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#1 卵子凍結を考え出した32歳独身女子(..."女子"?)

今回の記事は、同年代の女性の「考えるきっかけ」になったり、「一人じゃない」と思えるためのものになれば。と言いつつ、男性にも見てもらいたい。知ってもらいたい。そして、卵子凍結を考えてない人(既に出産した人や、子作りを考えていない人)にも、普段触れないであろう情報や感情だからこそ知ってもらいたい、私たちの葛藤や不安を。

私は昔から子供は欲しいと思っています。と同時に、海外駐在含めバリバリ働いてきた(今も働いている)ので、なかなかプライベートのタイミングがうまくいかずに、32歳6ヶ月20日という年齢になりました。

"人は人、自分は自分"、いくらそう思っててもどうしても子供のいる友達を羨ましく思ってしまう。皆それぞれの悩みはあるって頭ではわかっているのに。自分には仕事しかないことを、私は"コンプレックス"として抱きながらも、人に弱音を吐いたり頼ることが年々出来なくなって。

「私が思い描く"幸せ"を手に入れることは、この先もうないのだろうか?」

時々そんな風に思っては、不安と孤独感で一人で泣きながら朝を迎えることもあります。

20代前半に描いてた、30代の人生は幸せな家庭を築き、好きなことも仕事にしてる、どっちも手に入ってる贅沢な様子。そんな理想像は簡単に手に入るものだと過信していました。

以前に比べて、女性の社会進出も増え、「プライベートと仕事の両立」が少しずつ実現しやすい社会作りがはじまってると私自身も感じます。「ジェンダーの境目」もどんどん取り払われて(まだまだだと思いますが)、少〜しずつ生きやすい世界に近づいて行ってるはずです。とはいえ、やはりどうしても生物学的に「妊娠・出産」をするのは女性。これは変えられないし、むしろblessingかと。私は女性エンパワメントを発信してはいますが、「完全な男女平等」は実現できないし、する必要はない、そう思ってるタイプです。

私は、海外の行き来をする仕事であることや、まだ起業して3年目だからこそやらなくてはいけないことも山積みなので、今妊娠・出産をすると、どうしても、キャリアの停滞は免れません。けど、2017年末からずっとずっと準備して、愛を注いできたkelluna.(今の事業)を手放すことは、私にとって育児放棄と似ていて、どうしてもできない。

自分の人生の全てをかけて、覚悟を決めて築き上げてきたものだから。でも、その裏側でプライベートがここまで影響されるとは正直考えてませんでした。

私はまだ数年、kelluna.に全てを注ぎたい。愛情も気力も時間も。でも、そうこうしてるうちに、子供が産めない体になったら?既になっているかも?そもそも私の卵子の状態って?焦りと不安は募るけど、向き合うのが怖くて、「来年」「2年後」と先延ばししてばかり。

つい先日、同年代の友人とランチした際、まさに卵子凍結をしたとのことで、身近で生の声を聞けたことをきっかけに、私もまずはAMH検査を受ける決意ができました。そして、もし正常値ならば卵子凍結の検討をしようと。卵子数が異常に少ない場合は...そこからまた悩んで悩んで悩んで納得のいく答えを出していこうと思います。

そんなことを先日インスタのストリーズに載せたら、過去一で反響があって、「私もしようと思ってた」「一人で悩んでいた」「検査の段階で、早発卵巣機能不全が発覚した」「検査した際に数値が低かったから即妊活した」「気になってたけど怖くて向き合えなかった」など。今まで一人で悩んでましたが、一人じゃないと安心しました。なので、これを読んでる人で、同じように悩んでいる人がいれば「一人じゃない」って知ってもらいたいです。

まず、AMH検査についてですが、卵巣の予備能を示す検査のこと。
女性の卵巣には原子卵胞が胎生期に作られ、どんどん減少してくので、
AMH検査は、卵巣予備能検査として、ざっくりいうと卵子が年齢相応かどうかを検査できます。

なので、卵子凍結に実際に踏み出す前の「判断材料」の1つとして私はやりました。でも、凍結に関わらず、この検査をすることで、早発卵巣機能不全が発見できたり、「自分を知る」という意味でもやっておいて損はないと思います。健康診断の中にいれてほしいくらい。

参考までに、私の受けた場所や値段:

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ちなみに、AMH検査は1万円以下でできますが、卵子凍結自体は、独身女子が"いつかのため"に行う場合は(婚姻関係にある者同士の不妊治療の一貫ではない場合)、保険適応外になります(納得いかない)。だからこそ、お金との相談もシビアなところ。もちろんAMH検査の1万円弱だって、高いか安いかは人それぞれですし、何より男性にはかからない費用だし..とか思うと、大好きな漫画20冊も買える金額だし、"う〜ん..なんだかな"、って私は思います。不公平!!もう!

こういった検査が、手軽に数百円でできなかったり、手術が保険適応外だったりするのって、今の政治家がオジサンばかりで(オジサンごめん)、「自分ごと」に落とし込めてる政治家が圧倒的に不足してるからだと私は思ってます。

検査をする際、ピル(マーベロン等)の服用は悩みどころなのかなと。(自分を守るため、PMSや生理不順をコントロールするためにピルを服用してたりもするので一概に服用停止するのも難しいですよね..)。ただ、ピルを服用中は、その周期の卵子の数は抑制(減少)させているから、その分AMHの値は低くなると言われてます。なので、ピルを服用してるから正常値を出せなかったという場合もあるらしく(その場合はピルの効果が完全に抜け切ってからやる等)、とはいえピルを服用してても正常値が出たという方もいるので、ここはもう個人で判断するのが良いのかなと。

私は、検査前はピルの服用をやめていました。けど、使い始めて間もなかったわけでもないため、「もしかしたらまだ卵子数が戻り切ってないから、少ない数字ででる可能性はある。その際は一喜一憂しないで、また受け直してみて」とのことでした。

ちなみに、結果やその後の過程はまた後日別途記事にします。ここまできたら、全ての旅路をシェアしていこうと思っています(こわ!)。私も先のことは何も見えてないので、もしかしたら途中で心が折れて共有が停滞するかもしれませんが、その時は優しく察してもらえれば...笑。

私は、「女性の悩み(妊娠・出産・結婚・仕事との両立)」をエンタメのコンテンツとしてではなく、「情報」「生の気持ち」として発信したいと強く思っています。実は今回、この過程に入る前に雑談ベースで話していたら、「コンテンツ化しよっか」みたいなお話もあったのですが、自分自身と対話した結果、母数が少なくても自分の「声」で「経験」を届けたいと思ったのでnoteに留めてます。なので、自分の中で消化してから文章化しているので、時々時間がかかります。

少し話はそれましたが...

自分が、卵子凍結を考える人生になるとは、思ってませんでした。

もちろん、悪いことではないし(むしろしっかり自分の人生プランに向き合ってるからこその選択肢)、ただ「大人になる」って簡単なことばかりではなく、「女性として生きる」ことは幸せであると同時に苦しいこともとても多い。そんな中、こういうことって、当事者はすごく心がグラグラになりながら前進しようとしていたりします。また、パートナーがいる場合、こういう話を打ち明けるのって、関係性によっては難しかったり勇気がいります。なので、もしパートナーが「自分の体と向き合う」ことをしていたら、そっと寄り添ってあげて欲しいです。こういう時の精神的な拠り所って半端なく温かみがあります。私は、多くの友人に今回支えてもらっています。

そして、今回勇気出してシェアしたことで、沢山DMいただいて、「参考になります」「心の支えになります」といったものが多い中、それって私自身が一番むしろ支えになってます。本当にありがとうございます。Girls, we are an ally!!❤︎

今回は、"なんで卵子凍結を考え出したのか"、"AMH検査を受けたところ"までですが、それなのにこんな長くなってしまった笑。この先また次のステップにいくにつれて、費用面や悩みどころ含めて色々赤裸々に書いて行けたらと思ってます。

では、良い一週間を...🌿

続きの記事はこちら:

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Written by YUNA 🐥
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