マガジンのカバー画像

本音の声

25
ドロドロも悲しみも、全部ここにある。
運営しているクリエイター

#エッセイ

枠にハマった生き方なんて、おもしろくない。
誰かが決めた「常識」や「普通」だって、誰かにとってみればマイノリティかもしれない。

「一般的」なんてどこにもない。
「こうであるべき」には抗いたい。

自分で、らしい「枠」を作るんだ。

さよならの先で、ちゃんとさよならできたら、こんなにも泣かなくてすんだ。

さよなら
ありがとう

多分、本当に伝えたかったのはそんな容易い言葉ではなくて、伝えなくてはいけなかったのも、そんな単純なセリフでなかった。

さよならと向けられた背中、愛おしかった。

めんどくせえから、早く消えたい。
何も考えたくないから、早く死にたい。
毎日飲まないといけない持病の薬を何十年も前から3〜4日に一回とかにしてるのに、まだしぶとく生きてるなんて笑えるよな。生まれたときはあんなにも死にそうだったくせに、意外としぶとくて。

同じような病気の子、みんな誕生日になると、あと何年生きられる?って言う。すごく気持ちがわかる。50歳の壁が分厚い私たちにとって誕生日って、少しずつ死にむかっていくような行事みたい。
私は頭の中であと○年か…って毎年計算して、今世はできるだけ早く死にたいなと思う。

ひとりぼっちな夜。
一刻も早く、死んでしまいたい夜。
誰もいないなと思う夜。
生きていける自信がなくなる夜。

朝になったら
こんなに気持ちが全部溶けていけばいいのに。

バツイチじゃなくて、マルイチだねって、泣いてたあの人に伝えた3年前。

その1年後に、既婚者だったことが分かった時、その事実よりも「マルイチ」に込めた想いをゴミ箱に捨てられたような気がして悲しかった。

「大人だから」って都合のいい言葉。
大人でも、大人でいたくない日もあるし、大人だから、大人でいれない日もあるよ。

何かを背負った人が好き
いびつな形になった人が好き

きれいな丸じゃなくて
さんかくやバツの人が好き

人間してるって思うから。

隣をみれば
あなたがいる
その感覚がすきだった。

真っ暗な夏の夜
行くあてもなく歩いた、夜の道
たどり着く先は笑顔だと思ってた

あの道を
誰かと笑いながら歩く日は
もう二度とこない

あの私は死んだんだよ
あのあなたも死んだんだ

「居場所」じゃなくていいから、「いてもいい場所」がほしい。私が害にならないような場所。無条件で存在できる場所。頭の中で、何を話していいのか考えなくてもいい場所。愛想笑いしなくてもいい場所。怒れる場所。欲しかった。

心が死んだ日、全部諦めようと思った。耳に入ってくる音も親しかったはずの人の声も、優しかったはずのにおいも、全部いらないと、拒絶したいと思った。誰にも踏み込ませない、心の部屋を作った。安全で限りなく孤独で、ひとりぼっちの部屋。いつ手放せるんだろう。