見出し画像

30代独身女、生き方の"正解"を探して

日本という国は好きだが、住めば住むほど「目に見えない戦い」が水面下で繰り広げられていることに気づく。もしくは「当たり前」になりすぎて問題視することすらできなくなってる社会が私は時々見えてしまう。

年齢や性別に関係なく、皆それぞれ "気づいたら" 戦っていた場面がきっとあるだろう。私は30代独身女として見えている世界を語ることしかできないが、そこから伝えられるものが少しでもあれば。そもそも、人は自身が経験したことしか「当事者意識」をもつことはできない。しかし、境界線を隔てて「共生」していくには、他者の言葉や経験を通して歩み寄る作業が必要だと信じている。詳しくは過去にこんな記事も書いてます:

そもそも私がなんでこのnote「女戦士になりたかったわけじゃないのにね。」をはじめたのか。卵子凍結シリーズがようやく書き終わったので、改めてそんな話を今回はできたらなと。

ハイスペ女の勘違い

私という人間を、いわゆる「履歴書」という「書面」だけで判断するならば、「帰国子女、慶應大学卒、早稲田大学院を首席卒、アフリカと米国(二度)に留学、日本の大手財閥企業就職、世界銀行、国際協力機構、外務省で平和構築専門家、海外駐在、そして社会起業家として会社を起業」というガチガチな要約が出来上がる。

これだけみると、俗にいう「ハイスペ」「エリート」と呼ばれるタイプといっていいだろう。そして、ここまでくると「明るい未来は確証されてる」「良い未来を目指す条件が整っている」なんていわれたりもした(する)。明るい未来、良い未来って何って感じもするけど。

ちなみに、元々地頭がいいタイプでも決してなく(高校時代は成績最下位。慶應に入ればイケメンたちと沢山遊べると誰かに言われ、それだけがモチベになった)。幼少期は、他の子達が素敵な絵を描いてる中、一人でドングリを鼻の穴に詰めてるような子供だった。外務省には、金髪+ビーサン+ピアス片耳8個つけて行って何度も怒られた。ただ、昔から「やりたいこと」は明確で、自分が仕事で叶えたかったことを実現するには、このレールを歩むことが求められたから、頑張れた。努力ができる、というよりは、良くも悪くも執着心が強い人間なんだと思う。

そして、私自身ここまでくれば、「明るい未来は確証されてる」なんて思ってた時期も正直あった。地頭がよくない分それなりに努力も苦戦も充分しただろう、この先は “人生楽ゲー” で頼むよ、と。それは、キャリアや経済面だけでなく、プライベートにおいてもだ。自分が高学歴でいれば、周りにも賢い人材が集まるし、転職、留学、起業をしたことで、今まで出会うことのなかった面白い職種の人たちとの出会いだって男女共に増えた。

少し話は逸れるが、20代の頃に過食と拒食や過酷なダイエットを繰り返した経験からも、ルッキズム問題についてずっと考えていた。その結果、駐在先のスリランカでkelluna.というブランドを起業する際、「セルフラブ(自分自身を受け入れ、抱きしめ、前に進む)」を大事なコンセプトとして発信することにした。その結果、kelluna.と共に、私自身も自分の容姿を「良し」と受け入れることもできたので、容姿に関しても「私最高」とここで言っておこう。

それでも、学歴・職歴・人脈・容姿に関わらず、年々「戦い」が激化していく現実。 「良い未来を目指せる条件」とは一体なんだったのか。

自分が20代の頃に思い描いていた30代はもっと違うものだった。
結婚して、子供もいて、仕事も良い意味で楽々とこなして、大きな家に住んで(笑)、健康的に趣味に没頭している予定だった。

しかし、現実では、起業して4年目だが日々挑戦と困難もまだまだ多く、婦人科系の病気に何度も苛まされ、33歳で卵子凍結をし、待合室では一人で孤独を感じ、選択的夫婦別姓の実現を待ち続け何年も経ち。大きな家どころか、2021年はガチのノマドをやり遂げた。まあ、趣味(運動と漫画)には没頭してるけど、やっぱり思い描いてた33歳とは違う。

時限爆弾を抱えながら


確かに、いわゆる「特権」のある層だとは思うし、有難いことに環境に恵まれていたから夢や目標を叶えることもできた。それはそうなの。この人生を可能にしてくれた全ての人に感謝はもちろんしている。

とはいえ、周りも結婚し、子供が産まれ、2人目や3人目もいたり、同時に仕事もどんどんステップアップする人もいる年代。もちろん、幸せの形は人それぞれで「正解」なんてない。でも自分(私)も、結婚や出産という道を自ら望んでいるならば?

プライベートとキャリアを天秤にかけることが良いとも思わない。でも、やっぱり「女性」である以上、どうしても、どーーうしても、天秤にかけないといけない場面が度々あった。私は、単身で海外駐在をした際(29歳〜)、婚期(というより出産か)が遅れてでも、仕事を選んだ。

私があの時、男性だったらどうだっただろう。「結婚して、ついてきてくれ」を選べたと思う。しかし、日本社会で、例えばサラリーマン男性が退職して数年後に戻ってきてまた再就職するのは、容易ではない。それが可能な職種も増えてきたとはいえ。ただ、現地で他国の外務省メンバーと会議をする際、欧米諸国は大使(えらい人)が女性で、パートナーがついてきて「彼は帰国後また再就職する、働くのを数年ごとに交代してる」なんていってて、それが「当たり前」な環境がとても羨ましかった。

頭ではわかっていても、やはり日本社会は、人生に対する「正解」「であるべき論」が強く根付いているから、そこの敷かれたレールから外れて歩くには、それなりのパワーが必要だ。でも本来、どんな生き方だって、無駄に踏ん張る必要なんてないはずなのに。

そして、卵子凍結シリーズでも書いた通り、私は自分と沢山の対話をした結果、家族は欲しい(子供は欲しい)と思った。いない人生も本人が望めばそれが「正解」だが、私の場合は、家庭も求めたいタイプ。じゃあ、今の私の人生は「不正解」なのだろうか。

そして年齢を重ねるにつれて、気づく。「女性の社会進出」と政府はいってる割に、"進出"した女性(わたし)が、進出した結果、卵子凍結をすることになっても、それは保健適応外。理不尽だぁ!!

そして、"進出"した結果、自分の苗字をキープしたいという思いも強まる一方。なのに、選択的夫婦別姓はいつまでたっても実現しない。ちなみに2015年に一度婚約しているが、当時無知な私は当然別姓ができると思いきや、できず、なしに。もういやだぁ!!

「年齢はただの数字だ」なんていうけど、女性にとって年齢=体内年齢でもあるので、ただの数字なわけない。
むしろ時限爆弾だ!!!

なのに"いつまでも綺麗でいないと〜"とか、そんな圧もなんだかんだあるし、もうなんなの笑。ちなみに私は今すっぴん+メガネ、ものもらい、呪術廻戦のピンで前髪を止めて、よれよれのカーディガン羽織って書いているが。

ハイスペ女の人生が楽だと思ったら、全く、まーったく、んなことは関係なかった。むしろ、男には「圧がある」とか「女らしさがない」とか煙たがれることも事実ある。女らしさってなんやねん。

言葉を綴ることで生まれる居場所

さて、冒頭にも書いた通り、では何故こんな途方に暮れてる私がnoteをかくことにしたのか。元々文章を書くのは得意ではない。twitterだって2-3イイネの世界線で生きているし笑 (…よかったらフォローしてね?笑 @yuna_mkw ) 

ただ、AMH検査、卵子凍結、子宮内膜症、選択的夫婦別姓etc….について、元々趣味でやっていたインスタのストーリーズに時々あげると、物凄いリアクションをもらえた。インスタだって、フォロワーは全く多くないし、そもそも趣味(自転車、ランニング、漫画)のアカウントなので、そういった問題に関して日頃投稿してるアカウントですらないのに(…よかったらフォローしてね?笑 @yuna_maekawa ) 。

ただ、それでも、多様な立場の方から反応があった。同じ女性でも、年齢が違う、もしくは子供がいるけどいるからこその悩み、不妊治療をされてる方、全く同じ悩みをもつ方、検査や手術について興味はあったけど踏み出せなかった方などなど。私は、「女性としての生きづらさ」みたいなものを感じるとき、どうしても「孤独」を感じてしまっていた。けど、ストーリーズに載せて(そもそも、男性に現状を知ってもらいたくて共有していたのが意図だったが)、多くの方から反応をもらった時「私は一人じゃないんだ」「みんな何かしら戦っている」そう感じた。だから、逆に私が綴ることで、読んでくれている誰かの「居場所」になり、一人じゃない、私も一緒に戦っていると思ってもらえたら嬉しい。

というわけではじめたnote。
私だからこそ書ける想い、そして私の見えてる世界が少しでも響けば。
今後はこんなことを書いていこうと思っています:

  • 女性のルッキズム問題 (起業してまで向き合いたかった問題)

  • 選択的夫婦別姓(婚約破綻になってから「当事者意識」がもてたトピック)

  • 同調圧力(日本って良くも悪くも「前倣え文化」)

  • 働く女性の罠(海外駐在をして見えた外との違い)

  • 婦人科系、ピル、セックスの話(タブーなトピックであるべきじゃない)

女戦士になりたかったわけじゃないのにね。

こちらの記事にも書いた通り、今の日本の意思決定者の大部分は男性。男性が女性の生きづらさを「当事者意識」を持つことはできなくても、「知る」ことは大きな歩み寄りになるので、男性にも読んでもらえたら嬉しい。
かすれ声かもしれないが、無駄にはならないと信じて。
一つの声がバトンになることだってある。

私たち、女戦士になりたかったわけじゃないのにね。

by YUNA 🌿

--------
マガジンはこちら:「女戦士になりたかったわけじゃないのいね。」
卵子凍結シリーズ:「#1 卵子凍結を考え出した32歳独身女子(..."女子"?)」〜「#4 卵子凍結、完結編。費用、自己注射、メンタル、気になること全公開...!
SNS各種:インスタ / Twitter 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?