前川裕奈

著書📚「そのカワイイは誰のため?ルッキズムをやっつけたくてスリランカで起業した話」 (…

前川裕奈

著書📚「そのカワイイは誰のため?ルッキズムをやっつけたくてスリランカで起業した話」 ( #そのカワ ) // kelluna. 代表🇱🇰↔︎🇯🇵// yoga journalコラム連載「ルッキズムひとり語り」 // 2次元オタクの起業家ランナー//女性がより生きやすい社会をテーマに発信

マガジン

  • #女戦士になりたかったわけじゃないのにね。

    決して戦いたかったわけじゃないのに、"女性"・"起業"・"独身"など様々なキーワードがたまたま壁となり戦わざるをえなかった社会について実体験で綴る。まだまだ性別を理由に格差が蔓延る現代社会で、喧嘩腰になることではなく、「知る」ことが各プレイヤーにとっての最たる「歩み寄り」だと私は思うから、知ってもらうだけでも良い。それが境界線を溶かす魔法になる。卵子凍結、選択的夫婦別姓、女性の海外単身赴任、ルッキズム等。

最近の記事

  • 固定された記事

30代独身女、生き方の"正解"を探して

日本という国は好きだが、住めば住むほど「目に見えない戦い」が水面下で繰り広げられていることに気づく。もしくは「当たり前」になりすぎて問題視することすらできなくなってる社会が私は時々見えてしまう。 年齢や性別に関係なく、皆それぞれ "気づいたら" 戦っていた場面がきっとあるだろう。私は30代独身女として見えている世界を語ることしかできないが、そこから伝えられるものが少しでもあれば。そもそも、人は自身が経験したことしか「当事者意識」をもつことはできない。しかし、境界線を隔てて「

    • 【#2】令和を生きる、勘違いおじさん。(絶滅危惧種となる日はまだ遠いようだ)

      「男女平等」とか「女性の社会進出」とか、世間は流行語のように口にするけれど、私たちはまだまだ「勘違いおじさん」の愚行を耐え忍ぶシーンが日常に潜みまくっている。セクハラ、モラハラ、パワハラ、ルッキズム、、、彼らは悪気なく私たちの心に要らぬダメージを与えてくる厄介な生き物だ。ちなみに、ここでいう「勘違いおじさん」とは、年齢の定義はないが言動があからさまに「古い価値観」に基づいている人たちのことを指している。 少し前に、アウト発言を連発してくる「勘違いおじさん」について、キーボー

      • 令和を生きる、勘違いおじさん。そろそろ絶滅危惧種にしたい。

        私たちは思っている以上に「勘違いおじさん」に遭遇しているし、我慢してきた場面があるはず。私自身、先日、白目むいて泡を吹いてしまうような出来事があった。今から書く記事は、愚痴ではなく(正当化大事)、この令和の時代にこれ以上「勘違いおじさん」を増やさないゾ、という使命感のもと書く。世の男性達に「こうならないで」を伝えたい。女性達に「我慢すんのやめていいよ」を伝えたい。 (ちなみに「勘違いおじさん」という名称をつけているが、年齢の定義はない、やってることが「古い価値観」ということ。

        • 卵子凍結から1年半。 当時の"とある選択"に尻をたたかれています

          2021年暮れ、32歳の私は卵子凍結を考え始めて、その備忘の意味も込めてnoteをはじめた。「卵子凍結を考えだした32歳」という連載名で書いていたものの、気づけば2022年春、33歳に。そして、この頃に卵子凍結だん! ※「#4 卵子凍結 完結編」に気になる費用内訳、注射、誘発剤後の姿など全て載せています。 そして、さらに月日は経ち(早ぇ…)、2023年、34歳。 実は、当時(採卵時)の自分で決めた「とある選択」に今、悩まされている。 独身の卵子凍結に関する発信や情報が少

        • 固定された記事

        30代独身女、生き方の"正解"を探して

        マガジン

        • #女戦士になりたかったわけじゃないのにね。
          10本

        記事

          スリランカで走っていたら、声をかけられて。

          「ランニングとか疲れる、部屋でダラダラして漫画読んでいたい」 これは、週3で走っている私の紛れも無い本音。 私たちは、たった1日の中で3万回以上の選択をしているといわれている。 起きるか二度寝するか。チョコを1粒に留めるか1箱いっちゃおうか。 気になるあの子にラインをなんって返そうか、とかね。 そんな中で、必ずしも選択しなくても良いけど、するものも沢山ある。 例えば、趣味。娯楽、それは生きてく上で絶対的に必須というわけではない。推しのライブに行くこと、ヨガをすること、漫

          スリランカで走っていたら、声をかけられて。

          日本の"グローバル女子"が言えない、あの言葉

          ふぅ。お久しぶりです。先月、初著書を出版させていただきました。そんなわけで、ここ数ヶ月は執筆の時間と脳を本作りに全振りしておりました。そして、ようやくnoteに帰還。今回は、仕事で海外に単身赴任したことで見えた世界を少し綴ってみます。 まずは妄想タイム 「仕事で海外に駐在することになった。ついてきてほしい。」 このセリフを自由に脳内再生してみてください。 どんなシチュエーション、どんな声でしたか? 発言者の"性別"は? (オタク仲間の皆さんは、どの声優をあてましたか?)

          日本の"グローバル女子"が言えない、あの言葉

          #4 卵子凍結、完結編。費用、自己注射、メンタル、気になること全公開...!

          「卵子凍結を考え出した32歳」を連載しだしてから、ほぼ1年経ち、33歳になったので、大元の題名をシレッと変えましたが、春に卵子凍結を終了しました🥚 結論からいうと、やってよかった! けど、私にとっては、決して楽な過程ではなかった。財布も心も体も。 オタ活代に貯金していたお金はなくなるし、自己注射には最初びびったし、お腹は誘発剤でパンパンに膨むし、接待でおじさんに「すげえ太ったな、妊娠したか」とか言われるし(あ?)、術後に麻酔切れたときは、痛くて鼻水垂らしながら泣いた。け

          有料
          400

          #4 卵子凍結、完結編。費用、自己注射、メンタル、気にな…

          「理解」できなくてもいい、「知る」だけでいいの。それが境目を和らげる魔法になるから。

          「あなたに私の気持ちなんてわからない!」 誰しもが一度は言ったこと、言われたこと、感じたことがあるんじゃないかな。異性に対して、別世代に対して、友人に対して、親に対して、パートナーに対して。 わからない、だって別の人間なんだもん。 だけど、"わからない"ことは悪いことじゃないんじゃないかな。 同じ性別同士だって、置かれてる環境によって「理解しあう」ことが難しいことなんて多々ある。例えば、私は独身だし子供もいないから、子育ての大変さを聞くことはできても、「理解」すること

          「理解」できなくてもいい、「知る」だけでいいの。それが境目を和らげる魔法になるから。

          #3 眼科や歯医者は徒歩圏内なのに、婦人科は電車にのる率が高いのはなんででしょー?

          「ゆうながAMH検査とか、卵子凍結検討してる婦人科ってどこ?ちょっとメモらせてほしい〜!」 noteやインスタで発信しだしてから、女友達によく聞かれこと。全然喜んでシェアしてるけど、確かにそもそもどこに行ったら良いかって最初はわからないのかも。 虫歯があったら、近所の歯医者に行く。 眼科だって、ある程度自分の行きやすいところで決まった場所がある。 でも、AMH検査とか卵子凍結とか婦人科系って、「とりあえずここで〜」でなんとなく行きにくいよね。 婦人科に纏わるアレコレ

          #3 眼科や歯医者は徒歩圏内なのに、婦人科は電車にのる率が高いのはなんででしょー?

          #2 痛むのは、口座残高、身体、そしてココロ

          "自分の卵子の状態を知りたい"、そんな気持ちで受けたAMH検査ですが( #1 参照)、受ける直前に物凄い怖いことに気づきました。もし、この結果、私の状態が「早期機能不全」だった場合。旦那やパートナーがいればそこから「すぐに不妊治療に進もう」という選択肢がありうるかもしれない中、私の場合は「1人」で戦ってたからこそ、不妊治療や妊活をすぐさま行えないので、【諦める】という選択肢にならざるをえなくなるのか.....と。 意に反して、【強制終了】を選ばないといけなくなるかもしれない

          #2 痛むのは、口座残高、身体、そしてココロ

          #1 卵子凍結を考え出した32歳独身女子(..."女子"?)

          今回の記事は、同年代の女性の「考えるきっかけ」になったり、「一人じゃない」と思えるためのものになれば。と言いつつ、男性にも見てもらいたい。知ってもらいたい。そして、卵子凍結を考えてない人(既に出産した人や、子作りを考えていない人)にも、普段触れないであろう情報や感情だからこそ知ってもらいたい、私たちの葛藤や不安を。 私は昔から子供は欲しいと思っています。と同時に、海外駐在含めバリバリ働いてきた(今も働いている)ので、なかなかプライベートのタイミングがうまくいかずに、32歳6

          #1 卵子凍結を考え出した32歳独身女子(..."女子"?)