。そう、とにかく試食し放題なのです!(おばちゃん)。
実はオランダは生産量・消費量共に世界最大級の一大チーズ王国で、至る所にチーズ屋さんが存在します。フランスはフレッシュチーズが中心なのに対して、オランダはゴーダ・エダム等の熟成が進んだハードチーズが有名。そして、種類も豊富でカラフルでとてつもなく美味しいのです。

黄色はクミン入(めちゃ美味しい!)・青はブルーベリー(ハマる味!)・緑はピスタチオ(好き!)・ピンクは5種ペッパー(酒のアテに最高!)と、色も味わいも多種多様。他にもビールチーズ(おぉビール!)・トリュフチーズ(ごちそう感すごい!)…という勢いで、次から次に試食できるのでとてもオススメです!(おばちゃん)。

運河クルーズ(5軒目)

アムステルダム観光と言えば外せないのが運河クルーズ、オーディオガイドは20ヶ国語対応!観光都市アムステルダムの底力を感じます。神カードで1時間クルーズが無料になりますが、他にも専用ガイド付き・ピザ付き・お酒飲み放題付き・ディナー付きと、予算に応じて様々な運河クルーズが楽しめます。
オーディオガイドと陽気な船長の説明を聴きながら運河を巡り、アムステルダムの歴史や名所を巡る事ができます、こちらの写真は一番の名所で、連なる7つの太鼓橋を一気に見る事ができる場所、古風な日本語のオーディオガイド曰く、「私どもの親切な船長は、皆様方が思い出深い写真を取る事ができる様にしばし停船いたします」とのこと(笑)。この運河クルーズはアムステルダム観光で言えば優先順位一位、絶対に外せ無い観光要素だと思います。

オランダ衣装美術館(6軒目)

古典的なオランダの服装を、地域ごとに展示してあります。古き良きオランダの衣装が史実と共に展示されていて、服飾好きには堪らない展示内容です(20世紀前半まで本当に木靴を履いてる!)。オランダと言えばこの白い髪飾りが有名ですが、実は中には鉄板が入っていて近くで見ると頭痛くなりそうです…衣装の細かい刺繍や縫製は見ていて飽きず、写真家によって撮影された民族衣装を着たお母さん達の写真と共に、活き活きとオランダの古典的な文化を伝えてくれる展示でした。個人的には好きな美術館です♪

運河の家博物館(7軒目)

この日一番面白かった展示がこちら!アムステルダムの運河周辺の家がどのように成り立ってきたか、歴史と建築構造の妙義が展示されています。1日目のハイネケン体験のように体験型になっていて、ただ見る展示だけでなく、プロジェクションマッピングと連動した日本語対応オーディオガイドによって、臨場感をひしひしと感じる事ができます。
アムステルダムの建物は大量の松の木(pine tree)の上に成り立ってるそうで(日本の松と異なり真っ直ぐで痛みにくい松の木は土台に最適だった)アムステルダムの街自体が松の木の上に成り立っていると言っても過言ではないほど。
土台の木を打ち付け、その上に運河に面したアムステルダム特有の家を建てる様子や、王政ではなく優勢なプロテスタントの商人達が市政を担い、アムステルダムの街の都市計画を創り上げてきた歴史を垣間見ることができ大変興味深い内容でした。他の美術館・博物館の展示をより深く理解する為にも、こちらの博物館は外せません、おすすめです。

ハウスボートミュージアム(8軒目)

運河の流れでハウスボートミュージアムへ。こちらはつい最近まで家族が住んでいたハウスボートを生活の様子をそのままにミュージアムにしたもの。中は台所・居間・寝室数カ所が分けられていて、とても住みやすそうです。驚くべき事に、岸からガス・電気・水道を引いているので通常の家と何ら変わり無い生活ができていた様です。10分くらいでサクッと鑑賞できるので箸休めにおすすめです。

アムステルダムミュージアム(9軒目)

こちらでは、アムステルダムという街がどのように成り立ってきたかを、文化的・思想的側面から垣間見る事ができます。展示は全てインフォグラフィックスになっていて理解しやすい上に、日本語オーディオガイド無料です。

実はアムステルダム、coffeeshopという名のドラッグ屋さんが其処彼処に有ったり売春が合法だったりと、かなり自由な街なのですが、此れらの現在の風土・文化は、王政や教会の支配に反抗し商人と市民によって自治を確立し、利益の為に多様性を許容してきたこの街の文化が背景として有る事という事が、展示を通じて良く理解できます。
実は同性婚を世界で最初に合法化したのはここオランダで2001年のこと。規制を設け無い事で、歴史的に見ればその時代にはマイノリティだった人たちを広く受け入れ経済を発展させてきたアムステルダムの歴史を観る事ができます。その流れで、様々なドラッグも展示されています(下の写真)。こちらも他の美術館をより深く理解する上でオススメです。

Foam写真美術館(10軒目)

こちらは写真に特化した美術館で、企画展がメインです。アムステルダムらしさを感じる類の美術館ではないですが、写真好きさんには時間を忘れる程の展示内容になっています。

ここでこの日はタイムアウト!小さい美術館・博物館が多勢でしたが、10軒ハシゴする事ができました。

◆2日目まとめ
2日目も神カードでどれだけお得に回れたか計算してみました。48時間カードを€74を購入したので1日あたり37€、それに対して無料になった金額がこちら。

地下鉄往復 6€
チューリップ博物館 5€
運河クルーズ 13€
オランダ衣装美術館 10€
運河の家博物館 15€
ハウスボートミュージアム 4.5€
アムステルダムミュージアム 13.5€
Foam写真美術館 11€
合計 78€

と言う事で、41€得した事になります。2日間合計で86€(約11,028円)も得した事に! 神カードは本当に神です。そして、その代償(?)がこちら。

1日目には劣りますが、歩数26,430歩、距離16.7km、階数15階…2日間通算で歩数56,007歩、距離35.1km、階数33階と、とても良い運動になった(筋肉痛辛い…)アムステルダムの美術館・博物館巡りでした♪




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