お金に罪悪感があるのは、裏を返すと自分に自信がないから

「タダでいいですよ」

本当は自分の商品を売りたいのに、
お金をいただく価値があるのに、

お金をいただくことに罪悪感を感じて
いつも無料でサービスしてしまう...

これは、お金を受け取ることに
慣れていないビジネス初心者に
特に多い「壁」の一つです。

しかし、ずっとタダでやっていたら
あなたの元にお金が入ってくることは
一生ありません。

しかも、

仮にあなたが「無料で受け取る側」に
なったと想像して欲しいのですが...

仮に100万円の価値があったととしても、
タダでやってもらったものって、
記憶にも残っていないと思います。

（実際、私がそうでした）

無料で受け取ったものは、
無料の価値しかありません。

人って「お金を払う」という痛みを感じて、やっとその価値を受け取ることができます。

私も、過去にある起業塾に200万円を払ってやっと、メンターを信じて行動できて、初めて10人のお客様ができて、次のステージに進むことができました。

それまでも、30万円や100万円の商品を知人から無料でもらったことがあるのですが、正直、どれも全く覚えていません。

つまり、本当に価値のあるものなら、
無料でサービスしてはダメだということです。
誰の得にもならないからです。

（ただ、最初に信用を得るために価値あるものを提供することも大切です：これを専門用語でリード・マグネットと言います）

『お金を受け取ることに罪悪感がある』

というのは本当に何もいい事がありません。

さらに言えば、この罪悪感の裏には
別のブレーキが潜んでいることもあります。

というのも、会社員のお給料とは違って、

独立起業した後の「お金を受け取る」ことは
最初はかなり勇気がいると思います。

なぜなら、『責任』の重みが全く違うからです。

お金を受け取ったら、相手に
価値を提供する責任が付いてきます。

だからお金を受け取ることに
罪悪感がある人は、裏を返すと、

自分に自信がない

方が多かったりします。

相手にそれだけの価値を
提供できる自信がないから、
受け取ることを渋ってしまう。

これは私も経験があったので分かります。

でも、それだったら最初の3人は無料で提供して、「リハビリ」すればいいです。

体験してもらって、不満があればお客様はちゃんと言ってくれますし、感動してもらえたら自信になりますよね。

お客様の声が増えて、「こうすれば相手は喜んでくれる」「お客様が成果を出せる」と勝ちパターンが見えてくれば、お金をもらうことへの抵抗も徐々になくなっていきます。

それでも、恐怖や怖さがどうしてもあるなら、

それは「幻想」だということを、ぜひ頭の片隅に入れておいてください。

人って、未知なものを怖がる生き物です。

やってみたら意外と大したことなかった、って経験はあなたにもあると思いますが、お金をいただくことも、同じように感じるはずです。

どうしても怖いなら、

考えるより先に、見込み客さんとアポをとってしまうとか、
考えるより先に、感情も「無」の状態で淡々と金額を言えばいいです。

そもそも、お客様はお金を払いたいんですね。

人間って買い物が好きな生き物です。自分を魅力的に見せてくれるもの、ステータスを上げてくれるもの、人生を変えてくれるものだと「信じる」ことができたら、そこにお金を払いたくてウズウズしてくる生き物です。

変に、価格を言う時にしどろもどろになる人は信用できません。

自信持って、堂々と、お金を受け取ってください。

そして、相手がその10倍の価値を受け取って、感動してもらえるサービスを提供してください。

その繰り返しが、あなたに自信と信頼、そしてお金を生み出してくれます。

では、最後まで読んでいただきありがとうございました。

吉岡

追伸：

余談ですが、大切なことなので追記しました：

私の周りの起業家仲間では、
むしろ「売らない=悪」だという価値観があります。

（もちろん、無理な売り込みとかではないですよ。無理に売り込まれるのは私もすっごい嫌です）

そうじゃなくて、相手が困っていて、解決策を求めているのに売らないのは悪だという事です。

病気を早く治したいのに、医者が薬を売ってくれなかったらどうでしょうか？

砂漠の真ん中で喉が乾いて干からびそうなのに、商人が水を売ってくれなかったら？

相手が必要としているものを提供する、目の前の人の困りごとを解決する事が「売る」という事です。

この原則だけは、ビジネスをやるなら絶対に履き違えてはいけません。

ぜひ、あなたの素晴らしい商品で、目の前の人を救うために、お金をいただく勇気を持っていただけたら幸いです。