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本音の声

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ドロドロも悲しみも、全部ここにある。
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2023.10.30【想い】

2023.10.30【想い】

お父さんやお母さんが怒っている時は、私も同じ気持ちにならないといけないって思ってたんだよね。きっと。

そうじゃないと家族じゃない気がして。みんなが怒ったり悲しんだりしているのに、ひとりだけ気持ちが違ったらダメだなと思って。

でも、お義父さんが怒っても世界は、もうこんなにも色づいていて綺麗で、柔らかい。私の心には恐怖以外に、明日何しようかなの楽しみもある。もう同じ気持ちになれない。同じ気持ちのま

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2023.10.8制作した詩

2023.10.8制作した詩

【voice】
ムラサキのおひさまを描いた時
本当に伝えたかったことは何?
声にならないSOSなんかじゃなかった
画用紙の声

空も緑も空気も、すべて味方だった頃の色
気付けば、いつも曇り空
描いた澄んだ世界を忘れるべきだと心が泣いた

キミが見てきた世界の色
聴きたいと願った人の声
ぜんぶ間違いなんかじゃない
願いも希望も心も、空っぽにしなくてよかったんだよ

真っ赤なおひさまを描いた時
本当に

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2023.10.11制作した詩

2023.10.11制作した詩

【half world】
空も空気も温度もない、6畳の部屋
ノブを壊した内側の中で
どんな涙で笑っていたの?
伸ばしたい手は鎖で縛ったままで

くだらないけど大切な名前をつけた、ぬいぐるみ
手振りを交えて唄えた曲
広げた腕の中に飛び込む笑顔
あったはずのキラキラは鈍感にした
心にはいらない記憶

憎んで、愛して、尽くして、傷つけて
ただひたすら愛を待ってた
”それだけでいい”自分を待ってた

時間

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2023.8.7制作した詩

2023.8.7制作した詩

【生暖かい罠】
先に広がるのは、別の悲しみと地獄
本物なのかも分からなくなった涙
心のない怒号
その日だけの愛

そんなこと、分かってる
とっくに分かっていたけど その地獄があったから
生きてこられた瞬間があった

泣きながら笑って
怒りながら喜んで
好きだといいながら憎み、蔑んで

人を人と思わなくてもいい瞬間
受け身で嘘を受け入れる時間
その罠から抜け出せる強さを探していた

【それだけいい恋

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もう、あの人がどうなっても知らない。そう言えるのも、強さなのだと知った。大切だけど、「今」ではない人。だから、もうどうでもいいと自分を優先する図々しさを持つ必要が私にはあったのだろう。

澄んだ青が眩しすぎて 空を見ることができない日がある。
足元に咲いている花に 優しくなれない日だってある。

それでいいんだ きっと
だって たくさん頑張ってきたんだ
たくさん我慢してきたんだ

心の悲鳴
そこには価値がある

きっと私は、死にたくないと、生きたいと言える勇気がなかったんだなあ。

好きだから、分かってほしくて
好きだから、受け止めてほしくて
好きだから、傷つけられたくなくて
好きだから、これ以上、傷つけられないために嫌いになった

大嫌いと憎いの本音は、大好き だった

枠にハマった生き方なんて、おもしろくない。
誰かが決めた「常識」や「普通」だって、誰かにとってみればマイノリティかもしれない。

「一般的」なんてどこにもない。
「こうであるべき」には抗いたい。

自分で、らしい「枠」を作るんだ。

さよならの先で、ちゃんとさよならできたら、こんなにも泣かなくてすんだ。

さよなら
ありがとう

多分、本当に伝えたかったのはそんな容易い言葉ではなくて、伝えなくてはいけなかったのも、そんな単純なセリフでなかった。

さよならと向けられた背中、愛おしかった。

めんどくせえから、早く消えたい。
何も考えたくないから、早く死にたい。
毎日飲まないといけない持病の薬を何十年も前から3〜4日に一回とかにしてるのに、まだしぶとく生きてるなんて笑えるよな。生まれたときはあんなにも死にそうだったくせに、意外としぶとくて。

同じような病気の子、みんな誕生日になると、あと何年生きられる?って言う。すごく気持ちがわかる。50歳の壁が分厚い私たちにとって誕生日って、少しずつ死にむかっていくような行事みたい。
私は頭の中であと○年か…って毎年計算して、今世はできるだけ早く死にたいなと思う。

ひとりぼっちな夜。
一刻も早く、死んでしまいたい夜。
誰もいないなと思う夜。
生きていける自信がなくなる夜。

朝になったら
こんなに気持ちが全部溶けていけばいいのに。

バツイチじゃなくて、マルイチだねって、泣いてたあの人に伝えた3年前。

その1年後に、既婚者だったことが分かった時、その事実よりも「マルイチ」に込めた想いをゴミ箱に捨てられたような気がして悲しかった。